中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

小規模事業者と地域住民は密接な関係にある!

2016年02月13日 05時05分03秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)143ページ「地域にある商店街が活性化するための重要な取組」をみましたが、今日は146ページ「地域住民の果たす役割の重要性の認識」をみます。

下図から地域の活性化や地域課題の解決に係る、地域住民が果たす役割の重要性の認識について見ると、「重要だと思う」(31.8%)、「どちらかと言えば重要と思う」(45.5%)と回答した者が、全体の7割以上を占め、多くの地域住民が地域活性化への地域住民の果たす役割について重要であるとの認識を持っていることが分かります。

次に、地域住民の地域活性化や地域課題解決の取組への参加状況について見ると、60歳以上では30.8%、50歳代では23.0%となっている一方で、30歳代では15.0%、20歳代では16.2%と、年齢が高くなるにしたがって、より地域活性化や地域課題解決の取組に参加している傾向が見て取れます。

この結果について白書は、60歳代という年齢が、定年退職等によりある程度時間的な余裕が出てくる年齢であることも背景にあると考えら
れる、としています。

小規模事業者が地域経済の担い手として、地域住民に商品・サービス等を提供しているのと同時に、地域住民はそれらの商品・サービスを購入することによって、地域の小規模事業者は持続的な事業展開を実現していることから、地域に根ざした事業活動を行う小規模事業者は、その地域に住む人々と密接な関係があるということですね。

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