日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「ハクソーリッジ」

2017-06-25 16:08:20 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


公開日の昨日、「ハクソーリッジ」を観てきました。
公開中なのでネタバレ注意です

「沖縄戦終結の慰霊の日」の次の日が公開だったので、作品の内容もどんな描き方なのか気になっていました。
やはりその辺は配慮されていたようで、公開予告などからも「沖縄」とは大々的にうたっていませんでした。

2016年製作
監督はメル・ギブソン。
 
おもな内容は・・・

第2次世界大戦中、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。
彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。
その後、妻(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可される・・・

                                           (シネマトゥデイより抜粋)


まずは主人公を演じるアンドリュー・ガーフィールド。
彼の作品はたくさん観ていますが一番印象的だったのが「BOY A」でした。
追い込まれる苦悩を演じるのが巧くて今回も期待していました。

「人を殺めてはいけない」と信仰するデズモンド。
ちょっとひ弱そうで優しいイメージにぴったり。
でも入隊後に銃を持てないという信仰理由に周りは納得するわけなく、部隊で孤立します。
もちろん、周りは命をかけてアメリカのために戦っているので、デズモンドを批難するのはわかります。
それでも自分の信仰を曲げず、上官達にも責められ最後は軍法会議までかけられます。
その場で救ってくれたのがアル中の暴力父だったのもジーンときました。

その後、衛生兵として仲間達と戦場へ。
そこがハクソーリッジ・・・のこぎりのようにそびえ立つ崖なんですね。
ここは浦添城址のそばの前田高知とのこと。

アメリカ軍が日本軍に手こずり撤収するシーンもあり、その後も両軍の戦いの描写は本当にすざましかったです。
もちろん日本軍や一般の人の犠牲者はとても多かったけれど、アメリカ軍も必死だったわけで、その辺が戦争のむごたらしさですね。
そして今も沖縄の方々は影響を受け続けているということです。

でも今回の作品は反日映画と言うのではなく、あくまでもデズモンドの信念を貫いたという人間ドラマでした。
実際に衛生兵として75人を救ったという事実。
その中には日本兵もいました。
彼には「あと一人、あと一人・・・」と救助をする事だけを考え、そこには敵味方の区別はなかったような。
崖の上から負傷した兵隊を下すシーンは凄かったです。


映画のラストに実際のデズモンドの映像もあり、より現実味がありました。
「人を殺さず、人を救う」と言う彼の偉業は見事だと思いました。


今回の評価は・・・    星4つ   ☆☆☆☆ 
メル・ギブソン、良い作品を作りました!

それから直属の上司である軍曹をヴィンス・ヴォーンが演じました。
コミカルな作品が多い彼ですが、なかなか温かい、骨のある上司をやらせると巧い! 
(「イントゥー・ザ・ワイルド」の役も大好き)
私のお気に入りの役者です。

   

   

   

   

と言うことで、久しぶりのシネコンでした。



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