誰かが河原に植えたのでしょうか、真っ白いカラーの花が叢になって帯状に咲いていました。珍しい風景です。
この河原の河口辺りには菜の花の群生も見られます。
2002年夏に編集して本にした『木村誠一さんの生涯と「真楽記」』にこの河原のことについて述べたカ所があります。今、読み返して見ますと次のように書いていました。
「この大河原の源流は芸予諸島の中でも1、2の高さを持つ薬師山の谷間にある。この薬師山の北面は肥沃であって、巨大な黒松が覆い茂る山であった。その黒松は多量の保水力があり、一年中少々の日照りが続いても、その大河原に水を供給してくれていたのである。したがって島としては比較的水に恵まれた土地、集落であった。この川の流れは数十年前までは清流であって、常にやさしい瀬音が聞こえる川であった。(中略)ともあれ、誠一さんは幼少時からこの川の瀬音を聞きながら成長されたのである。」
この河原の河口辺りには菜の花の群生も見られます。
2002年夏に編集して本にした『木村誠一さんの生涯と「真楽記」』にこの河原のことについて述べたカ所があります。今、読み返して見ますと次のように書いていました。
「この大河原の源流は芸予諸島の中でも1、2の高さを持つ薬師山の谷間にある。この薬師山の北面は肥沃であって、巨大な黒松が覆い茂る山であった。その黒松は多量の保水力があり、一年中少々の日照りが続いても、その大河原に水を供給してくれていたのである。したがって島としては比較的水に恵まれた土地、集落であった。この川の流れは数十年前までは清流であって、常にやさしい瀬音が聞こえる川であった。(中略)ともあれ、誠一さんは幼少時からこの川の瀬音を聞きながら成長されたのである。」