日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

これだから邦画は・・・(-_-;)

2011-06-16 14:49:38 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
今日は超辛口で映画レビューを書きます。




その1 「告白」

湊氏の原作はもちろん読んでいます。
この「告白」だけでなくその他の作品も後味の悪さと何も残らない読後感は承知した上で
今回の映画「告白」を観ました。

もう、何か予想通りの出来でしたね。
昨年の「日本アカデミー賞」で多くの賞を獲り、女優人気絶頂のような「松たか子」の存在の描写の仕方を覚えていますが。
映画で観たら「こんなモン?」と肩透かしでした。
訥々としゃべる冒頭の部分も、わざとらしい高笑いも、犯人の少年を前に落とす大粒の涙も、すべてたいした事ないように思えた。

そうだな~
木村佳乃の快演はハマってると思ったけど後は何も残らなかった。
と言う訳で原作も映画も私にとっては評価はなし! です。


(中島監督、「下妻物語」は結構面白かったのに。
深田恭子の可愛いロココ調のファッション、良かったのに。)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



その2  「FLOWERS」

某化粧品メーカーのプロモーションフィルムのような映画。
今売れている女優を集めて、映画の構成は二の次にしたような作りでした。

蒼井 優 ・・・親の決めた結婚に直前で逃げ出す役。
        でも母の言葉を聞いてすぐに思いなおし、桜の下で嫁入りをする。
        新郎役は「ケーキ屋けんちゃん」に似ている三浦・山口さんちの息子。

竹内結子 ・・・誰に向かって微笑んでいるのか妙にひっかかった演技。
        作品の中の演技というよりもスクリーンの前の客に向かってニッコリ。  
        はい、プロモーションビデオの出来上がり。

田中麗奈 ・・・河本君を選ぶのは良いかも!
        エロ小説作家の長門裕之はさすがの演技。

仲間由紀恵・・・あの~その髪はカツラですよね~
        それが気になって気になって。
        ストレートロングのイメージを替えられないのだろうけど日本の女優さんてその辺が
        すごく中途半端。
        でもそのツヤのない髪だと「TSUBAKI」も真っ青ですよ。

鈴木京香 ・・・年相応の年齢をいつも感じるのでそこがちょっと好きです。
        煙草は普段は吸っていないのかな~  無理があるように見えました。
        可もなく不可もなく。

広末涼子 ・・・私は好きじゃないんだな。
        アヒル口で演じるのはもう見飽きた。
        いつも演技が薄っぺらい。


総勢6人の人気女優さんの長い長~いコマーシャルのようでした。
それにしても中身がなさ過ぎ。
これって本当に劇場で料金発生したのですか?
こちらも評価なしです。



たま~に素敵な邦画に出会う事もあるけれど、今回二作品続けて「スカ」だったので私の中の邦画に対する評価はガタ落ちです。
ギャラは高いけど中身がない映画作ってどうするのでしょう。
あ~、つまらなかったな~

以上、辛口失礼しました~

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「すべて彼女のために」

2011-06-16 13:54:40 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「すべて彼女のために」を観ました。
2008年製作のフランス映画です。
私にとってはお馴染みの男優「ヴァンサン・ランドン」と美しい「ダイアン・クルーガー」が出ています。
なかなかテンポの良い作品でした。


おもな内容は・・・

高校教師のジュリアン(ヴァンサン・ランドン)は妻のリザ(ダイアン・クルーガー)と一人息子と幸せに暮らしていた。
ある日、無実の罪で逮捕されたリザ。
息子オスカルと刑務所に面会に通うジュリアンが企てたのはリザを脱獄させる事だった・・・

フランス映画にしては無駄のない作りの映画だと思いました。
「フランス映画にしては・・・」と言うと批判的に聞こえるかもしれませんが、私はフランス映画はとても好きです。
理屈っぽいセリフとか映像のこだわりとか、唐突に思える終わり方の多いフランスの作品群の中で(そういうのも好きです)今回はなかなかテンポも良くハラハラしながら映像を追う事ができました。
この作品、ポール・ハギスがリメイクするとか・・・どんな作品になるでしょうか。


