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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

名古屋市立美術館での出会い

2012-08-20 18:00:48 | 好きなもの・おでかけ

夏休み恒例、三重県への帰省旅行。

出発日の14日は、朝8時3分発の新幹線に乗って、名古屋11時過ぎ着、
そのまま地下鉄で、伏見へ行き、名古屋市美術館へ行くという予定を
立てました。(大雨の影響で1時間半くらい到着は遅れましたが)

旅行のはじめに名古屋市立美術館を入れたのは、娘の美術の宿題のため
だったのですが(美術館へ出かけて、好きな作品を見つけて、調べて、絵を
模写する‥)、思いのほか楽しむことができました。

今、開催中の『大エルミタージュ展』も、それなりによかったのですが、
(西欧絵画の400年を、ティツィアーノ、レンブラント、ドラクロワ、モネ、ルノワール、
ピカソなど巨匠の作品でたどることができる展覧会ですが、ショージキなところ
マチスの赤い部屋の絵以外には、それほどの魅力は感じませんでした。
おおまかな流れをみるよりは、ひとりの画家の生涯の作品をじっくりとみていくほうが
私は好きなのかもしれません‥)、なにげなく行ってみた常設展が、あとになって
じわじわっと思いだされてくるのです。

なかでも、メキシコ・ルネサンス:メキシコで活躍した女性作家 のところで
国内唯一のフリーダ・カーロの作品は、小さいながらもインパクトがある
ものでした。

「死の仮面を被った少女」

美術館が発行している館内誌によれば、流産してしまった我が子が
生きていればこのくらいの年齢になっているだろうか、と思いをはせて
作った作品だとか‥

今日もふとこの絵のことを思い出し、もっとフリーダ・カーロについて知りたくなり
DVDや本を借りてみようと思い立ったところでした。

すこし前に読んだポール・オースターの小説がとてもおもしろかったので、
これからはオースターの未読小説を順に読んでいこうと思っていた矢先に
今度はメキシコの女流画家に興味が移るなんて‥
思ってもみなかった展開ですが、これも名古屋市立美術館へ行ってみなければ
ありえなかった選択かもしれない、と思うと、毎日のちょっとした偶然や出会いで
興味の対象はいろんな方向へ行くのだなーとおもしろく感じています。











コメント (5)
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