若い男性客。経営を引き継いで社長になって何年経ったかな・・・(?)
こうちゃんが給油しながら「今日(土曜日)もニコニコ仕事やな?」と声を掛けると、
「ニコニコちゃうわ、今日もブツブツ仕事や。今日だけちゃうで、明日もブツブツ仕事やねん(笑顔)」
そして「大企業は給料上がるらしいけど、そんなもんうちら関係ないし、給料なんかいっこも上がらへんし(笑顔)」
masumiさん、「そうやで、いっこも上がらへん」
masumiさんと男性客、顔を見合わせ2人揃って「上がるどころか下がるばっかりや」(笑)
masumiさん「あれやで。今日日、経営者より社員の方が給料多いねんで」
我が意を得たりと男性客「そやねん!俺ら給料取られへんときあるけどな、あのコら残業したら残業代やらなんやらみな払わなアカン(笑)」
そこでこうちゃん「おっ、やっと一人前になったな、経営者はそうなって初めて一人前や(笑)」
みんなでアハハハハハ(笑)
中小企業の経営者は、皆、頑張っています。
2015年大手元売SS販売方針・促進策
JX日鉱日石エネルギー(ENEOS)の2015年度の方針・促進策は、
SS入店から退店までの全ての場面で、顧客の期待に応えられているかどうかを総点検し、
自店における課題発見と解決に取り組む「サービスサイクルマネジメント」の導入を系列SSに促し、
接客など基本活動の質を高めて、給油やカーメンテナンス商品を継続購入してもらう。
(3月14日 燃料油脂新聞)
アセアセ...A=´、`=)ゞ 無理デス。
先ず入店の時点で、 「お待たせします」
窓拭きやゴミ捨てのサービス、 「致しません(発券店値付けカード)」「出来ない時もあります」
オイルやタイヤなど油外収益のための作業、 「今主人が配達に出て居ないので出来ません」
点検する前から「0点」です。
でも言わせて下さい。
規制緩和以降セルフ解禁直後くらいまでは出来てました。
大手が店舗面積の広い店を新設して、継続的に「15リッター給油でボックスティッシュ5箱プレゼント」などと、“ものくれ”での顧客誘導を行いました。
だけどこんなことくらいでは3者店から顧客を奪い去ることは出来なかった。
しかし、
3者店の仕入れ値が販売価格というような安値販売をされるようになると、顧客流出を止めることは出来ませんでした。
経営者は自分の給料を取れなくなり、自己資産を食い潰し、・・・多くの同業者がこの業界から去りました。
従業員の人件費も出ない低マージンを余儀なくされてからどのくらい経つでしょう。
真似のできない安値販売で3者店の体力を奪うだけ奪って、
今度は又真似できないできなくされた「サービス」ですか。
元売販売子会社や元売の資本が注入された大手特約店の皆さんで好きになされば良いです。
小口配達を担っている地場業者は、「やれるところまではやる」「やれなくなったらやめる」、それだけです。
(使命感はあっても借金してまでは続けられません)
でも、元売さんは販売業者の声にも耳を傾けてくださいね。
販売業者の声は「消費者の声」でもあると思いますよ。
***
追記
昨日も私一人で店番しているとき、一時に3台が入店してきて、そのうちの1台は混合油(携行缶)と灯油(ポリ容器)もあったので、
3台ともお待たせした上に、窓拭きなどサービスは一切ナシ、見送りもナシという接客でした。
それなのに、「ありがとう、ありがとう」「面倒掛けてごめんやったな」と言って帰られるのです。
観音さんみたいな人だと思いました。
当店のお客さんは寛容です。
<3月18日画像追加>
3月17日 燃料油脂新聞
セルフばかり増えていく
平成26年2月に発足した「発券店値付けカード問題委員会」の続報です。
3月11日 ぜんせき
このカードの発券枚数の増加により地場のフルサービス店の販売量全体に占める給油代行比率は一層高まっています。
採算が取れない低額な代行手数料によって“損害”が生じているのは東京だけではありません。
<記事から一部抜粋>
同カードによる安値売り込みを可能とする原資は「系列業転格差や系列内格差にあるのではないか」と、
健全な市場競争を歪める根源が不公正な販売政策に内包されていると断じる指摘も聞かれた。
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元売子会社販社や元売資本の注入されている大手特約店等の、
安値販売を可能とする原資も、
仕入れ値の格差(系列業転格差や系列内格差)にあるのではありませんか?
自分たちが安く売るために、既存の地場業者(そこを利用する消費者)に高値仕入れを押し付けているのではありませんか?