goo blog サービス終了のお知らせ 

中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

原油を理由に価格が下がると・・・

2014年05月29日 04時02分33秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)14ページ「第1-1-11図 為替レートの推移」をみましたが、今日は16ページ「第1-1-12図 原油価格及び石油製品卸売価格の推移」をみます。

この図は、2010 年以降のドバイ原油の取引価格の推移を月次で示したものですが、これを見ると、2012年以降のドバイ原油の月当たり平均価格は、106.9ドル/バレルと、2010年~2011年の月当たり平均価格92.0ドル/バレルを大きく上回っており、原油価格は高止まりの状態が続いていることが分かります。

また、図下は、石油製品の卸売価格の推移を示したものですが、おおむね原油価格の動きと同様に上昇傾向を続けてきたことが分かります。

日常生活では原油や石油の上昇が直接影響するのはガソリンや灯油代くらいですが、ものづくり企業にとっては、石油の値上げは、ガソリン、電気代、さらには、それらで作られる材料の高騰へと派生していきます。

その上、値上げにより膨らんだ製造原価は販売価格へ転嫁できないことから、利益が減少してしまう大変な事態です。

ものづくり企業の経営者に最近の取引単価を聞くと、かつてに比べて戻ってきているものの、過去の為替水準よりかは下回ったままとのことですので、原油の高騰は中長期的にも脅威があるということですね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★