日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

2013 欧州選手権 アイスダンス SDとFD

2013-03-03 16:04:45 | フィギュアスケート
ジュニアの世界選手権ではやっぱりロシア女子が凄かったようですね。
SPの順位を一気に変えてロシア女子の独占は本当に恐ろしい・・・
一方ジュニア男子はアメリカが強かった。
ジェイソン・ブラウン君、銀メダルおめでとう。
J-Sportsで放送されたらゆっくり観たいです。


さて、今頃ですがやっとユーロのアイスダンスを観ました。
21カ国から26組のエントリーですが、何と言ってもペシャラ/ブルザ組の欠場がさみしい。
その上、リード姉弟の妹アリソン組も直前で欠場になりました。

解説は東野章子(あやこ)さんですが、今回もしゃべるしゃべる・・・
とても細かい解説で要素ごとの説明がたくさん入りました。
勉強になるんだけど、それでもアイスダンスって難しい。
やっぱり素人は感覚的に「アイスダンスは雰囲気を楽しもう」と思いました。

SD(ショートダンス)とFD(フリーダンス)まとめての感想です。
それも個人的に印象に残った選手だけですが。

まずはイリニフ/カツァラポフ組のSD。
女性も男性も個性的な衣装ですね。
   

   

   
このカップルのツイズルはもう不安はないようで、スピード感もあり加点もいっぱい。
ヤンキーポルカ、セクション1とセクション2の説明を聞きながら、個性的な演技があっと言う間に
終わります。
東野さん、「こんな曲のポルカを観るとは思いませんでした。(笑)」とのこと。
それだけ独創的なプロなんでしょう。
SDは68.99点で2位でした。←(SDの結果順位です)

続いてロシアのNo.1でもあるボブロワ/ソロビエフ組。
ここ2年はユーロは2位です。
   

   

   
ヤンキーポルカで始まる構成。
彼女達はツイズルはレベル3。
ノットタッチのミッドラインステップもレベル3だったけど、この辺の滑りはとても好き。
鐘の音で始まり鐘の音で終わるストーリー性のある演技。
東野さんの「1枚目の写真」「2枚目の写真」の説明が解り易い。

ズーリンを師事して1年目の彼らは
「スタイルもテクニックも物の見方も全てが変わった。」とコメントしているとか。
SDは69.42点で1位でした。
ヤンキーポルカはレベル4、ツイヅルはやっぱり小さなミスが・・・



続いてはドイツのカップル、ジガンシナ/ガシ組。
跳びぬけた順位にはならないけれど、いつも面白いプログラムに挑戦するのが好きです。
おっ、SDの衣装は替えましたね。

以前のスケアメの時は・・・
   
女性の衣装はOLチックな感じでしたが・・・

ユーロではこちら。
   

   

   

   

「いつも小劇場を観ているみたい。」と言われています。
ツイズルはしっかりレベル4!
もう男性もあまりミスらない。
ミッドラインステップはレベル2しか獲れなかったけど、特徴のあるカーブリフトはレベル4。
「最後は男性が振られたんですね。」と千鶴さん。
いつ観ても楽しいこのカップル。
SDは60.08点で7位でした。


そしてイタリアのカッペリーニ/ラノッテ組。
女性がいつも可愛い~
おでこが特にチャーミング。
昨年のユーロは0.03点の僅差で4位でした。
   

   

   

すごく勢いのある滑りでした。
ヤンキーポルカとノットタッチのステップはレベル3でしたが、あとは最後までスピードが落ちない。
「流れがありスピード感もあり、今シーズンはノッている。」と東野さん。
SDは66.53点で3位でしたよ。

女性のカッペリーニは大きな大会などでミスをすると泣いてしまうそうです。
それを男性がずっと慰め励ましている・・・というエピソードを話す東野さんでした。

SDの結果はこちら。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


続いてはFDの感想です。
まずはやっぱりジガンシナ/ガシ組から。
女性はドイツ国籍が取れたそうですね。
FDは「ゾンビーズ」、ますます個性的~!
   

   

   

   

   
とにかく衣装もメイクも凄かった。
彼らの路線はこれで良いと思う。

彼らはステップが全般的にレベルが獲れないかな。
でもリフトはいつも面白いし、プログラム全体的な表現が本当に個性的で楽しい。
背負ったり髪をつかんだり面白い所がいっぱいでした。

「こういうテーマを選ぶのは勇気がいると思うが、ダンサーとしては誇らしい。」と東野さんは
評価してくれるのね。
「今ひとつ評価が伸びない・・・。」ともコメント。
千鶴さんは「面白かったですね~!」と喜んでいる?

