[期日不明 時刻不明 天候:不明 現在地不明・某洞窟内]
狭い洞窟の中、蝋燭1本の明かりだけが灯っている。
そこでリサは、数人の男の鬼達に嬲り者にされていた。
男鬼A「鬼の女か……。なかなかハクいじゃねーか」
男鬼B「オラッ!暴れるんじゃねぇっ!!」
リサ(悔しい!悔しい!こんな奴らに……!!)
男鬼C「へへっ、悪ィな!お先ィ!」
鬼の男の1人が、下半身にそそり立ったモノをリサの女陰に押し付ける。
そして……!
リサ「ぎぃッ……!」
[5月8日05時00分 天候:晴 東京都大田区羽田空港 羽田空港第1ターミナル・『ファーストキャビン』]
リサ「はッ……!?」
そこで目が覚めた。
枕元に置いたスマホは、バイブだけがブーブー震えている。
ここの規則で、目覚ましアラームは使用してはいけないことになっているのだ。
その為、バイブだけをセットしていた。
リサを手を伸ばして、アラームを止めた。
リサ(また、この夢……。何なんだ……)
見ず知らずの男の鬼達にマワされる夢を見ることが多い。
オ○ニーをせず、性欲が溜まっている時に見ることが多いような気がするが、だからといってマワされる夢は何なんだと思う。
リサ(汗かいた……)
リサはシャワーを浴びようと、タオルセットを取り出した。
昨夜大浴場に入ったので、まだタオルは生乾きの状態だが、別に構わない。
アコーディオンカーテンを開けて隣を見ると、まだレイチェルは寝ているようだった。
リサ「しょうがない」
リサは取りあえず、テーブルの上に置いているペットボトルを手に水分補給だけすると、あとは大浴場に向かった。
まさか、また大きな湯船に入るとは思わなかったが、寝汗をかいたのでは仕方が無いだろう。
[同日05時30分 天候:晴 同ホテル・洗面所]
洗面所で歯を磨いていると、レイチェルが起きて来た。
レイチェル「またスパに入っていたのですか?」
リサ「まあね」
レイチェル「リサはオフロが好きですねー」
リサ「鬼は風呂好きなの」
今、洗面所の鏡に映るリサの頭には角は生えていないし、耳も尖っていない。
ああいう悪夢を見て目が覚めると、鬼形態に戻っているのだが、もちろんそのままでいるわけではない。
リサ「そういうレイチェルはシャワーとか浴びないんだ?」
レイチェル「BSAAで軍事教育を受けてきましたからねー」
リサ「?」
リサには意味が分からなかったが、教育訓練中、新兵は朝にシャワーを浴びることはない。
起床時刻になったら急いで着替え、ベッドを整えて、訓練会場に走って向かうというイメージがあるだろう?
そういうことだ。
[同日06時00分 天候:晴 同施設・男女共用ラウンジ→羽田空港第1ターミナルB1階・月の塔]
リサ「よし」
レイチェル「準備万端デスね」
リサ「うん」
ベッドに戻ったリサ達は、制服に着替えた。
リサは早々と夏服半袖であったが、レイチェルはまだ長袖である。
そして、荷物を持って、男女共用ラウンジに向かった。
リサ「おはよう」
愛原「おっ、2人とも、おはよう」
レイチェル「おはようございます」
リサ「あっ、何食べてるの!?」
愛原「そこの自販機で買ったおにぎり。それとお茶」
リサ「それが朝食?」
愛原「いや、違う。ただの小腹満たしだよ」
リサ「ふーん……」
愛原「これとは別に、また朝食でも買うよ」
リサ「わたしも買う!」
愛原「今から?」
リサ「そうじゃなくて、空弁!」
愛原「ああ、そういうことか。保安検査場を過ぎてから買った方がいいぞ」
離陸時間8時40分の飛行機に対し、7時の集合時刻にしたのは、保安検査場に通過する時間を考慮してのことだ。
ただ、それでも搭乗までは待ち時間がある。
恐らく搭乗口付近で待機する際、トイレに行かせたりはするので、その際に売店で空弁を買う余裕はあるだろう。
愛原「トイレに行く時間はあるだろうから、そのついでに空弁を買うことはできるだろう」
尚、栞には朝食は家で食べて来るか、或いは家から弁当を持たせた方が良いみたいなことが書かれていた。
恐らく、修学旅行生皆が空弁なんか買ったら、あっという間に売り切れになるからだろう。
リサ「なるほど」
愛原は残ったおにぎりをお茶で流し込んだ。
愛原「よし。それじゃ、行くか」
そして、ホテルをチェックアウトした。
ホテルのエントランスは1階にあり、集合場所は地下1階であるが、距離はそんなに離れていない。
何なら、吹き抜けの上から覗き込めるほどだ。
リサやレイチェルなら、飛び降りようとするかもしれない。
愛原「エスカレーターはあっちだ!」
