今日は、宗方地区公会堂へ芋地蔵報恩講のため、お話にいきました。芋地蔵というのは、江戸中期にさつまいもが大三島・宗方地区へ伝わったことに由来する行事です。当時、薩摩藩から持ち出し厳禁であったさつまいもを、宗方沖で遭難しかけた参勤交代の藩舟を助けた縁で、浜田屋九郎兵衛が持ち帰り、以後繁殖力の強いさつまいものおかげで、大三島では飢饉に死者が出なかったという話です。同様の伝承は大三島の尼崎にあり、「芋地蔵」としてはそちらの方が本家です。しかし、宗方の方がさつまいもの到来が早かったということで、大正時代に、九郎兵衛さんの功績を讃え、宗方の芋地蔵が始まったそうです。
宗方という地域は、浄土真宗の信仰のあつい地域で、この芋地蔵が報恩講と結びつき、毎年、万福寺から芋地蔵をご縁に布教にご縁いただいているのです。
公会堂には、立派なお仏壇があるのですが、特に今日は赤い頭巾と前掛けした芋地蔵さんが祠から運んでこられ、その前に40センチほどもある大きなさつまいもが供えられていました。
いのちのつながりを感じる、あたたかい行事だと思います。
宗方という地域は、浄土真宗の信仰のあつい地域で、この芋地蔵が報恩講と結びつき、毎年、万福寺から芋地蔵をご縁に布教にご縁いただいているのです。
公会堂には、立派なお仏壇があるのですが、特に今日は赤い頭巾と前掛けした芋地蔵さんが祠から運んでこられ、その前に40センチほどもある大きなさつまいもが供えられていました。
いのちのつながりを感じる、あたたかい行事だと思います。