中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

実際に消滅した集落の状況

2014年05月18日 05時05分57秒 | 平成24年度森林・林業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成24年度森林・林業白書」154ページ「山村の現状」をみましたが、今日は155ページ「山村では過疎化・高齢化が進行」をみます。

山村では、過疎化と高齢化が急速に進んでおり、この結果、振興山村の人口は、現在では全国の3%を占めるのみで、65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)は、全国平均の1.5倍に当たる31%となっていることが分かります。

また、ここで興味深いのは、実際に消滅した集落の状況が分かることです。

森林・林地の管理状況は、これらの集落の54%では元住民や他集落・行政機関が管理しているものの、残りの46%では放置されている。しかし、前回の調査と比べると、森林・林地の放置割合が上昇している。

さらに、過疎地域等の集落では、働き口の減少を始め、耕作放棄地の増大、獣害・病虫害の発生、林業の担い手不足による森林の荒廃等の問題が発生している、ということです。

白書はこうした状況について、山村において、里山林の保全活動や広葉樹の薪等のバイオマス利用、森林体験の実践活動など、森林資源を活用した新たな地域の取組を創出することにより、山村集落の活力を高めることが重要である、としています。

しかしながら、これまでみてきたとおり、それが難しいことから、即効性のある解決策は現状では見当たらないということですね。

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