日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

野村克也さんのこと

2010-05-17 15:12:40 | プロ野球大好き
久しぶりに野球の話。

昨日はBSで楽天VS阪神の試合を観ました。
楽天は大好きな田中投手が先発で思い出の甲子園のマウンドを楽しんでいるかのような試合でした。
途中、策におぼれて(嶋捕手・談)ブラゼルにHRを打たれるものの7回を投げて10奪三振、5勝目をあげました。
そしてプロ初のタイムリーも嬉しそうだったな~
彼の活躍はいつも嬉しいです。


さて、野村克也さんが体調を悪くされて入院しています。
本当の病状はわかりませんが、相変わらずサッチーがどうでも良いような発言をしているのは嫌ですが。


数日前にBSでみた2時間に亘るノムさんの特集番組「THE☆STAR」がとても面白かったのです。
永井アナ(元高校球児とか)と真矢みきさんの進行で構成も面白くて、ゲストが江本氏と福本氏、その他に川淵チェアマンなど。
南海時代のエピソードを細かく取り上げて、実際のビデオも放送されて思わず真剣に見てしまいました。


世界の盗塁王である福本氏を走らせないために生まれた「セットアップ」でのピッチング。
「考える野球」を基本とした納得の説明でした。
福本氏もその投球フォームで走れなくなってからすごく悩んだそうです。


江本氏のノーコンのピッチングは以前から聞いていましたが、「俺だけ真ん中まっすぐのサインがあった」と嘆いていました。
江本氏もノムさんのおかげで勝ち星がたくさんとれたのですね。
江本氏の辛辣な言葉の数々、でもその中にはやっぱり彼なりのノムさんに対する尊敬を感じました。


ノムさんが捕手時代の有名な「ささやき戦法」が通じない王さんと長嶋さんの話も面白かったし、
「南海の三悪人」と言われる江夏氏、門田氏、江本氏の対談がまた大爆笑でしたよ。


江夏氏の投球が衰えて来た時にノムさんが勧めた「抑え投手起用」について、最初は「ふざけるな!」と思って機嫌が悪くなったそうです。
でもノムさんが「どうや、野球界に革命を起こそうじゃないか?!」という言い方で提案したところ
「革命か・・・」と男心を揺さぶったそうです。
このあたりのいきさつはすごく面白いです。
こうして、「先発」→「中継ぎ」→「抑え」という流れを野球界に広めたのが野村克也氏だったのですね。
本当に先見の明がある方なんだな~。
その他にもトレードの時のエピソードなどなど、面白すぎます。


ヤクルト時代の小早川選手の3打席連続HRも私は強烈に記憶にあります。
小早川氏がベンチに帰ってきて「バッチリ!してやったり」という話も最高でした。
データ野球の必要性は「弱者が強者に勝つための戦術」だったのですね。


シダックス監督時代に野村氏にお世話になった選手・松岡さんが野球部解散後にシダックスの営業マンになったのですが、そこでも生きている「野村ノート」の話がありました。
こんな不況の時代で野球部は惜しまれてなくなってしまいましたが、そんな元の教え子の様子を涙を流しながら見ていたノムさんはすごく情にもろいのでしょう。
ちょっと感動してしまった・・・


ノムさんは年齢も75歳です。
でも話術に長けていて、記憶力も凄いし、本当に話が面白いので野球好きにはたまりません。
ご本人も野球が好きで好きで、現役引退後からは頭と言葉で野球に命をかけていたように感じました。


楽天監督を退いてから、一日として休まず講演会やその他のイベントに出ているそうです。
(サッチーが全て仕事をいっぱい入れる・・・とコメントしていましたが)
今回の入院をきっかけにもう少しゆっくりと日々を過ごして欲しいです。
そしてまた中身の濃い名解説を聞きたいですよ~
早くお元気になられますように。










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