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万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

秋の気配

2010年09月04日 | Weblog
 テレビの天気予報は今日も全国的に猛暑日であることを伝えています。異常な気象現象で

はあります。

 先日神戸の六甲を散策した折、白萩が咲いているのを見かけ、矢筈萱の穂がきれいに伸び

ているのを見かけました。大三島に帰って庭を見回ってみますと白萩が咲き始めていまし

た。しかしこの暑さですから気の毒なような感じがします。気温が下がって咲くのではない

のかも知れません。日照時間の減小によるのでしょう。  

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9月の法語

2010年09月03日 | Weblog
暑さに喘いでおりましたらもう9月、あわてゝ9月の法語について書いております。

  弥陀の願力は 生死大海の
    おおきなるふね いかだなり   

 今月も『尊号真像銘文』(そんごうしんぞうめいもん)からのお言葉が掲げられています。この『尊号真像銘文』とは礼拝の対象であります「名号」や祖師、前知識方のお軸に添えられています尊い讃文を本末の2冊にわたって解説をされているご撰述で聖人86才の作になるものです。

 今月は末本のこよなく慕われた吉水時代の先輩「法印聖覚和尚」(ほういんせいかくかしょう)の浄土門の心髄を撰述されているご文の親鸞聖人の解説から選文されています。その前後のご文を掲げますと、

 誠知 無明長夜之大灯炬也 何悲智眼闇 生死大海之大船筏也 豈煩業障重」(まことにしるべし、無明長夜の灯炬なり。なんぞ智眼のくらきことを悲しむことなかれ、生死大海の大船筏なり。業障重しとわずらうことなかれ)

 親鸞聖人はこのヶ所を
 「誠知」とはまことにしりぬといふ、弥陀の誓願は無明長夜のおほきなるともしびなり、なんぞ智慧のまなこ闇しと悲しまんやとおもへとなり。
 「生死大海之船筏也豈煩業障重」といふは、弥陀の願力は生死大海のおほきなる船・筏なり、極悪深重の身なりとなげくべからずとのたまへるなり。
                            註釈版『浄土真宗聖典』p670

 と、ほのぼのとどっしりと申してくださってあります。 



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オルゴールミュージアムに行く

2010年09月01日 | Weblog
 次にオルゴールミュージアム、〈ホール・オブ・ホールズ六甲〉に案内されました。六甲の遊歩道は海抜800㍍以上あるそうです。下界は今日もきっと汗みどろでしょうが此処はカラッとしていて快適です。神戸市民はこのような高原の大公園を有していて短時間でその世界を満喫出来るところにあることを認識できました。

 オルゴールミュージアムには所せましと古い大型のオルゴールが展示されています。2階にコンサートホールが設えてあって大型のオルゴールや楽器類の自動演奏機が演奏されます。もうその演奏たるや宝石箱のオルゴールではなくてオーケストラの世界です。そのすさまじいサウンドに圧倒され、その装置の精緻な動きに眼福の時を過ごしたことです。

 このような楽しく心に残る散策コースをご計画下さいました幹事の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。pm7:30頃には帰山できました。

 画像はミュージアムホール正面に設置されている巨大な楽器自動演奏装置。
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六甲枝垂れ(ろっこうしだれ)

2010年09月01日 | Weblog
 ロープウエイの六甲駅からバスで案内されたのですが、奇妙な建造物が丘の上に建てられていて「六甲枝垂れ」と云うのだそうです。下から眺めると天文台のような形をしていますが外壁はレースに覆われているように見えます。その全体の形状が枝垂れた樹木に見立てて「六甲枝垂れ」と云うのだなァ、と思いながら建物の内部へスロープをたどって上部の展望所へそしてまた下部の地下部分へと下りました。地下部分は冷気がみなぎる空間になっていて、パンフを読むと側面が氷室となっていてその冷気と氷解水が流れ出ています。
 この建物の意図するところは人間が大自然の営みを感ずる接点として着想され設計されたモニュメントであるようです。ある意味では「いのち」の哲学的な、宗教的とまで云える深さが感じられました。三分一博志(さんぶいちひろし)氏の設計になるとのことです。

 画像は建物を覆う枝垂れ部分を内側から撮影してみました。不等辺六角形が木棒で作られ、それが無数に連ねられてレース状の枝垂れが出来ています。
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