万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

襖絵奉納法要

2009年11月02日 | Weblog
午後1時より中島千波画伯が描いて下さいました襖絵の奉納法要を営みました。
この法要には中島千波画伯と令嬢絵本さん、来賓として今治市長菅良二氏、元大三島町長奥本忠孝氏、今治市役所大三島支所長藤田孝敏氏、元大三島町長菅省三氏夫人菅弥生さん、元三予水道電気KK菅逸士令嬢千代さんらが列席下さいました。そして松山の雅楽会から8人が参勤下さいまして賑々しい法要となりました。
 当日住職が奏上した表白の一部を記しておきます。
 (前略)平成18年大三島美術館と長年にわたって因縁の厚い東京芸術大学教授
中島千波画伯に本堂襖絵の製作を依頼いたしました処、画伯は制作を快諾下さり、昨20年12月、完成した本堂にご参詣下さり、創作の構想に入って下さいました。
去る4月2日、京都山科醍醐の樹齢500年と云われる満開に咲きこぼれる枝垂れ櫻を終日写生されたのでした。
東京のアトリエに帰られるや否や4枚の金襖に向かわれて、今正に散らんとする満開の醍醐桜の印象を描き続けられたのです。
60有余日一心となられて絵筆を走らせ続けられました。
6月10日遂に当山本堂の襖絵が描き上げられたのです。
画伯自らが「春輝枝垂れ櫻」と命名されて、当地へ直ちに搬送されて本堂にはめ込まれ6月24日完成いたしました。(中略)
この襖絵は当山の尊前を荘厳して向後、幾多の参詣の人々に安らぎを与え、明朗として放光し続けることでありましょう。
宗祖聖人は『無量寿経』の和讃の中に
  いちいちの花の中よりは
  三十六百千億の
  光明照らして朗らかに
  至らぬところはさらになし  と申されています。
この爛漫と光り輝く襖絵を拝観する時、彷彿としてこの和讃の光景が思いおこされるのです。(以下略)
 と、表白させていただきました。
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