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報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
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 実際のものとは異なります。

“愛原リサの日常” 「異変発生!」

2025-07-30 16:31:20 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[9月19日19時00分 天候:雨 東京都港区新橋1丁目 相鉄フレッサイン新橋日比谷口]

 デイライトの白峰達によって送られたホテルは、以前にも宿泊した事のあるホテルだった。
 ここにはテナントとして飲食店やコンビニが入居しており、ホテルの外に出ずに利用することができる。
 恐らく、なるべくリサを外出させないようにする為、このホテルを確保したものと思われる。

 リサ「ただい、まぁ……」

 リサはコンビニのレジ袋を手に、客室へと戻った。
 ホテル代はもちろん、宿泊中の食事代などもデイライトから支給されている。
 それ以外の費用については、さすがに自腹だが。
 飲食店で夕食を食べた後はコンビニに寄り、そこでジュースやらお菓子やらを買った。
 それからエレベーターに乗り、客室に戻って来たというわけである。

 リサ「雨か……」

 窓の外を見ると、水滴がついていた。
 ゲリラ豪雨がまだ降るようだ。
 上空からは雷が聞こえてくる。

 リサ「宿題やって、ボーッとしてるか……」

 それにしても、本来は愛原学探偵事務所にいて、留守番隊のテラセイブメンバーに、リサの監視や世話が依頼されていた。
 それが急に、デイライトがホテルで監視ということになったわけである。
 新橋地区の中にあるから、デイライトの事務所からもこのホテルは近い。
 また、客室の鍵はカードキーで開けるのは一般化されつつあるが、他にもエレベーターや深夜帯はカードキーが無いとホテルに入館できないシステムになっており、そういったセキュリティ面の理由もあるだろう。
 リサは買ったジュースを冷蔵庫に入れると、バスルームに入った。
 そこでトイレを済ませると、テレビを点けて、荷物の中を開けた。

 リサ「明日は数Ⅲと現国の宿題が……」

〔「こんばんは。7時のNHKニュースです」〕

 リサ「おっと、NHKになってた」

 リサは手を伸ばすと、チャンネルを変えようとした。

〔「……〇×県霧生市で爆発事故があり、市内を捜索中のBSAA関係者3名が重軽傷を負っています。また、1人が行方不明とのことです」〕

 リサ「……え?」

 リサはリモコンに伸ばした手を引っ込めた。

〔「こちら、霧生市上空です!現場は霧生市郊外山中にあります仏教寺院、大山寺が所有する墓苑、典礼院の地下であります!御覧頂けますでしょうか!?現在、典礼院の入口にはBSAAの軍用車を始め、自衛隊の救急車も到着しています!」〕

 リサ「ま、まさか、先生じゃないよね……?」

 リサは自分のスマホを取り出した。
 愛原からの連絡は無い。
 それもそのはず。
 霧生市は町全体が廃墟となっており、携帯電話の基地局も復旧していない。
 その為、町全体が圏外なのである。
 通信を確保するには、WiFiを用意しなければならない。

〔「……BSAAは民間NGO団体テラセイブと共同で霧生市の捜索を行っており、今回はNPO法人デイライトや民間の探偵業者とも共同で行う大規模なものでした。その最中に事故が起きたもようです。事故に遭った捜索班が何故、墓苑内を捜索していたのかは明らかになっておりませんが、その地下には日本アンブレラの地下施設があったとされ、その探索を行っている最中に爆発事故が起きたものと思われます。……只今、情報が入りました。この事故による重軽傷者3名の身元が判明しました。まずはBSAA北米支部のレイチェル・グラハムさん、民間NGO団体テラセイブの高橋真珠さん、それとNPO法人デイライトの善場優菜さんです」〕

 リサ「ヒィッ!?」

〔「現在、ケガの程度は明らかになっておりませんが、重軽傷とのことです。あと1人は地下施設に取り残され、安否不明とのことです」〕

 リサ「こ……これ、絶対愛原先生入ってる……」

 リサは震えてる手で、自分のスマホを取り出した。
 そして、デイライトの事務所に掛ける。
 だが、何度もコールするだけで、誰も電話に出ない。
 仕方なく電話を切った。
 だがその直後、別の所からリサのスマホに着信があった。

 リサ「はい、もしもし?」
 白峰「愛原リサさんですか?白峰です」
 リサ「シラミネ?……ああ、あの善場さんの……」
 白峰「部下です。それより、テレビは御覧になりましたか?」
 リサ「あれは何なの!?」
 白峰「御覧の通りです。探索中に爆発事故に巻き込まれたようです。主任は……善場主任は、御想像の通り軽傷ですが……」
 リサ「善場さんもGウィルスの遺伝子が体に食い込んでるから、回復力はBOW並みでしょ!それより、レイチェルやパールさんは!?」
 白峰「重傷のようです。ただ、幸いにも2人とも訓練を受けているので防御態勢が取れたこともあり、命に別状は無いようです」
 リサ「先生は!?先生は無事なの!?」
 白峰「愛原所長は……えっ?なに?……ちょ、ちょっと待ってください!また後で電話します!」
 リサ「ちょっと待ってよ!」

 だが、電話が切れてしまった。

 リサ「一体、どういうことなんだよ……!」

〔「えー、また新しい情報が入りました。霧生市の爆発現場で、新たな未確認生物が発生したとの情報が入りました。繰り返します。霧生市の爆発現場で、未確認生物が発生したとの情報が入りました。この未確認生物とは如何なる物なのか、詳しい事は分かっておりません。……」〕

 リサ「何それ!?」

〔「現場の地下には日本アンブレラの秘密施設があるとされ、そこから未確認生物が発生したとの情報が入りました。詳しい情報につきましては、入り次第お伝えします」〕

 リサ「だからわたしも一緒に行けば良かったんだ!!」

 リサは白峰の番号に掛けてみた。
 だが、コールはするものの、出ることはない。

 リサ「出ろよ!くそっ!くそぉぉぉぉぉっ!!」

 と、その時、今度は部屋の電話が鳴った。

 リサ「んっ!?」

 リサは急いで電話に出た。

 リサ「もしもし!?」
 フロント係「こちら、フロントでございます」
 リサ「は?はあ……。何ですか?」
 フロント係「御言付けがございます。フロントまでお越し頂いても宜しいでしょうか?」
 リサ「はあ……今、行きます」

 リサは何だろうと首を傾げた。
 そして電話を切ると、フロントへ向かった。

 リサ「おっと、カードキー!部屋に入れなくなっちゃう!」

 危ないところであった。

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