卸価格に反発強まる 販社直営店が安値表示 東北地区
3月25日 燃料油脂新聞
「特約店が掲示する小売価格の店頭表示よりわれわれの卸価格のほうが高い」ー。
昨年後半から東北各地で噴出する一部系列販売店の特約店に対する不信感が頂点に達し、卸価格への不満を含め特約店不信が高まっている。
とくに供給元売と資本関係にある販社直営店が掲示するレギュラーガソリンの小売価格は、傘下の系列販売店に通知する仕切価格(卸価格)より「低い」という。
ある販売店主は「事後調整的な値引きで誤魔化されない。われわれが理解できるよう説明責任を果たしてもらいたい」と第三者機関への調査依頼を含め特約店側に真意をただすことにしている。
・・・
「卸価格への不満を担当者に告げると、他人事のような返事が返り、サインポールを撤去する強硬手段を匂わせながら債権管理ばかり口にする。最後には“売り価格に関してわれわれは関知しない”と逃げる」。
「最近の元売は市場環境にまったく関心がないような気がする。石油市場の財源を基に新たなビジネスモデルを作ろうとしているが、石油ビジネスがきちんと成り立たない限り新ビジネスモデルも成り立たない。このことを肝に銘じて販社を含め系列全体への配慮を考えてもらいたい」と指摘し、優越的地位の濫用や不当な圧力、差別対価など、公的な機関を含め今後の対応を検討していきたいとしている。
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3月18日 ぜんせき
卸上昇、対応に温度差 価格差10円も せめぎ合う採算と量販
プライベートブランドSS間でも格差がみられる。
採算性を重視するSSではセルフでも130円台後半の価格帯が中心。
一方、量販SSでは系列、PBともに120円台の実売価格が横行。
同地域、同系列間でも価格差が広がり、ガソリン価格では10円近い格差が生じており、地場業者は「元売が一部の業者を優遇しているのではないか」との疑心暗鬼を強めている。
*****(以下、青系文字がmasumi)
>「特約店が掲示する小売価格の店頭表示よりわれわれの卸価格のほうが高い」
>「元売が一部の業者を優遇しているのではないか」との疑心暗鬼を強めている。
ニュータウン開発に伴い進出してきた店舗にセルフが出来る17年程前から自店の仕入れ値と同じ価格看板を掲げられた当方にすれば、「今頃?」という感じなのですが・・・
そして、
>サインポールを撤去する強硬手段を匂わせながら
昔と違い今は「系列店でも“出荷元が同じと証明されれば”不当な扱いをしてはならない」という公取委の見解があるのですから、それを盾にすれば良いと思うのですが...?
そして経産省も業転仕入れが優位になるように品質分析までなくそうとしているのだから、
「系列仕入れは1車だけで他は業転仕入れをしている」というような系列店は、元売マークを外してPBか無印になれば良いのに、と思うのですが...?
何故でしょう?
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