高橋「行きましょう」
リサ「はいはい」
レイチェル「ハイハイ」
そして、地下1階の集合場所に到着する。
当然ながら、まだ誰も来ていない。
愛原「参加人数は、全部で90人」
高橋「生徒だけで90人っスか?」
愛原「違う違う。俺達や、他の引率の先生を入れて全部で90」
高橋「案外、少ないっスね」
愛原「そうか?まあ、海外組の方が人数が多いみたいだしな。海外の台湾組は、100人くらい行くから」
高橋「そういうことですか」
因みに、家庭の事情で高い修学旅行費用が払えない生徒の為に1泊2日の温泉旅行なんてのもある。
こちらの参加人数は1番少ないものの、それでも2桁を超えるという。
引率者の責任者であるが、海外組が校長先生、国内線飛行機組がPTA会長、つまり私だな。
そして温泉組が教頭先生だという。
何でも、教頭先生は温泉が好きなのと、飛行機が苦手だから、そちらの引率責任者を買って出ているのだとか。
リサや女子相撲部、女子レスリング部員から車を反転させられるなどのイタズラを受けている教頭先生であるが……。
愛原「ここに何列かで並ばせよう」
リサ「トイレはあるの?」
愛原「この通路の向こう側と、あと反対方向にもあるのかな。あとはコンビニが向こうと……」
リサ「コンビニあるの?」
愛原「ローソンがあるよ」
リサ「へへ……ちょっと小腹満たし……」
愛原「行ってらっしゃい」
レイチェル「リサを1人で行かせるわけにはいきませんので。センセイ、このモニュメントの前に集合ですね?」
愛原「そう。一応、この学校の旗持ってるから」
愛原はツアーガイドやバスガイドが持つような旗を手に取った。
緑色の白抜きで、校章が描かれている。
そしてその下に、『学校法人東京中央学園 上野高等学校』と書かれていた。
あとは、腕章を装着する。
同じく緑色に白抜きで交渉が描かれているのと、その下に、『東京中央学園上野高校PTA』と書かれていた。
腕章に関しては、高橋も助手として来ているので、装着している。
狭い洞窟の中、蝋燭1本の明かりだけが灯っている。
そこでリサは、数人の男の鬼達に嬲り者にされていた。
男鬼A「鬼の女か……。なかなかハクいじゃねーか」
男鬼B「オラッ!暴れるんじゃねぇっ!!」
リサ(悔しい!悔しい!こんな奴らに……!!)
男鬼C「へへっ、悪ィな!お先ィ!」
鬼の男の1人が、下半身にそそり立ったモノをリサの女陰に押し付ける。
そして……!
リサ「ぎぃッ……!」
[5月8日05時00分 天候:晴 東京都大田区羽田空港 羽田空港第1ターミナル・『ファーストキャビン』]
リサ「はッ……!?」
そこで目が覚めた。
枕元に置いたスマホは、バイブだけがブーブー震えている。
ここの規則で、目覚ましアラームは使用してはいけないことになっているのだ。
その為、バイブだけをセットしていた。
リサを手を伸ばして、アラームを止めた。
リサ(また、この夢……。何なんだ……)
見ず知らずの男の鬼達にマワされる夢を見ることが多い。
オ○ニーをせず、性欲が溜まっている時に見ることが多いような気がするが、だからといってマワされる夢は何なんだと思う。
リサ(汗かいた……)
リサはシャワーを浴びようと、タオルセットを取り出した。
昨夜大浴場に入ったので、まだタオルは生乾きの状態だが、別に構わない。
アコーディオンカーテンを開けて隣を見ると、まだレイチェルは寝ているようだった。
リサ「しょうがない」
リサは取りあえず、テーブルの上に置いているペットボトルを手に水分補給だけすると、あとは大浴場に向かった。
まさか、また大きな湯船に入るとは思わなかったが、寝汗をかいたのでは仕方が無いだろう。
[同日05時30分 天候:晴 同ホテル・洗面所]
洗面所で歯を磨いていると、レイチェルが起きて来た。
レイチェル「またスパに入っていたのですか?」
リサ「まあね」
レイチェル「リサはオフロが好きですねー」
リサ「鬼は風呂好きなの」
今、洗面所の鏡に映るリサの頭には角は生えていないし、耳も尖っていない。
ああいう悪夢を見て目が覚めると、鬼形態に戻っているのだが、もちろんそのままでいるわけではない。
リサ「そういうレイチェルはシャワーとか浴びないんだ?」
レイチェル「BSAAで軍事教育を受けてきましたからねー」
リサ「?」
リサには意味が分からなかったが、教育訓練中、新兵は朝にシャワーを浴びることはない。
起床時刻になったら急いで着替え、ベッドを整えて、訓練会場に走って向かうというイメージがあるだろう?
