報恩坊の怪しい偽作家!

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“Gynoid Multitype Sisters” 登場人物についておさらい

2017-05-28 10:03:24 | アンドロイドマスターシリーズ
 敷島孝夫:

 ボーカロイド専門の芸能プロダクション、敷島エージェンシーの経営者。
 但し、出資金などは親会社の四季グループに出してもらっている。
 初音ミクなどのボーカロイドを抱えていたJARA財団が崩壊し、行き場を失ってヘタしたら廃棄処分になる恐れのあった彼女らを救うべく、敷島が本社に掛け合った。
 ロボットテロ組織ケイン・ローズウェル財団(略称、KR団)を崩壊させたが、今も尚その残党と思しき影と戦っている。
 親会社の親族から経営法などを教わりながらの会社経営だが、何とか売り上げは右肩上がりとなっている。
 その為、創業当初は墨田区菊川の雑居ビルに事務所を構えていたが、現在は江東区豊洲の高層ビル18階に事務所を移している。
 豊洲にした理由は不明だが、都内の高層ビルにしては珍しく、屋上が共有スペースになっているということで、マルチタイプ達の離着陸場として使えるかもと判断したから。
 但し、実際は1度も離着陸をしたことが無い。
 今まで謎に包まれていたボーカロイド達(特に、初音ミク)やマルチタイプ達の本性に近づきつつある。
 ゴールデンウィークに『北海道ボーカロイドフェスティバル』が行われる為、そこで何かをするつもりのようだ。
 アメリカ人妻アリスと息子のトニーと共に、さいたま市大宮区のマンションに現住所を構える。
 但し、平日は江東区東雲のマンスリーマンションで寝泊まりしている。
 会社から離れた場所に現住所を構えた理由は、アリスがさいたま市郊外のロボット研究所(現在は一般公開のパビリオン施設)に勤務している為。
 どんなテロに遭っても、ほとんど無傷で生還したり、逆にそのテロリストを人質に取ったりすることから、特に警察関係者からは『不死身の敷島』、テロ組織側からは『テロリストを泣かせる男』、イスラム過激派からは『アッラーをも恐れぬ男』と呼ばれている。
 四季グループ内では、『四季グループの“かりあげ君”』とも。
 実際の見た目は“かりあげ君”に似ていないが、いかにもテロの最中に自分1人だけ生還しそうな所からそう呼ばれたものと思われる。
 殺人テロロイドと化していた前期型シンディすら、その不死身さ加減にフリーズさせたほど。
 今でもロイド達からは、『実はサイボーグでは?』と疑われているが、彼女らがいくらスキャンしても『Human』と出る為、安心してください!人間ですよ!
 その為、人間型兵器としての用途にもなるマルチタイプ姉妹からも、敷島を倒せる確率がどう計算しても限り無くゼロに近く見積もられている。
 今まで『自分で考えて行動できる』ロイドでありながら、『与えられた命令しかやらない』ロボットであり続けたエミリーにその仮面を剝がさせ、本気で敷島に仕えたいと意思表示をさせた。
 前期型シンディが前面に立って敵対した“東京決戦”では、彼女に命令されて固まっていたテロロボット軍団の包囲をバスで特攻する根性を持つ。
 他にも色々あるのだが、主人公格の代わりとなる人間が他にいないのは事実である。

 井辺翔太:

 敷島エージェンシー創立後の社員第一号。
 都内の大学を卒業した後、世界一周バックパッカーになることを企てていたが、両親から猛反対を受ける。
 仕方なく就職活動を始めたものの、既に大学卒業直前ではなかなか採用してくれる企業があるはずもなく……。
 そんな時、新入社員を求めて母校の大学を訪れていた敷島と偶然会い、敷島にスカウトされる形で入社する。
 つまり、敷島と井辺は大学の先輩・後輩でもある。
 体付きは学生時代は中肉中背だったが、話数を重ねるごとに高身長の大柄な体型という設定に変更となった。
 大学生時代、アメリカに一人旅に出た経験がある為、英語は得意。
 日本語ペラペラのアリスに対し、普通に英語で会話したほど。
 経緯は不明だが、KR団によって復元されたマルチタイプ7号機のレイチェルに騙されてテロに加担させられたことがある。
 実際は運転手役だったり(レイチェルが爆弾テロに巻き込まれたという形だった)、怪しまれない為の同行役(警察も日本人連れの白人女がテロリストだとは思わない為)だったりとフォローするだけであり、直接爆弾を仕掛けるようなことではなかったが。
 但し、記憶操作はされていたようで、後でレイチェルが敷島達の前に敵対してきた時もすぐには気付かなかった。
 会社での仕事ぶりはよくできる方で、敷島に教わりつつのプロデュース業務であったが、事務所が豊洲移転後は総合プロデューサーの肩書きでもって、ボーカロイド個人に付いたマネージャー達を管理する業務を行う。
 その傍ら、ボーカロイドの結月ゆかり、Lily、未夢(当作品オリジナル)の3人ユニット“MEGAbyte”のプロデューサーも務める。

