おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2014年版)の11ページ「第1-1-9図 企業規模別の設備投資(実額)の推移」をみましたが、今日は14ページ「第1-1-11図 為替レートの推移」をみます。
この図はBloombergによる1997年から2014年までの為替レートをグラフにしたものです。

この動きについて白書は、2007年から2012年11月頃まで続いた円高方向への動きは、我が国輸出産業の競争力を低下させ、企業収益を圧迫してきた一方で、輸出を行っていない国内企業においても、輸出企業を通じたコスト引下げ圧力の高まり等により、収益環境の悪化が進んだ、とあります。
為替レートの動きをみると、2012年11月頃までは対ドル、対ユーロ共に円高方向への動きが続いたものの、その後、対ドル、対ユーロ共に円安方向への動きに転じ、2013年12月には対ユーロで144.8円、2014年1月には、対ドルで105.4円まで円安方向に推移しており、足下では、対ドルで100円台前半、対ユーロで140円前後で推移している、とあります。
為替を決める要因は複雑で、それが読めれば城が建つと言われますが、この図をみるかぎり、現在の状況はどちらかといえば円高にあり、昨今の国際政情の不安を考えると、「有事の円買い」により、再度、円高に入る可能性も少なくなさそうな気がしますね。
昨日は中小企業白書(2014年版)の11ページ「第1-1-9図 企業規模別の設備投資(実額)の推移」をみましたが、今日は14ページ「第1-1-11図 為替レートの推移」をみます。
この図はBloombergによる1997年から2014年までの為替レートをグラフにしたものです。

この動きについて白書は、2007年から2012年11月頃まで続いた円高方向への動きは、我が国輸出産業の競争力を低下させ、企業収益を圧迫してきた一方で、輸出を行っていない国内企業においても、輸出企業を通じたコスト引下げ圧力の高まり等により、収益環境の悪化が進んだ、とあります。
為替レートの動きをみると、2012年11月頃までは対ドル、対ユーロ共に円高方向への動きが続いたものの、その後、対ドル、対ユーロ共に円安方向への動きに転じ、2013年12月には対ユーロで144.8円、2014年1月には、対ドルで105.4円まで円安方向に推移しており、足下では、対ドルで100円台前半、対ユーロで140円前後で推移している、とあります。
為替を決める要因は複雑で、それが読めれば城が建つと言われますが、この図をみるかぎり、現在の状況はどちらかといえば円高にあり、昨今の国際政情の不安を考えると、「有事の円買い」により、再度、円高に入る可能性も少なくなさそうな気がしますね。