日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「ヘブンズ・ドア」

2010-05-16 23:46:52 | 映画・DVD・音楽・TV・本など



この前観たドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」の日本でのリメイク版をWOWOWで観ました。
オリジナルがかなり面白かったから、あえて「ヘブンズ・ドア」には期待しないで観るぞ~と思っていましたが。


まず長瀬君は結構好きなので良いと思う。
彼は役者としての力があるよね。
そしてこちらでは相棒を女の子にして福田麻由子ちゃんが演じています。
彼女も子役の時から上手くて、影のある役をやらせたら凄い。
そして「田中麗奈2世」の雰囲気もいっぱい。
でも、やっぱりこの映画は男性二人に演じて欲しかったな。


脚本もオリジナルに忠実で、病院の厨房でテキーラを飲むシーンもレモンがたくさん落ちてくる所を観て、「原作どおりに行くのね」と心意気を感じました。
長瀬君演じる余命3日!の勝人も心が荒れた感じで良いんだけど、やっぱり主人公の二人が男性と女の子っていうのがダメだった・・・


海を見に行くことだけが目的で途中に強盗やその他犯罪を犯しながら行くのだけれど、クスッと笑えるおかしさとか切なさがあまりなかった。
犯罪そのものが味わいのあるギャグとして描かれていたオリジナルはやっぱり秀逸だったのだと改めて思った。



そして一番言いたいのが、オリジナルでは生きていた脇役陣の設定が面白くなかった。
あの闇の組織?だか何だかわからん首謀者を演じた長塚圭史がダメだった。
ちっとも怖くないし存在する意味がわからん。
それから二人を追う警察組織も弱い・・・情けない・・・


所々でショップの店員にパフィーの子が出たり、土屋アンナが出たり。
極めつけはホストクラブで二宮君のホスト役が似合ってたのは面白いけど、それだけかな。


もうね、最後の海を見るシーンも期待外れでした。
二人がテキーラ片手にやっとの思いで歩く後ろ姿の前に海が広がるシーンでないとダメだと思う。
オリジナルのラストでマーチンが反対側に倒れるシーンがあります。
このあたりは本当にジーンとくる所でした。
でもリメイク版は女の子の肩に倒れこむのね・・・
男女だからとは言っても、ここの雰囲気はかなり違ったものに感じました。
(いぇ、長瀬君も麻由子ちゃんも好きだけど、ね・・・)


う~ん、リメイクというのは難しい。
あの原作を日本で日本人が演じるのは無理があると思いました。


今回の評価は・・・     星2つ   ☆☆















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