おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の35ページ「事例 №54 海外進出予定先での不正な商標登録を見ましたが、今日は35ページ「事例 №55 ブラックボックス化した製品の模倣品被害と退職者からの技術流出」をみます。

技術流出のリスクを考え、ブラックボックス化して製品を出したが、分解され1週間後には模倣品が出た、さらに、退職者を通じて技術が流出している、という事例です。
このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。
コア技術については日本の本社から出さないよう確保しておくとともに、社員の間でその共通認識を形成しておくことや、情報管理体制の構築、現地法人において技術者が長く働いてもらえる職場環境の整備、技術の先進性及び優位性を保持するなどして、模倣・技術流出のリスクに対応することが大切です。
また、未然の防止策として技術者に対して厳格な守秘義務規定を含む契約書を交わすなどの方法も検討するべき、とあります。
他社が開発した製商品を分解・解析し、その原理や製造技術などの情報を獲得して自社製品に応用することをリバースエンジニアリングと呼びますが、これほど短期間に模倣品が出ると打つ手はないですね。
昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の35ページ「事例 №54 海外進出予定先での不正な商標登録を見ましたが、今日は35ページ「事例 №55 ブラックボックス化した製品の模倣品被害と退職者からの技術流出」をみます。

技術流出のリスクを考え、ブラックボックス化して製品を出したが、分解され1週間後には模倣品が出た、さらに、退職者を通じて技術が流出している、という事例です。
このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。
コア技術については日本の本社から出さないよう確保しておくとともに、社員の間でその共通認識を形成しておくことや、情報管理体制の構築、現地法人において技術者が長く働いてもらえる職場環境の整備、技術の先進性及び優位性を保持するなどして、模倣・技術流出のリスクに対応することが大切です。
また、未然の防止策として技術者に対して厳格な守秘義務規定を含む契約書を交わすなどの方法も検討するべき、とあります。
他社が開発した製商品を分解・解析し、その原理や製造技術などの情報を獲得して自社製品に応用することをリバースエンジニアリングと呼びますが、これほど短期間に模倣品が出ると打つ手はないですね。