中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

経営者の悩みを改めて確認する!

2014年07月15日 05時03分33秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)161ページ「第3-1-23 図 地域に必要とされていると感じている小規模事業者」をみましたが、今日は168ページ「第3-1-27 図 類型ごとの小規模事業者の経営課題」をみます。

下図により、類型ごとの小規模事業者の経営課題を見ると、「地域型」では、「既存の営業力・販売力の維持強化」と回答する企業が多く、次いで「国内の新規顧客・販路の開拓」となっており、また、「広域型」では、「国内の新規顧客・販路の開拓」と回答する企業が多く、次いで、「既存の営業力・販売力の維持強化」であることが分かります。

これについて白書は、「地域型」は、今ある販売先との関係強化や営業力強化の方が、新規顧客や販路開拓よりも課題となっている、「広域型」は、「地域型」とは逆で、新規顧客や販路開拓の方が、今ある販売先との関係強化や営業力強化よりも課題であることが分かる、としています。

その他の特徴としては、「成長型」では、「人材の確保・育成」を経営課題として回答する企業も多く、組織を成長させるに当たり、人材の確保・育成が課題となっており、全体として、「(日々の)運転資金の確保」や「新商品・新サービスの開発」と回答した企業も見られます。

経営者の悩みは、”営業”、”ヒト”、そして、”カネ”に集約されます。これは今年の白書に限らず、いつ誰に聞いても同じ結果となる、経営者の普遍的な悩みということです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