中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

個人と法人、起業はどちらがお得??

2014年07月11日 05時01分43秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)151ページ「コラム3-1-4⑦図 小規模事業者(個人事業者・法人)の経営者の年齢」をみましたが、今日は152ページ「コラム3-1-4⑨ 個人事業者と法人(資本金 1 億円以下)の税制の違い」をみます。

下表は、個人事業者と資本金1億円以下の法人の税制の違いを示したものです。

白書によると、単純に税率と課税所得で計算すれば、課税所得が928万円の場合に個人事業者の所得税額と資本金1億円以下法人の法人税が152.64万円で同額となり、この課税所得を下回る場合には、個人
事業者の方が法人よりも税負担が低くなるということです。

次に、一般的な個人事業者と法人のメリット・デメリットをまとめた表を見ると、個人事業者のメリットは、起業の手続きが容易であること、起業に関するコストが少ないことが挙げられる一方、利益が出るほど所得税率が高くなるなどのデメリットも存在しています。

起業を控え、個人にするか、法人にするか、悩んでいる方も多いと思います。

この表にはありませんが、法人のメリットはなんと言っても「信用力」です。起業時にまとまった金額が必要な場合には、法人を選択されるのが良いと思います。

また、法人のデメリットで記載されている3点は、インターネットの普及により、今ではデメリットとは言えない程です。

私も起業の際に、相当勉強しましたが、今でも知らないことの方が圧倒的に多く、この分野の奥深さを感じているところです。

いずれにしても、今回白書で確認したことは、あくまでも「教科書」的なことです。専門書、専門家だけでなく、身近にいる経営者からもノウハウやテクニックを学ぶことも起業準備の一つかもしれませんね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