万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

いのこ

2006年11月03日 | Weblog
 今日は口総の「いのこ」の日でした。「いのこ」とは「亥の子」のことで、‘ごりんご’という石に綱がついたものを大勢で引っ張り、地をつく祭りです。
 この「いのこ」は、子供を中心とした行事で、私も子供の頃、参加しました。私自身、初めて、親元を離れて外泊したのがこのいのこでした。
 いのこが近づくと、中学生の大将を中心に、集落を「金」あつめのため、歌を歌いながら回ります。 
 「いちかけ、にかけて、さんかけて、しかけ、ごかけて、はしをかけ、はしのらんかにこしをかけ、はるかむこうをながむれば~」
 このフレーズ、大三島だけかと思ってましたが、あるテレビCMで観月ありささんが口ずさんでいるのを見ました。結構、全国区なのかもしれません。
 今日はあたたかく、いのこ日よりでした。夕方から集会所で、ごりんをつき、子供同士で相撲をしたり、なかなか賑やか。そうした光景を眺めていると、二十数年前の事が、昨日のことのように想い出されます。缶ビールを2本と、美味しいおでんをごちそうになり、「大人のいのこ」を味わわせて頂きました。(若院)

コメント
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