日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

NHK・FM 「SOUND MUSEUM」

2009-12-20 22:22:43 | マイケル・ジャクソン
ラジオのNHK・FMでマイケルジャクソン特集をやりました。
「SOUND MUSEUM」という番組で何と吉岡正晴さんと西寺郷太さんという最強のコンビのお二人がやると聞いて楽しみにしていたんですが・・・
今までこんなに中身の濃い番組があったでしょうか?!
それもラジオですよ。
音声だけでマイケルを語る19:20~22:00という贅沢な時間!
本当に素晴らしい内容でした。


と言ってもラジカセがないので録音もできずに一生懸命リアルタイムで聴いた私。
その時間中に駅まで迎えに行ったり帰ってきた家族の食事を作ったりとバタバタすることも・・・
カーステレオで聞き、アイリバーで聞き、最後はCDラジオで聞きました。
だからどうしても聞き逃している場面もあります・・・


このお二人のマイケルに対するたくさんの情報量は有名ですが、とにかく愛にあふれていて言葉一つ一つが温かい。
でも中には厳しく分析される場面もあり、マイケル側の問題点を提議する時も。

この2時間40分という貴重な時間を使ってジャクソン5結成からマイケルが亡くなった後の事まで、事細かに時代を追って案内してくれました。
そしてポイントを押さえるかのような素晴らしい選曲の数々・・・


もう30年以上前の曲「SHAKE YOUR BODY」をモダンで古さを感じない良い曲です!と言うお二人に激しく同感。
私の好きな曲なんです。
「THIS IS IT」ではダンサーを披露するシーンで使われましたね。

その他に私の感じた事は・・・
「お父さんのジョー・ジャクソンに対しては虐待に近いほど厳しい扱いを受けた、と言われているが、ジャクソン5からジャクソンズに移行していったいきさつの中では重要な導きをしていたのでは。その点はとても評価できます。」と聞いて、その頃の深い背景がわかりました。

それから吉岡さんが1983年にマイケルジャクソンと会ったお話もジーンときました。
最初はジャッキーへのインタビューだったそうですが、偶然マイケルやファミリーとも会えた貴重なお話。
夏の暑い日にマイケルが長袖の重ね着や薄いカーディガンを着ていた理由。
もう彼はかなり若い時から「尋常性白斑」と闘っていたのですね。

「WE ARE THE WORLD」の語られていない場面など。
マイケルが何かのインタビューで「誰が何をしたか、などは話したくないんだ」と言っていたのですが、本当は気持ちの中にいろいろあったのでしょうか。
発売されたビデオではわからない何かがあるのですね・・・
ちょっと聞き取る事ができませんでした。


アルバム「THRILLER」から「BAD」への時期。
そして「DANGEROUS」から「HISTORY」への時期。
その中でもあの裁判の話も詳しく説明する西寺郷太さん。
マイケルを取り巻く人間関係や環境が作品と一緒によくわかりました。


特にHISTORYではマイケルは曲の中で「怒り」「叫び」「訴える」シーンがいっぱいです。
そして最後のアルバムとなった「INVINCIBLE」の内容の濃さは本当にいつも感じます。
多くの困難を何とか乗り越えて、愛する子ども達を持って「不屈」を訴えたマイケルジャクソン。
このあたりの話では何だか涙が出そうでした。


最後に「THIS IS IT」を観ての感想として・・・
「ロンドン公演が出来たら100万人ほどが楽しめたはず。
でも悲しい事にマイケルが亡くなってこの映画ができて、100万人ではなく何千万人・・・もしかしたら億の人間が彼の作品を観る事ができた。
そういう意味ではマイケルのメッセージが多くの人に残せた事はすごく意味がある。
そしてそういう意味では特別な存在のアーティストだったと思う。」と話していました。
(細かい表現は違うかもしれません。でも、本当にそうだと思います)


吉岡さんはこの映画を6回観たそうです。
そして西寺さんもご存知のようにマイケルの本を書かれ、この半年いろんな場面で彼の素晴らしさを伝え続けています。
マイケルに対して本当の意味で愛情を感じているお二人だからこそ、今夜の番組は中身のとても濃い素晴らしい内容となりました。


レイ・チャールズと一緒に歌う未発表曲があるなんて・・・
もう聴くことはできないのだろうか?


何度も言いますが、ラジオなんです。
ずっと耳を傾けていたいのは吉岡さんと西寺さんだから、そしてマイケルの曲をいつも聴いていたいから。
すごく良い番組を聴けて幸せでした。



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