おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の542ページ「コラム2-4-3⑥図 兼業・副業による中核人材の確保について実施困難・無関心の理由」をみましたが、今日は544ページ「第2-4-54図 経常利益の実績別に見た、人材不足企業の企業価値維持・向上のための取組」をみます。
下図から全体の人材の過不足感について、「中核人材も労働人材も不足している」と回答した企業について、企業価値の維持・向上のための取組の実施状況を経常利益の実績別に見ると、製造業・非製造業の別なく、総じて増益傾向にある企業の実施割合が減益傾向の企業の実施割合を上回っており、特に機械化・IT 導入の取組においてその差が顕著であることが分かります。
この結果について白書は、もちろん、これは増益傾向にあるからこそこのような投資余力があるということでもあり、業績との因果関係を示すものではないが、人材が不足している中でも増益傾向にある企業は、バックオフィスやフロントオフィスへの IT 導入、省力化や作業負担軽減のための機械化や、能力開発による一人当たりの生産性向上といった取組を行い、利益を確保し、生産性の維持・向上を図っている可能性が示唆される、とあります。
人材不足に見舞われている中小企業は、機械化・IT化できるところがないか業務を見直すことが求められる、ということですね!!
昨日は2017年版「中小企業白書」の542ページ「コラム2-4-3⑥図 兼業・副業による中核人材の確保について実施困難・無関心の理由」をみましたが、今日は544ページ「第2-4-54図 経常利益の実績別に見た、人材不足企業の企業価値維持・向上のための取組」をみます。
下図から全体の人材の過不足感について、「中核人材も労働人材も不足している」と回答した企業について、企業価値の維持・向上のための取組の実施状況を経常利益の実績別に見ると、製造業・非製造業の別なく、総じて増益傾向にある企業の実施割合が減益傾向の企業の実施割合を上回っており、特に機械化・IT 導入の取組においてその差が顕著であることが分かります。
この結果について白書は、もちろん、これは増益傾向にあるからこそこのような投資余力があるということでもあり、業績との因果関係を示すものではないが、人材が不足している中でも増益傾向にある企業は、バックオフィスやフロントオフィスへの IT 導入、省力化や作業負担軽減のための機械化や、能力開発による一人当たりの生産性向上といった取組を行い、利益を確保し、生産性の維持・向上を図っている可能性が示唆される、とあります。
人材不足に見舞われている中小企業は、機械化・IT化できるところがないか業務を見直すことが求められる、ということですね!!