ダイアン・クルーガーがとても美しかった。
刑務所に入れられ、息子のオスカルにもよそよそしくされ苦しむ母親リザ。
ノーメイクのその姿もハッとするほど綺麗です。

ジュリアン演じるヴァンサン・ランドンは特別に秀でた能力があるわけでもなく、ただ妻を助けるために資金をやり繰りして計画を立てる。
銃の扱いも慣れていなくてギリギリのところでピンチをかわす。
ジュリアンが銃で撃ってしまうのは麻薬の売人だから良い!と言う訳でもないけど、銀行強盗を直前でためらうあたりはすごく納得してしまった。

それから今回、オスカル役の可愛い子どもがあまり前面に出ないのがすごく好感を持てました。
母を失ったさみしさと(刑務所に入ったので)母に対するよそよそしさを巧く演じていたのに、あまり目立ち過ぎない作り方が私は好きでした。
日本の作品のように「子役頼み」になっていないのが良いです。

本当の真犯人を追う展開にならないのも、それも有りだと思いました。
全ては妻を救うことだけに照準をあてていましたね~
平凡な教師の仕事を捨て、三人とも素性を替えて新しい土地で暮らす・・・という展開。
関係の悪かった父親とも別れの抱擁が出来たし、なかなか良かったです。

それにしてもこんなに愛されたら幸せだろうな~


今回の評価は・・・   星3つ半   ☆☆☆★

(一つだけ難点を言えば、脱走計画を書いた紙や写真の捨て方、雑すぎるでしょ?)



   

   

   

   

   

      




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「ボンボン」

2011-06-16 13:20:21 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
 

映画「ボンボン」を観ました。
2004年製作のアルゼンチン映画です。
撮影はすべてアルゼンチン南部のパタゴニアで行われ、壮大な大地や青い空と白い雲がとても印象に残りました。
そう言えば以前にBSで南米を周るバスツアーの番組を観た時も感じたパタゴニアの風土をこの作品でもたくさん見られた感じ。


さて、おもなあらすじは・・・

ガソリンスタンドで20年間真面目に働いてきたファン・ビジェガスはオーナーが替わる事から首になってしまう。
手先が起用なファンは手作りのナイフを売って暮らそうとするがうまくいかない。
ちょっと頼りないファン、押しの強さはまったくなくてナイフを作れても売るのは今一つ。
でも彼は人の良い優しい性格で頼み事や困っている人を放っておけない人間だった。
ある日、車が故障した女性を助けた事から「トーゴ」と言う種類の狩猟犬をもらい、それからファンの人生が大きく動いていくのですが・・・という話。

ファンは見るからに優しそうな、ちょっと頼りない風貌でした。
言葉も少なく、何事にも自分で納得してしまう性格?
そんなファンが「ボンボン」と名付けた犬を連れているといろんな人に出会っていきます。
銀行の重役から紹介されたドッグ・トレーナーのワルテルに誘われドッグショー出場を計画し、さらに繁殖犬としてお金を得ようとします。

見た目がちょっと味のあるトーゴ犬のボンボンと頼りないファンのふれあいが何とも言えない優しさを感じました。
繁殖の仕事の寸前、役立たずなボンボン・・・
ワルテルはがっかりするが、ファンは「仕方ないな・・・」と思うだけのようだった。

そしてボンボンが逃げてしまい必死に探すファン。
煉瓦の向こうでちゃんと交尾をするボンボンを見つめる目が優しかった~
ボンボンは不能じゃなかったのですね。
人生の相棒となるボンボンと旅をするファンの表情がすごく満ち足りているように感じました。


特別大きな展開がある訳じゃないけど、パタゴニアの雄大さと優しいファンの表情に心が温まる作品だと思いました。
アルゼンチンは失業も多くて貧富の差も大きいらしい。
そんな生きていくには厳しい国で、ファンが大切な存在と出会った事でこれからの人生に幸あれ!と思わせる内容でした。

ちなみにファンもワルテルも実在人物として出演しています。
見事なスクリーンデビュー。
真面目な頼りない男をそのまま演じきったわけですね。


今回の評価は・・・   星3つ半   ☆☆☆★




   

   

   

   

   



  

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