おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2013年度ものづくり白書 15ページの「「自動車」と「電気機械」の従業者数推移」をみましたが、今日は17ページの「堅調さを維持する「電気機械」の「部品」」をみます。
これまで見てきたとおり、「電気機械」の「最終製品」分野は伸び悩んでいますが、「部品」分野では国内外での事業拡大が進んでおり、同じ「電気機械」のサプライチェーンであっても、「部品」に属する企業は「最終製品」と異なる動きを見せており、具体的には、海外設備投資も「リーマンショック」後に大きく減少したが、それでも直近の2010年度は1995年度比で約1.8倍の水準を維持していることが分かります。
続いて、従業者数で見ても、直近2010年度の国内従業者数は1995年度比約9割と、「最終製品」の企業の落ち込みに比べて限定的であり、また海外従業者数の伸びも緩やかながら増加基調が継続しており、海外事業が拡大していることが分かります。
今後の見通しにおいても「電気機械」の「部品」に属する企業のアンケート回答結果では、設備投資及び従業者数の両面で海外での事業展開を拡大させていくと回答しているので、国内設備投資は2001年頃のITバブルの崩壊や2008年頃のリーマンショックに伴う景気後退期には減少したものの、トレンドが低下しているわけではないということです。
「部品」は拡大している一方で「最終製品」は縮小しているのは、外部に発注した部品を自社で組立る「アッセンブリーメーカー」の強みが弱みに転じた結果と考えると、電気機械メーカーは技術力のある部品の自社開発という原点に回帰する必要性を感じますね。
昨日は2013年度ものづくり白書 15ページの「「自動車」と「電気機械」の従業者数推移」をみましたが、今日は17ページの「堅調さを維持する「電気機械」の「部品」」をみます。
これまで見てきたとおり、「電気機械」の「最終製品」分野は伸び悩んでいますが、「部品」分野では国内外での事業拡大が進んでおり、同じ「電気機械」のサプライチェーンであっても、「部品」に属する企業は「最終製品」と異なる動きを見せており、具体的には、海外設備投資も「リーマンショック」後に大きく減少したが、それでも直近の2010年度は1995年度比で約1.8倍の水準を維持していることが分かります。
続いて、従業者数で見ても、直近2010年度の国内従業者数は1995年度比約9割と、「最終製品」の企業の落ち込みに比べて限定的であり、また海外従業者数の伸びも緩やかながら増加基調が継続しており、海外事業が拡大していることが分かります。
今後の見通しにおいても「電気機械」の「部品」に属する企業のアンケート回答結果では、設備投資及び従業者数の両面で海外での事業展開を拡大させていくと回答しているので、国内設備投資は2001年頃のITバブルの崩壊や2008年頃のリーマンショックに伴う景気後退期には減少したものの、トレンドが低下しているわけではないということです。
「部品」は拡大している一方で「最終製品」は縮小しているのは、外部に発注した部品を自社で組立る「アッセンブリーメーカー」の強みが弱みに転じた結果と考えると、電気機械メーカーは技術力のある部品の自社開発という原点に回帰する必要性を感じますね。