中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

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小規模企業が従業員を減少させている!!

2018年01月30日 05時00分39秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」27ページ「第 1-2-3図 企業規模別開廃業企業の内訳(2009年~2014年)」をみましたが、今日は29ページ「第 1-2-5図 企業規模別従業者数の変化(2009年~2014年)」をみます。

下図から2009年から2014年の間で従業者数全体の変化を、企業規模別に確認すると、中規模企業では201万人増加している一方、大企業では56万人の減少、小規模企業では155万人の減少となっており、全体では4,803万人から4,794万人へと微減していることが分かります。

次に、従業者数を変化させている企業の特徴を確認するため、2009年から2014年まで存続していた企業を存続企業、2009年以降に開業した企業を開業企業、2009年から2014年の間に廃業した企業を廃業企業とし、それぞれの従業者数の増減を見ると、2009年から2014年の間に、存続企業では、従業者を増加させた企業の増加分が1,318万人、従業者を減少させた企業の減少分が1,223万人であり、全体として95万人増加させている一方、開業企業は551万人の従業者を増加させ、廃業企業は656万人の従業者を減少させていることが分かります。

白書は、全体の従業者数の変動に、開業企業・廃業企業が一定程度影響していることが分かる。これを規模別に確認すると、開業企業の中で従業者数を最も増加させているのは中規模企業であり、開業企業の生み出した従業者数の約57%を占めている。

また、廃業企業の中で従業者数を最も減少させているのは小規模企業であり、廃業企業が減少させた従業者数の約45%を占めている。

存続企業では、大企業及び小規模企業が従業者数を減少させている一方、中規模企業は従業者数を増加させている、とあります。

要するに、小規模企業を取り巻く経営環境が厳しいということなのでしょうね。読み進んでいきます!!
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