これぞ彼らの滑りですから、これからも期待しますよ。
FDは87.20点、シーズンベスト。
トータルで147.28点で最終的には6位でした。
「チャレンジしてくるカップルは応援したくなります。」と東野さん。


続いてボブロワ/ソロビエフ組。
   

   

   

   
今季、いろんな意味で評判のプログラム。
精神を病んだ男性のお見舞いに行った女性が今度は精神を病む・・・というアイスダンス界では
めずらしい内容。

途中の「トスカ」の所のリフトが好きだな。
だんだん曲がスピードアップしてボブロワが髪をまとめて準備に入り、ソロビエフが首を持って
振り回す・・・
終わりに余韻があって良かったです。

「全体的に抑揚もあって難しいテーマに取り組んで感慨深い。」と東野さん。
東野さんって難プロをしっかり評価してくれるって事ですね。

FDは99.83点、FDだけの順位は2位。
細かく言えば、ステップで取りこぼしがありレベル4を獲れなかったのがフリー順位に響いたか。
トータルでは169.25点で逃げ切りました。
見事な1位です。


そしてイリニフ/カツァラポフ組。
FDはいろいろ言われている「ゴースト」です。
イリニフは衣装を替え、初めのポーズも変えましたね。

   

   

   

ここからがおかしくなるぞ!
   

   

   
喜んでいる場合か?!
でもジャッジがみんなこのプロを評価しちゃったからね!
モロゾフ、してやったり!

えーっと、何て感想を書こうか。
今季のFD「ゴースト」はセリフ入り、寸劇入りなんですが。
何だかな~

確かに他のカップルも意表をつく独創的なプロをやる組もいるけど、ちゃんとアイスダンスになっている。
このイリニフ/カツァラポフ組のプロは何か狙い過ぎな感じがして私は好きじゃない。
モロゾフの狙いが見え過ぎてうざったい。

途中まで幸せそうに滑るイリニフ、笑顔が可愛い。
そしてポケットに手を入れるカツァラポフの動き、この辺まではちょっと惹かれる。
ストレートラインリフトまでは良しとしよう。

寸劇して止まってセリフをしゃべるイリニフ。
そして突然の「Hey You!」「Help Me」・・・
誰も助けないよ。

「セリフに合わせる動き、いろいろ物議を醸しだすが惹きこまれるプログラム。」と東野さん。
FDは100.16点で、FDだけでは1位。
総合で2位でした。
キス・クラで喜び泣くイリニフ、ほくそ笑むモロゾフ。

あ~あ、ジャッジは評価しちゃったからな。
いろんなプログラムがあるけれど、みんなダンスをちゃんとしているのに。
もしこんなプログラムが五輪で金メダルを獲ったら嫌だな~
そして何よりも藤森さんだったらどうコメントするか聞いてみたいです。


次はノッているカッペリーニ/ラノッテ組。
注目のカルメンです。
   

   

   

   
達成感の溢れる表情が良いですね。

とても安定した滑りでした。
特にコンボスピンがきれいだったな~
彼らの得意のリフトも良かったし。

お馴染みの「カルメン」ですが、力強い最初のパートの後にあるスローパートも良いし
またラストの情熱的な動きも良いです。
構成的に凄く好きなプログラムだと思いました。
バーチュー/モイヤー組のものよりもこちらが好き。

シュピルバンドコーチは帯同していません。
この「カルメン」は二人のアイデアで決めたそうですがコーチはあまり気に入っていないとか(笑)

東野さん、「男性の顔立ちが濃くてドン・ホセを思い出す。」
「立っているだけでカルメン。」と名コメント。

FDは99.27点。 技術点は47.99点でトップ!
トータルでは165.80点。
最終順位は3位でユーロ初メダルでした。
今度はうれし泣きしちゃう?


最終滑走はリアザノワ/トカチェンコ組。
FDは「ゴッドファーザー」♪
ゴルシコワとシュピルバンドがコーチね。
   

   

彼らの演技は今までもたくさん観ています。
女性は素も元気で表情豊かなイメージ。
衣装も結構好きだな~

ただ、何の曲でも同じ印象があるんですよね。
リフトの動きもいつも同じだし。
ロシア勢の中ではいつも3番手のイメージ。
そこから抜けるのは何が必要なんだろうか。
でも決して「セリフ入り」には行かないでね。

FDは93.25点。
トータルで157.77点で4位でした。

最終結果はこちら。


優勝を決めたボブロワ組は
「勝ててものすごく嬉しい。優勝は簡単ではなかった。
ワールドではもっと全てを見せたい。」とコメント。

2位のイリニフ組は
「あとわずかで金メダルに届かなかったのは残念だったけどワールドでは頑張る。」とのこと。

3位のカッペリーニ組は
「二人にとってユーロ初のメダル。ワールドに向けてシュピルバンドにまた見てもらう。」とのこと。



   

   



ボブロワが嬉しそうにメダルをながめたり、国歌を歌うシーンが良かったです。

ブルザのケガでフランス組はいなかったけど、ユーロ勢の順位はあまり変わっていません。
でもこれからはわかりませんね。
セリフ入りが評価されちゃったし・・・
でも世界選手権でも、そして来季のオリンピックシーズンも「これぞアイスダンス!」という
納得のいく素敵なプログラムが評価されますように。























   



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