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万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

だんだん

2009年03月10日 | Weblog
 NHK連続テレビ小説「だんだん」が佳境に入って来ました。
このそっくりな茉菜と佳菜の双子姉妹が演じるめぐみとのぞみ
が誕生とともに故あって島根と京都祇園に育つ。主人公が松江
と祇園に二人居ると云う面白さがあります。松江弁と祇園の女
性ことばが行き交って面白さが倍増しています。
 みんなやさしいですね、みんなまわりの人を気遣っています。
やさしいナイーブな温かいこころでどのような結末となるので
しょうか、
 どこかに遠く忘れて来た日本のこころをドラマは演じてくれ
ているように感じています。
 余談ですが申し添えますと、「だんだん」は島根地方で使わ
れている言葉で「ありがとう」の意なのですが、実は大三島で
も使われています。少なくはなりましたが、「だんだん」また
は「だんだん、まア」と、快くこころに響く言葉です。のぞみ
の口から何時も出てくる「おおきにイ」の京言葉、大三島では
「おおけに」と使われて来ました。心からお礼を云う時は「
おおけに、だんだん!」の会話を耳にしたものです。ですがど
ちらも死語となりつつあります。「ありがとう」が今は主流で
す。あの時代が無性になつかしく思われます。

 画像の赤い椿は「赤西王母」(あかせいおうぼ)椿、初めて
咲いた小苗です。小さいながら秘めた情炎を感じます。
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サンシュユ開花

2009年03月07日 | Weblog
山茱萸(さんしゅゆ)が咲き揃っています。
この花が咲きますと春の合唱組曲も中程に
入ったと云えます。
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紅卜半

2009年03月07日 | Weblog
 日に日に春に入っています。本年の桜の開花は一週間ぐらい
早いとのことです。
 紅卜半椿が咲いています。開花が昨年より矢張り早いようです。
紅唐子とも呼ばれているのですが、卜半椿の蕊は真っ白なのです
が蕊が紅色をしているので紅卜半、紅唐子と呼ばれているとのこ
とです。どちらも珍花だと思います。
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ポッポヤ眞吾さん

2009年03月06日 | Weblog
浦戸の藤原眞吾さんは機械類が途方もなく好きな人で趣味でいろんな
機械で動く物をを作られます。今日彼の工房を見せてもらいました。
 所狭しとプロの使う旋盤などが置かれています。大坂の中古市場で
買うのだそうです。
 今、制作しているのは蒸気機関車、1/10位の大きさですが本当
の石炭を釜に焚く蒸気機関車です。人を5、6人貨車に乗せて走るこ
とが出来るとのことです。大三島に蒸気機関車が走るのも間近いこと
です。
 夢多いことは楽しいことです。写真のような西部開拓時代の機関車
に続いて2号車も平行して制作中。これはもっと手作りの面が多いの
だそうです。
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法話の心得

2009年03月05日 | Weblog
 前住三智の遺言 番号三と付けられた色紙。

 「 口に云うことと、行うことが
  異なることのないように
    また
  人の説法を批判せぬように
  これは見苦しいことだ  」

 この単文は非常に厳しい言葉であります。
亡父は生涯不言実行で終わった人でありました。どのような法話
をも静に聞いてくれました。批判めいた言葉はなかったけれども
お聖教の読み間違いなどには厳しい指摘があったことを想いおこ
します。
 出来ない事は云わないこと、不妄語、両舌、綺語は慎まなければ
なりません。この色紙に向かうと今もなお厳しい鞭撻、叱責の心を
感じるのです。
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雪中侘助

2009年03月03日 | Weblog
 雪を被って「一子侘助」が耐えています。
雪中の赤い椿は殊の外魅力的です。
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大三島に雪が降る

2009年03月03日 | Weblog
 昨夜からの雨が午前8時頃より雪に変わり、コンコンと降り
続き2時間で雪景色となりました。
 今日は雛まつり、雪の雛まつりです。大三島では今冬初の積
雪です。
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蜀紅(しょっこう)

2009年03月02日 | Weblog
蜀紅と名付けられた椿が咲いていましたので一輪いただき挿しました。
蜀紅とは支那で昔織られていた蜀紅錦にも劣らぬ鮮やかさがあることか
ら「蜀紅」(しょっこう)と名付けられたのだそうで、江戸時代から珍
重されて来た銘椿であるとのことです。
 ネコヤナギの芽の様に見える枝は「辛夷」(こぶし)です。
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赤侘助

2009年03月02日 | Weblog
赤侘助椿が盛んに咲いています。
何とも云えぬ深みの赤色、花は小振りで筒咲きです。
一子侘助、紺侘助、黒侘助、紅侘助これら全て深みの
ある赤で一重の薮系椿なのですがそれぞれ微妙に違っ
ています。椿は面白いですねエ。
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おくりびと

2009年03月01日 | Weblog
 今朝の新聞に昨日東京のホテルでアカデミー賞を受賞した監督滝田弦さんと
主演男優本木雅弘さんの記者会見の記事が掲載されていました。
 映画「おくりびと」の原作は富山の青木新門さんが10数年前に出版された
「納棺夫日記」ですが、云うまでもなくこれは葬儀社の遺体を取り扱うことが
中心となっている内容なのです。一見実にマイナーな作品が最優秀賞に選ばれ
たのは主演の本木さんは「死という個人的な共感に届くテーマを、温かい光が
見えるように描いたことが新鮮に映ったのだと思う」と述べておられます。
 原作者青木さんは納棺夫としての生々しい「生と死」の体験で得た大きな終
生の課題、そのどうしようもない大きな問題が親鸞聖人の言葉に出会うことで
昇華し骨太となり一貫したやさしさの光を内在することができたのではないだ
ろうかなどと思い巡らせております。
 『歎異抄』第4章に「・・・・今生にいかに愛し不憫と思うとも存知のごと
く助け難ければこの慈悲始終なし。しかれば念仏申すのみぞ末徹りたる大慈悲
心にて候べき」(この慈悲始終なしーーー私の持つ愛はむなしくて無力なこと
でしょうか) 
 この心がこの作品の地下水となっているように思います。早く観てみたいも
のです。

   写真は散り始めた枝垂梅。ヤット生え始めた緑苔の上にはなびらが散り
   敷かれていました。

 
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