そういうことだ。
[同日06時00分 天候:晴 同施設・男女共用ラウンジ→羽田空港第1ターミナルB1階・月の塔]
リサ「よし」
レイチェル「準備万端デスね」
リサ「うん」
ベッドに戻ったリサ達は、制服に着替えた。
リサは早々と夏服半袖であったが、レイチェルはまだ長袖である。
そして、荷物を持って、男女共用ラウンジに向かった。
リサ「おはよう」
愛原「おっ、2人とも、おはよう」
レイチェル「おはようございます」
リサ「あっ、何食べてるの!?」
愛原「そこの自販機で買ったおにぎり。それとお茶」
リサ「それが朝食?」
愛原「いや、違う。ただの小腹満たしだよ」
リサ「ふーん……」
愛原「これとは別に、また朝食でも買うよ」
リサ「わたしも買う!」
愛原「今から?」
リサ「そうじゃなくて、空弁!」
愛原「ああ、そういうことか。保安検査場を過ぎてから買った方がいいぞ」
離陸時間8時40分の飛行機に対し、7時の集合時刻にしたのは、保安検査場に通過する時間を考慮してのことだ。
ただ、それでも搭乗までは待ち時間がある。
恐らく搭乗口付近で待機する際、トイレに行かせたりはするので、その際に売店で空弁を買う余裕はあるだろう。
愛原「トイレに行く時間はあるだろうから、そのついでに空弁を買うことはできるだろう」
尚、栞には朝食は家で食べて来るか、或いは家から弁当を持たせた方が良いみたいなことが書かれていた。
恐らく、修学旅行生皆が空弁なんか買ったら、あっという間に売り切れになるからだろう。
リサ「なるほど」
愛原は残ったおにぎりをお茶で流し込んだ。
愛原「よし。それじゃ、行くか」
そして、ホテルをチェックアウトした。
ホテルのエントランスは1階にあり、集合場所は地下1階であるが、距離はそんなに離れていない。
何なら、吹き抜けの上から覗き込めるほどだ。
リサやレイチェルなら、飛び降りようとするかもしれない。
愛原「エスカレーターはあっちだ!」
高橋「行きましょう」
リサ「はいはい」
レイチェル「ハイハイ」
そして、地下1階の集合場所に到着する。
当然ながら、まだ誰も来ていない。
愛原「参加人数は、全部で90人」
高橋「生徒だけで90人っスか?」
愛原「違う違う。俺達や、他の引率の先生を入れて全部で90」
高橋「案外、少ないっスね」
愛原「そうか?まあ、海外組の方が人数が多いみたいだしな。海外の台湾組は、100人くらい行くから」
高橋「そういうことですか」
因みに、家庭の事情で高い修学旅行費用が払えない生徒の為に1泊2日の温泉旅行なんてのもある。
こちらの参加人数は1番少ないものの、それでも2桁を超えるという。
引率者の責任者であるが、海外組が校長先生、国内線飛行機組がPTA会長、つまり私だな。
そして温泉組が教頭先生だという。
何でも、教頭先生は温泉が好きなのと、飛行機が苦手だから、そちらの引率責任者を買って出ているのだとか。
リサや女子相撲部、女子レスリング部員から車を反転させられるなどのイタズラを受けている教頭先生であるが……。
愛原「ここに何列かで並ばせよう」
リサ「トイレはあるの?」
愛原「この通路の向こう側と、あと反対方向にもあるのかな。あとはコンビニが向こうと……」
リサ「コンビニあるの?」
愛原「ローソンがあるよ」
リサ「へへ……ちょっと小腹満たし……」
愛原「行ってらっしゃい」
レイチェル「リサを1人で行かせるわけにはいきませんので。センセイ、このモニュメントの前に集合ですね?」
愛原「そう。一応、この学校の旗持ってるから」
愛原はツアーガイドやバスガイドが持つような旗を手に取った。
緑色の白抜きで、校章が描かれている。
そしてその下に、『学校法人東京中央学園 上野高等学校』と書かれていた。
あとは、腕章を装着する。
同じく緑色に白抜きで交渉が描かれているのと、その下に、『東京中央学園上野高校PTA』と書かれていた。
腕章に関しては、高橋も助手として来ているので、装着している。