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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

こどものとも2冊と誕生日

2008-08-22 22:35:59 | 好きな絵本

帰省旅行の際に、必ず行くのが、四日市市にある「メリーゴーランド」です。

今回は、初めて、紙芝居の会に遭遇しました。

はじまりの歌は、子供たちが鳴らす楽器と、お店の方のギターでなんとも楽しげ。
(はじまりの歌)紙芝居・本のひらきよみ・紙芝居(終わりの歌)という構成でした。

紙芝居を横目で見つつ、絵本の棚の間を行ったり来たりしながら、
今回選んだのは、↓の こどものとも2007年11月号。

佐々木マキさんの絵や本はチェックしているつもりだったのに、見落としていたみたい。
『てんをおしあげたはなし 中国チワン族のはなし』という、
とても壮大なタイトルと、チワン族???というところにも惹かれました。



表紙上のオレンジ色の部分が「天」で、下のピンク色の部分が「地」。

   てんと ちは、とても とても
  なかのよい きょうだいだったのです。
  ふたりは、どんなときも
  なにをするのも いつも いっしょで、
  はなれたことがありませんでした。


このお話のすごいところは、太陽や月や星は、天にあるのではなくって、
天と地の間の、動物や植物や人間が存在するところに、一緒にあるというところです。

なぜ、動物が4本足で歩くことになってしまったかも、この本を読むとわかります。


こういう、全然科学的でないおはなし絵本って、大好きです



旅行からかえってきた翌日に届いた「ことり便」
8月のことり便は、娘rの誕生日プレゼントにしたので、一緒にたのんだ
この絵本だけ、先に読みました。

『くさむらむらのおつきみまつり』 こどものとも 2008年9月号

大好きな カズコ・G・ストーンさんの、「やなぎむらのおはなし」シリーズです。




今回は、9月号なので、お月見です。

舞台は、くさむらむら。 日本語だとユーモラスな感じになるのに、
英語だと、GRASS VILLAGE なんだかかっこいい~。

ほんものの虫は苦手なのに、このシリーズに出てくる虫には深い愛情を
もっています(笑)。

もう何度も書いていると思うけど、このシリーズの魅力は、丁寧に描かれた
色鉛筆と水彩画の美しさ+個性的な虫たち+小動物のさりげない手助け、です。

でも、最新のお話では、大活躍するはずの、とかげのチョロリさんに
不測の事態が起こってしまいます。
「チョロリとっきゅうに」に乗っていた虫たちはおつきみひろばに
着くことができるのでしょうか‥?



作者のカズコ・G・ストーンさんは、マンハッタンにお住まいです。
毎年夏になると、セントラルパークで開催される、ニューヨーク・フィルハーモニーの
フリーコンサートのイメージが、このお話の底辺になっているそうです。
(そういうところも、私を魅了している遠因なのかなあと思っています。)

大変残念なことですが、このシリーズは今回が最終回とのこと。
だから最後のおつきみひろばには、今まで登場したすべての虫たちが
勢揃いしていたのですね。



サラダとまほうのおみせ』から始まって、いったいどれくらいこのシリーズを
読み込んだことでしょう。

読み始めたのは、たぶんrが3歳のころ。その子が、今日で12歳になりました。

彼女がどれくらい「やなぎむら」を愛しているかはわかりませんが、母が、たいそう
気に入っていたことは、きっといつまでも覚えていることでしょう。


昨年から20歳のバースデーまで贈ることに決めた「絵本」。
今年は、8月のことり便から、『ともだちは海のにおい』を選びました。

そして、本の脇に写っているのは、木工の川端健夫さん作のオルゴールです。
ヒナタノオトさんで見つけて、とっておいてもらったものです。

先日の帰省旅行の際に、作者の川端さんにお会いしたので、オルゴールのことを
話したかったのですが、その時は、まだrに内緒だったので‥
マンマミーアさんにも、ひとつだけ置いてありましたね。
うちにやってきたのは、♪曲は「ハンプティ・ダンプティ」で、木は、くるみとナラです。

くるくる回すと、とてもとてもかわいい音がします。





今年
の夏は、つらく悲しいこともあったけど、そういうこと全部ひっくるめて
ただ一度だけの夏が終わろうとしています‥

コメント (4)
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