 平賀太一:

 敷島と同様、“アンドロイドマスター”シリーズの初期から登場。
 仙台市西部にある東北工科大学(架空の大学。モデルは東北工業大学)の教授。
 子供の頃からロボットが好きで、それが高じて自分で造ってしまうほどの天賦の才を持っていた。
 最初は人間型のアンドロイドには興味が無く、子供らしくむしろ合体ロボに興味があったくらいだが、最愛の姉を交通事故で亡くす(後にそれはKR団が将来敵対する恐れのある天才少年を子供のうちに殺す作戦であり、弟を庇って死んだ姉が巻き添えになったものだと判明する)。
 それ以来、合体ロボではなく、姉にそっくりなアンドロイドを造る方へと転向する。
 日本で最初にできたメイドロボット(後にメイドロイドへと改称)七海が、平賀の姉の面影があるのはその為。
 平賀の才能を見出した南里志郎が平賀を弟子にしたが、その為に才能をぐんぐんと開花させていく。
 若くして大学教授になったり、デイライト・コーポレーションの外部役員になったりしているが、それに驕ることなく、日々ロボットの開発に取り組んでいる。
 敷島以上にロボットテロを強く憎んでいる。
 “東京決戦”の際は危うく前期型シンディに殺されかけたが、七海の捨て身の攻撃により何とか助かる。
 その為、敷島のように『不死身』ではない。
 宮城県仙台市内に一軒家を構え、南里研究所時代の同僚だった赤月奈津子と結婚、一男一女に恵まれている。
 テロとの戦いからは一線を退いているように見えるが、実際は東京都内の大学に客員教授として訪れたり、講演会に呼ばれたりする度に、ボーカロイドやマルチタイプの点検をするなど、サポート役を引き受けている。

 アリス敷島:

 敷島のアメリカ人妻。
 但し、結婚したことで日本国籍に変えている。
 元々は世界的なマッドサイエンティスト、ウィリアム・フォレストの養孫であった。
 当作品では公表していないが、エミリーを遠隔操作して敷島達を攻撃させたり、南里研究所のサーバーを完全にダウンさせるほどの攻撃を行ってきた。
 最終的に鏡音リン・レンの特異な作戦により、業務用冷凍庫に閉じ込められて完全に敗北する。
 それ以降は紆余曲折を経て、敷島と半ば強引に結婚する(何故そのような経緯に至ったのかは18禁になる為、省く)。
 敷島が無精子症であった為、子供ができないことにノイローゼにまでなってしまうが、後期型シンディが怒りの電撃を放ったことで電気ショックとなり、何故だか精子ができたことでやっとトニーを授かる(※もちろん、実際の無精子症はそんなんで治りません。悪しからず)。
 現在は埼玉県さいたま市西部の郊外に建つデイライト・コーポレーションの研究所で、研究員として勤務する。
 そこが一般公開施設のロボット未来科学館となり、研究施設としては縮小されても残っている。
 後期型シンディのオーナーとして登録しており、敷島をユーザー登録させる。
 表向きは敷島の秘書やマンスリーマンション内における身の回りの世話役としての用途にさせているが、実際は誘惑の多い芸能界において、浮気を監視させる為である。
 勤務先の研究所が幾度と無くKR団の攻撃対象にされても、シンディを含むロボット軍団を配備させて応戦するほど。
 旦那の敷島ほどではないが、敷島の旧友の平賀よりは体力面・精神面において強いもよう。

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