おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2013年度ものづくり白書 38ページの「輸出企業の為替に対する見方」をみましたが、今日は40ページの「主要国の製造業競争力」をみます。
主要国・地域における製造業の競争力を比較すると、日本は「産業集積」、「技術力」で優位性があるものの、「産業基盤」、「労働力」、「経営力」、「グローバル化」では相対的に他国に劣位となっていますが、その一方、ドイツ、英国、米国など欧米諸国は「経営力」に強みを持っていることが分かります。
次にアジア諸国と比較してみると、日本は同様に「産業集積」、「技術力」で優位性があるものの、シンガポールや台湾は「労働力」と「グローバル化」に優位性が見られ、劣位になっていることが分かります。
日本は技術力と産業集積力が高く、労働力とグローバル化が劣るという診断は、日本人の謙虚さかと期待したのですが、このグラフの出所がスイスであることから、日本は世界からそのように見られていると見方を変える必要があります。
また、言葉の響きから「経営力」を高めることが望ましいと思ったのですが、アジア各国における日本の位置づけはインドと台湾に劣り、シンガポールに勝っているので、その方向も違うように感じます。
要するに、グローバル化すれば製造業の競争力は菱形に近づくということなのでしょうが、グローバル化とは何なのか、ますます分からなくなりますね。
昨日は2013年度ものづくり白書 38ページの「輸出企業の為替に対する見方」をみましたが、今日は40ページの「主要国の製造業競争力」をみます。
主要国・地域における製造業の競争力を比較すると、日本は「産業集積」、「技術力」で優位性があるものの、「産業基盤」、「労働力」、「経営力」、「グローバル化」では相対的に他国に劣位となっていますが、その一方、ドイツ、英国、米国など欧米諸国は「経営力」に強みを持っていることが分かります。
次にアジア諸国と比較してみると、日本は同様に「産業集積」、「技術力」で優位性があるものの、シンガポールや台湾は「労働力」と「グローバル化」に優位性が見られ、劣位になっていることが分かります。
日本は技術力と産業集積力が高く、労働力とグローバル化が劣るという診断は、日本人の謙虚さかと期待したのですが、このグラフの出所がスイスであることから、日本は世界からそのように見られていると見方を変える必要があります。
また、言葉の響きから「経営力」を高めることが望ましいと思ったのですが、アジア各国における日本の位置づけはインドと台湾に劣り、シンガポールに勝っているので、その方向も違うように感じます。
要するに、グローバル化すれば製造業の競争力は菱形に近づくということなのでしょうが、グローバル化とは何なのか、ますます分からなくなりますね。