中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

女性とシニアが求める「働きやすい」とは??

2018年01月05日 04時59分57秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」524ページ「第2-4-43図 就業者が就業先を選ぶに当たって妥協できない点(中核⼈材)」をみましたが、今日は525ページ「第2-4-44図 就業者から見た、人材の定着や育成のために必要だと考える企業の取組(中核人材)」をみます。

下図から女性やシニアが中核人材として働く際に、就業先企業に求める取組、及び現在の職場が「働きやすい」と回答した就業者の就業先企業で実際に実施されている取組について見ると、それぞれの人材が重視する企業の取組を見ると、「能力や適性に応じた昇給・昇進」、「成果や業務内容に応じた人事評価」といった評価に関する項目については男女間で大きな違いが見られない一方で、「職場環境・人間関係への配慮」、「勤務時間の弾力化」といった労働環境に関する項目や「育児・介護に係る補助・手当」といった項目については、より女性において重視する傾向が見られます。

白書は、就業先企業での取組の実施状況と、働きやすさとの相関についても第 2-4-4515 図によって確認すると、総じて「働きやすい」と回答した就業者の就業先企業で最も実施されている取組は「時間外労働の削減・休暇制度の利用促進」であった。

同図を見ると、女性については「勤務時間の弾力化」について実施割合が 34.9%と、労働時間に関する項目がより働きやすさに影響を与えている可能性が示唆される。

シニアについては、「成果や業務内容に応じた人事評価」について働きやすさに与える影響が大きい一方で、「作業負担の軽減や業務上の安全確保の徹底」についても働きやすさと高い相関関係を示していることがうかがえる、とあります。

中小企業経営者は自分を犠牲にすることで経営が成り立っている部分が少なからずあるので、労働者から一方的に働きやすさを求められるのは相当に辛いことだと思います。ですが、どのような声があるのか聞いてあげる場を設定するだけでも、早急に検討した方が良いという時代なのでしょうね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