日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「幸せパズル」

2012-07-09 13:08:23 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


映画「幸せパズル」をWOWOWで観ました。
2010年製作 (アルゼンチン・フランス)
原題は「THE PUZZLE」です。

アルゼンチン映画と聞いて気になっていた作品でした。
以前にアルゼンチン映画では「ボンボン」を観て、色使いとかストーリーの展開が面白かったので今回もちょっと期待。

おもな内容は・・・

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに暮らす専業主婦のマリア。
夫ファンと二人の息子と暮らす平凡な毎日だった。
ある日たまたま手にしたジグソーパズルの才能に気づき、マリアはパズルの大会に出る事にしたが・・・
思わぬ自分の才能に気付いたマリアはどう変わっていくのか。


冒頭から色彩豊かなキッチンや家の内装に惹かれました。
原色が多く、確かにごちゃごちゃした印象ですが、すごく南米らしいイメージ。
日々の食事もパーティーでも主婦のマリアは動きっぱなしです。
別に楽しそうな表情はなく、淡々と膨大な家事をこなしていくマリア。
誕生日パーティーでもご馳走作りや配膳に忙しく、誕生日のケーキに「50」という蝋燭を立てて火をつける・・・
いったい誰の誕生日?   と思ったらマリア自身ではないですか!  主賓かよ

今もアルゼンチンの多くが男尊女卑の暮らしなのでしょうか?
家庭の主婦は家事に励み、家族のしもべとなり日々を過ごす・・・あぁ何て窮屈なんだろう。
マリアは夫に愛されていたし、決して人間扱いされていないと言う訳ではないけれど。
古き慣習が残った社会なのでしょうね。

プレゼントにもらったジグソーパズルにハマってパズル大会に出てみようと思い、ペアの相手を探したマリア。
独身の大富豪の男性ロベルトの邸宅に練習に通うマリア。
それは家族にも秘密でした。
と、まぁこの辺までは良かったのですが。

節度を持ってロベルト邸を訪れていたマリアだと私は思っていたけれど、何度も通ううちに関係を持ってしまう・・・
この展開はついていけなかったな。
結局、全国大会は優勝したけれどドイツでの世界大会までは行かなかった。
結局、パズルという得意分野で知らない世界を見たマリアが、これからも秘密を心にしまいこんで家族と暮らしていくのだと思います。
(それにしても、これ火遊びなの?  ちょっとマリアの気持ちについていけない)

パズルを独特のやり方で作り上げていく凄さもあまり感じられませんでした。
ジグソーでは1000とか2000をつくった事があるけど、手にしたピースがあんなに偶然にどんどんはまる事は決してないはず。

頼りない長男とか勝手な二男、どこも同じように子どもに苦労しているのかな。
でもマリアの夫は鈍感なところもあるけど、妻を愛しているはず。
一歩外に出て気持ちを開放したいマリアだったかもしれないけど、幸せは足元にちゃんとあると思う。


地味な内容の映画です。
色使いとか風景は良かったな。

今回の評価は・・・   共感はできないので  星2つ半  ☆☆★



   

   

      












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