以前から、Sさんを中心に仲間が集まって伝統農法での田んぼをやっていますが、場所が変わってからは何面も田んぼが取れているので、実験的にやったり現代農法に近かったり畑もやったり、色んなやり方を試せます。ただ一つ変わらないのが自然水を使う事と無農薬、極力手作業、水牛作業で、現在は3頭います。
ところで、何で田植じゃなくて種まきかと言うと、苗を植えるより種まきの方が根張りが良いだろうと言う考えです。地面をならすトンボを加工した物で升目に線を引き、そこに並んで3粒前後の発芽した種籾をまいて行きます。
久しぶりに会った「若葉」はオイラの匂いを覚えていてくれてるかな?と心配でしたが、ちゃんと覚えていてくれました。画像の子供は「のぼたん」です。ここの農園の名前を「のぼたん農園」と言うのですが、ノボタンが沢山生えている事から名付けられました。そしてここで生まれたこの子も「のぼたん」と名付けたのです。ちなみにもう一頭は「さくら」と言います。
のぼたん農園は山の直ぐ麓にあり、昔の人が田んぼをやっていた場所を復活させました。ですからちゃんと水源がある場所です。山からの湧水が出る場所も最初はチョロチョロだったんですが、キレイに整備し出したら不思議とだんだん水が良く出るようになり、今では滾々と湧き出ます。その水を貯めた池には自然と水生植物・昆虫が発生し研究者が調査に来るくらいになってます。
ミズワラビ(ホウライシダ科、絶滅危惧種、ミズワラビ科とする事も)画像の細い葉は胞子葉です。他に栄養葉と言う幅の広い葉と、無性芽と言うのも付けます。この種も二通りのやり方で子孫を増やすんですね。シダの仲間なので食用出来、シャキシャキして美味しいです。昔はこういう場所にいくらでもあったんですが、農薬や開発の影響で今では絶滅危惧種。石垣島でもなかなか見られません。
ミズオオバコ(トチカガミ科、絶滅危惧種、方言でタークブ)、ミズオオバコは一日咲いたら終わりですが、ココでは次から次へと毎日咲きます。相当環境が良く沢山生えているようです。葉は食べられるので昔は養殖までしていたと聞きます。オイラの住む名蔵の水田近くでも時々見られますが、生えてる場所の水が汚くて食べる気がしません。ここは水がキレイなのでその内頂いてみましょう。葉は物凄く脆いので直ぐ千切れてしまいます。
ちょうど今、島での山の先生・Mさんが石垣市史の為に島内の水生植物を探し撮影してるんですが、目当ての物はこの場所には無かったようです。オイラも探して見ましょう。
近い内に水牛による代掻きがあるので、その時にまた撮影に行こうと思います。でもオイラも行った時は、ちゃんと種まきや草刈りなどやっているんですよ(笑)。
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