万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

浄円寺仏婦来山

2009年07月07日 | Weblog
7/6AM11、広島市中島町の浄円寺仏婦会員の方々がご来山になりました。研修旅行の途次お寄り下さったのです。
 本堂での勤行に続いて住職の法話、昭和20年8月6日投下された原爆のことについて前住の短歌など交えてお話させて頂きました。

  去にし冬叔父と対いて語りたるあんかの火桶焼け残り居り
  絶望の淵にありとも本願の道は変らず開かれてあり
  ひた泣きに泣けど心は暗からず本願不思議名号不思議

 法話に続いて若院が新築本堂と中島画伯の襖絵について説明をいたしました。皆さん興味がおありのようで側まで寄って食い入るようにご覧になっておられました。
 夜は松山道後温泉に一泊なさるとのことでした。 (住職)
 

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風蘭の花

2009年07月06日 | Weblog
今治登畑の藤原さんに頂いた風蘭15鉢にそれぞれ花芽が伸びて蕾を付けています。間もなく開花となる様子です。花芽も伸び、白い根もそれぞれ風雅に伸びています。
 画像の鉢は猩々と名付けられています。名の如く花芽が紫色(赤系)をしています。
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ひまわり

2009年07月03日 | Weblog
四恩堂へお供えの「ひまわり」
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門信徒研修会

2009年07月03日 | Weblog
 ○7/2(木)午後1時より「門信徒研修会」を開催いたしました。この臨時研修会には本願寺伝道院の住職課程を受講されている二人の研修生と、指導講師一名が来山されました。このような班が20班、今年は備後、四州教区を布教実習のために巡回されたのでした。
 拙寺ではこのご縁を門信徒(世話人、総代、仏婦役員を主として)研修会としてもちました。ご本山への念仏奉仕団旅行(7/29.30)に続いてのご法座ですので、準備や告知が行き届かず、参詣者数が危ぶまれましたが、皆さんのご協力で90人近い参席がありホッといたしました。
 お二人の研修生は安芸教区の高都持大道師、北豊教区(北九州)の嶋津教信師、指導の先生が備後教区の小滝信生師。それぞれフレッシュなご法話でした。これからのご活躍を期待いたします。(住職)

 ○襖絵が完成して初めてのご法座、襖絵を見られて感嘆の声が上がっていました。

 ○境内の四恩堂納骨所の花立てに大きな「ひまわり」の花が一対お供えされていました。どなたがお供えされたのかは分りませんが、大きな見事な咲きっ振りに圧倒されます。もう真夏なのでしょうか、

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帰敬式(6月30日 念仏奉仕団2日目)

2009年07月03日 | Weblog
◆お晨朝(おじんじょう)

奉仕団2日目はまず、晨朝(6:00から)のお勤めからです。本願寺には、2つの御堂があり、右側が阿弥陀堂、左側が御影堂(ごえいどう)と言います。阿弥陀堂の中心には、「阿弥陀如来」さまがおられ、まず阿弥陀堂で「讃仏偈(さんぶつげ)」というお勤めがありました(約15分)。

阿弥陀堂にはいると既に数百人の方が座っておられ、少々ざわついています。
万福寺の門徒さん40名余りは、ちらばって着座。どこにだれがいるか、もう分らなくなりました。


6時ジャストに喚鐘(かんしょう)がなります。

この喚鐘にも作法があります。
「カーンショー」と号令がかかると、喚鐘の係が
「ハーイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ーーーーーーー」 カン
と1打目を打ちます。この時、長い廊下を走って、鐘のところまで駆けつけるのですが、
「ハーイーーーー」の声を切らしては駄目なのです。
本願寺はとても大きなお寺なので、この間の息が、とても長くなるのです。
改めて、本山の式務(お勤めの係)はすごいなあと感心します。


さて、喚鐘のなる間に、導師が入堂します。
奉仕団がある朝には、必ずご門主さまが出勤され、導師を勤められます。

「讃仏偈」が終わると、ご門主さまが一旦下がられ、引き続いて出勤の僧侶も下がられます。
このタイミングで、外陣(一般者の座っている畳部分)では、大きな声で
「御影堂にて『正信偈』のお勤めがあります」
と案内があります。

すると、一斉に御影堂に大移動です。本山に参る目的の一つは、御影堂の中心の「親鸞さま」の木造(御真影(ごしんね)さま)にお礼することです。
そこで、このタイミングで如何に早く、御影堂に移動して、前列をキープするかが大切になります。
万福寺の門信徒の中にも、ベテランがいます。過去の苦い経験?から、阿弥陀堂に座る際、なるべく御影堂に近い左側に座って、少しでも早く移れるよう準備されている方が数名いました。

