万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

春寒蘭

2010年03月22日 | Weblog
昨年藤原さんから頂いていた「春寒蘭」が6本の花茎を勢いよく伸ばしお彼岸が来たかのように花を咲かせ始めました。玄関に置いてお参りの方に見ていただきました。
いい香りが馥郁(ふくいく)とただよい、玄関ロビーがなごみます。
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春彼岸会法座(はるひがんえほうざ)

2010年03月18日 | Weblog
 菜種梅雨がまだ続いている感じで今日も曇天です。
明日、明後日(19,20)と春のお彼岸法座を営みます。ご講師は隣島の法珠寺様のご住職加藤円正師です。今回で二回目のご出講いただくことです。お誘い合わせてご参詣くださいませ。ご案内申し上げます。
 20日のお昼には昨年ご好評だった今治「ガンバ亭」のおうどんを取り寄せますので楽しみにしてください。
 
広間の床に前住三智の書「微妙音」(みみょうおん)を掛けました。平成5年に前住の遺稿集として編集発行した本のタイトルとした遺墨です。子どもの私が云うのはおかしいでしょうが、このような清々しい字はなかなか書けないと慚愧することしきりです。

遺稿集『微妙音』の拙文「微妙音について」を今読み返してみると次のように記していました。
「・・・歓喜し讃嘆の声も微妙音であり、法を説く声も微妙音なのである。法が主客に相即相入して相対を微妙に超えている。受動即能動、能動即受動の世界がそこに現出している。非受動非能動の世界と云うこともできよう。聞法の場に於ける聞く者と語る者と云う関係、また上下関係が全く消え去った世界、そこにはただお名号のみがはたらいているのである。聞名が称名となりまた称名が聞名とはたらいて行く場である。そのはたらきとしての声を「微妙音」(名号)と申されているのであろう。」と、
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伊予侘助(いよわびすけ)

2010年03月15日 | Weblog
昨年、育生鉢から路地に下ろした「伊予侘助椿」に数箇の蕾がつき、その一輪が今朝咲きました。「伊予」と名が付いていますから愛媛県内で発見され認定された椿なのでしょう。出生地はまだ聞いていませんが、咲く姿も茜色の赤も非常に楚々としていて気品が感じられます。いい椿だと感じ入っております。
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春の芽吹き

2010年03月15日 | Weblog
樹木の下に「一人静」が群れて芽吹いていました。小さいながら逞しく芽吹いています。若芽の先には早既に白い花穂がチラっと見えています。生命力の逞しさに驚嘆いたします。 
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菜の花

2010年03月12日 | Weblog
昨年も紹介いたしましたが、口総の中心を流れる河原の河口付近に菜の花が一杯咲きます。今年も2月終わり頃から咲き始めて今真っ盛り。今年は土手の上まで咲いて年々増え、範囲が広がっています。この様な風景は大三島の中ではここだけでしょう。
 今日は3月12日、1ヶ月前の2月12日は司馬遼太郎さんの命日「菜の花忌」でしたが、今菜の花は満開です。司馬遼太郎さんは何を聞いても、何を見ても、何処を歩いても知的好奇心と云うアンテナが感受する方であったように思います。少しでもそのようでありたいとは思いますが、遠く遠く及びません。
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仙人 椿

2010年03月12日 | Weblog
この椿は小振りで形は瀟洒ですがその赤はすごい赤色をしています。そのショッキングな赤に長寿と云われる仙人をイメージした命名なのでしょうか?
仙女としての椿は西王母が妖艶な花を咲かせます。真っ赤で小振りな花に「赤西王母」と呼ばれる椿もありますが、「仙人」はそれとも少し違っているようです。
 
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ミニ蓮 椿

2010年03月09日 | Weblog
画像の椿は名前は不詳なのですが今盛りに咲いて落花しております。

八重咲きで純白に紅色の絞り模様が少し見られます。咲いた姿がミニの蓮の様なので私はミ

ニ蓮と呼んでいます。もう20数年にもなりますか昨年亡くなられた浦部君良さんがこの椿

はすごく奇麗ですから境内の何処かに植えておいて下さいと、苗木を下さったものです。咲

き姿と色にほのぼのとした気品が感じられます。(羽衣の系統ではないかと思われます

が、)

今朝は昨夜から冷たい雨が降り続き、8時頃より霙(みぞれ)にかわりました。全国的に

寒波が襲来し、交通機関も乱れているようです。ご法事の席である人曰わく「奈良のお水取

りがまだですから無理からんです」と・・・、ですが春はもう隣までは来ています。辛抱、辛抱。
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ふるさと

2010年03月06日 | Weblog
西脇師の法話の語りにやさしくピアノ伴奏が聞こえます。それはやわらかなやわらかな響きです。弾かれながら清澤さんもきれいな声で歌われます。

西脇師は阿弥陀さまに願われてわたしもあなたもお浄土に帰らせていただく身であることを力を込めて語られました。

 夕焼け子焼けで 日がくれて 山のお寺の 鐘がなる
 お手々つないでみなかえろう
 からすといっしょにかえりましょう

 こどもが帰った後からは まるい大きなお月さま
 小鳥が夢を見るころは そらにはきらきら 金の星

 帰るところを知らされた人生は嬉しいばかり、み親のおられるところにはスーッと帰れます。童謡を一緒に歌いながら有難く感じました。
 童謡はいいですネ、ワラワの頃とこころに帰らせてくれます。

 最後に「故郷」(ふるさと) ウサギ追いしかの山 小鮒釣しかの川・・・

歌う会場の皆さんの目にはキラキラ涙が光っていました。
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迦陵頻伽(かりょうびんが)講演演奏

2010年03月06日 | Weblog
法話楽団・迦陵頻伽(かりょうびんが)の法話と音楽演奏が始まりました。
ヴォーカルと法話を西脇顕真師、ギターを山背隆文師、ピアノとヴォーカルを清澤久恵さんがそれぞれ受け持っての演奏です。ご法話の語りに絶妙のタイミングでピアノのバック音楽が入り、ギターが奏でられます。人間にとって音楽は耳の呼吸のようなものだなアーと改めて思いました。
 童謡が何曲も演奏され、歌われ、会場もステージも一つになって歌声がこだましました。

  カラス なぜ鳴くの カラスは山に かわいい七つの子がいるからよ
  かわい かわい と鳴くんだよ

 人間がカラスを如何に真っ黒で変な鳥と云おうとも、カラスは我が子をかけがえがない、かわいいと、こよなく思い続ける。
 阿弥陀如来さまもこの私を幼き時も老い朽ちて行こうとも、あなたはかけがえがないいのちと、一子の如く思い続けて下さってある。

 確かに野口雨情さんの童謡詩は如来さまのお心に直結しているように思います。

 なつかしいですね、ふわふわとあたたかいですね、胎内にいるような時空を感じました。
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開会式

2010年03月06日 | Weblog
音楽法要に続いて開会式が行われ、連盟会長の木村千代子さんがご挨拶されました。
 宗祖聖人の750回大遠忌法要を来年にひかえ、増々お聴聞に励みお念仏をもうさせていただかなければならないと決意を述べられました。
 会場は800人もの参加者で埋まりました。南予、中予、東予の5組からご遠路を参加下さいました。
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