一夜明けて・・・（全日本フィギュア 女子）②

さて続きましては・・・浅田真央さん！

「こんばんは。浅田真央です。」って・・・
自己紹介ありがとう。





やっぱりやってくれました！
前日のSPに続いて、昨夜は素晴らしい「鐘」を観る事ができました。
3Aを一回にして、次は2Aー2Tに変更。
手堅く優勝を意識しての構成にしたのですね。
ダウングレードはされてしまいましたが、観る限りはほぼミスのない演技でした。

これが今の時点で完成された「鐘」なのか、素晴らしい。
荘厳で最後まで重厚な音楽・・・当初は批判も多かったけれど。
最後の上に突き上げる両手と「鐘」の音がピッタリ重なり、ため息がでるほど惹き込まれました。


ホッとしたのが一番の気持ちでしょうね。
浅田真央さんでさえオリンピックに出るのは楽ではない全日本で立派な演技を披露してくれて嬉しかったです。
伊藤みどりさん以来の全日本４連覇！
本当にお見事でした。







その他の感想は・・・


安藤さん、虎か・・・
今回のクレオパトラはグダグダでした。
SPの結果は出ているので３－３にチャレンジしてほしかった（いつも言ってるけど）
今やらないといつやるのか。
とにかくスタミナ不足で、一人だけ違う大会に見えてしまった。


鈴木さん・・・ごめん、アピールポイントに飽きた。


村上佳菜子ちゃん・・・もらい泣きしそうになったり、スタートポジションの位置を間違えたり、今だからこその微笑ましい場面です。

最初はパンクしてしまったけれど、曲の表現はまた伸びた感じ。
練習時間はお姉さん達に圧倒されたとか。
でも、どんどん伸びていく選手ですね。


そんな訳で、EXを残して今年も終わった全日本選手権。
特に選考がかかっていたので記憶に残る熾烈な戦いになりました。
いろいろ感じる事は多かったけれど、好き勝手に感想を書きました。
大好きなフィギュアに元気をもらって、来年も楽しみになりそうです。




おめでとう～

一夜明けて・・・（全日本フィギュア 女子）①

結果をシャットアウトして観た夜のTV放送。
最終選考もかかっている緊張の舞台でした。
観終えてからは良くも悪くもどっと疲れました。


4年前のトリノの選考の時は各試合の得点重視もあり、その他選考基準がちょっと不鮮明な記憶が残っていました。
今回はそれはなく、もちろん女子の３枠を決めるのにはクリアーな選考基準だったと思います。
そしてその基準に選手一人一人の運命が見事に切り分けられました。

この４年の重みを一番知っているのはやっぱり中野さんでしょう。
彼女の２００８年の世界選手権、最終滑走でスタオベをもらった素晴らしい滑りはとても記憶に残っています。
この４年間、実直に素直に佐藤コーチ夫妻の元で頑張っていた姿を多くのファンは知っています。
この日もフリーの演技は最初のジャンプにミスが出て・・・これがもちろん致命的なミスだったでしょう。
でも４年間の思いをすべて出したと言えるほど、終了後は長い時間をかけて自分の気持ちを落ち着かせていたように思います。
観ている人を大きく感動させる演技でした。


結果・・・わずかな点差でオリンピック代表入りを逃しました。
表彰式までどんな気持ちでいたのだろう？
そして今は一夜明けてどんな気持ちでいるのだろう？
そんな事をずっと思い続ける私です。

「火の鳥」は気迫を感じました。
そしてスピンやスパイラルの高得点はやっぱり彼女らしい。
シーズン当初の脱臼や、この日のジャンプミスが本当に悔やまれます。
でも、結果は結果・・・
今季終了後はどうするかまだわかりませんが、四大陸、そして世界選手権でまたまた感動させてください。


私は中野さんの何に感動するのだろう？
一番はいつも練習熱心で真面目に取り組んできた４年間の今までを一番感じるから。
そして指導者に対する礼儀正しさ（当たり前な事だけど）
「真面目さ」が揶揄されるこの時代に、とても貴重な存在に思えたのが一番です。
本当にお疲れ様でした。