御影堂は修復が終了し、とても美しくなっていました。750畳という広さですが、門信徒の『正信偈』の大合唱。力強さを感じます。

『御文章』につづき、常例布教使さんの法話をいただき、晨朝終了。


◆帰敬式

続いて、帰敬式です。
帰敬式(ききょうしき)とは、おかみそりをいただいて、法名拝受する式です。

帰敬とは「帰依」「敬礼」の略。
仏さまを敬い、お任せするという式です。
法名とは、釋○○という2文字の名前。仏教徒としての名のり、ブッディズム・ネームと言ったところです。

この帰敬式は、ご門主からひとりひとりおかみそりをいただきます。照明は全て消され、薄明るい中での式、緊張感がただよいます。
万福寺の門信徒の越智英子先生が代表で帰敬文を述べられました。

心に残る素晴らしい式でした。
受けられました28名の方々 本当におめでとうございます。


◆御影堂 清掃奉仕

2日目の清掃は御影堂の外陣。
雑巾で畳を乾拭きしました(写真)
みなさま、お疲れ様でした。


清掃終了後、聞法会館へもどり、法話聴聞。
今回は、私(若院)が法話を担当させていただきました。
3年間の本山での業務も今年が最後。その記念の意味も含めて、自らさせていただきました。
あたたかくお聞きいただき、あがとうございました。




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念仏奉仕団で上山(本願寺)

2009年07月02日 | Weblog
6月29日から2日間、念仏奉仕団として、門信徒39名と上山しました。大坂お住いの方3名も、本山で合流しました。
念仏奉仕団とは、全国の門信徒が、上山して清掃などの奉仕作業をさせていただく行事です。

大型バスで大三島・宗方をAM6:00に出発し、京都東山五条・大谷本廟に到着したのは11:00程でした。本廟には大きな納骨堂があり、万福寺の納骨檀も第一無量寿堂の10階にあります。ここには、門信徒の分骨が納められています。
全員でお参りをし、順にお焼香しました。

再度、バスに乗り込み、本願寺・聞法会館に向かいました。聞法会館は本願寺の宿舎と会館を兼ね備えた施設で、奉仕団の控室になりまた。今回は、福井、大阪、島根、福岡、熊本から合わせて200名ほどの参加がありました。
どちらの門徒さんも、さすがに熱心な方のように見受けられ、いくぶん身が引き締まりました。

参拝部の方や、婦人会代表の方に説明をいただいた後、御影堂(ごえいどう)にて、開会式がありました。御影堂は親鸞聖人のお木造が安置されている巨大な御堂です。高さ30㍍、広さは畳750枚分ほどあるそうです。
10年かけての大修復が4月に終了したばかりで、この御影堂にお参りすることが、今回の上山の目的の一つでした。

「讃仏偈」のお勤め、総務のご挨拶がありました。その後、早速境内の清掃です。竹ぼうきがワゴン車で運びこまれ、200人全員が境内に散らばりました。
20分ほど、砂利を整えた頃、雨が降り始め作業終了となりました。

御影堂に戻り、ご門主さまとの記念撮影、ご面接を待ちます。
奉仕団の日程中、ご門主さまは必ず晨朝のお勤めに出勤され、記念撮影をごいっしょされます。ご門主さまは念仏奉仕団を大切にされているのです。

記念撮影の前に、代表者が上山をご門主さまに報告します。
「四州教区 今治組 万福寺念仏奉仕団 44名上山いたしました」
ご門主さまから、ねぎらいの言葉をいただき、記念撮影。パシャ、パシャと2度続けてシャッターが切られ、終了。
緊張の一時でした。

その後、御影堂に戻り、ご面接。ご面接ではご門主からのごあいさつをいただきます。御影堂修復に対してのお礼の言葉をいただきました。

続いて、国宝の書院「鴻の間」に移動。欄間(らんま)にコウノトリが彫られていることからこう呼ばれています。正式には対面所といいます。ここで抹茶の接待を受けました。
松風という、本山の名物のお菓子が振る舞われました。

つづいて書院拝観。重文、国宝の能舞台が拝見できたり、狩野派などによる障壁画を拝観したりできます。

以上で、本日の奉仕団行事は終了。
聞法会館にもどり、食事。
常例布教を聴聞して、それぞれの部屋へ。

翌朝、6時からの晨朝のお勤めに備えます。


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