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西品寺本堂向拝
巨大な太鼓が吊してあります。
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山門
去る6月13日、東広島市高屋の西品寺をお訪ねいたしました。前住職の平賀雪乗師より「来山されたし!」のお電話をいただきお訪ねす
る機縁ができたのです。雪乗師のお祖父さんと大伯父さんのご兄弟が私の父(三智)の生まれた東広島市白市の養国寺から入寺していて深い
因縁のある寺ですのにどうしたことか私はお訪ねしていなかったのです。
西品寺は鎌倉時代より関ヶ原合戦頃まで安芸国加茂郡周辺を所領地としていた「平賀氏」に関係濃い寺でご門徒が広範囲に偏在している大
寺です。白市養国寺の近くにある白山城(しろやまじょう)城址は戦国期に「平賀氏」が城を築き主城としていたことをこの度初めて知り得
ました。
古刹を物語る法宝類を数々拝観させていただきました。蓮如上人筆と伝えられている「光明本尊」、この名号は六字名号で構成されていて極
めて珍しいものと感じました。それから蓮如上人筆の「六字名号」。
開基本尊と考えられる一貫代(タテ184ヨコ63.6㌢)の阿弥陀如来空中住立尊絵像。見事な裁金(きりがね)が施されています。保存状態が
頗る良好です。
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空中住立尊絵像、上半身部分
これらの法宝類を拝見しながら安芸国の浄土真宗の歴史や平賀氏のことなどについて新しい知識を聞かせていただくことが出来ました。至
福の時に恵まれましたことを有り難く思います。父が少青年時代に我が家と同じように親しくしてしていた高屋の西品寺様へお参りさせてい
ただいてホーッと嬉しさが涌いて来る心地がしております。
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経堂前に据えられている石製の風呂桶
病気治療の為の薬草風呂として使われていたもの
で、極めて珍しいものであるとのこと。