前回が観音崎の概観的な画像が多かったのでもう少し掘り下げて行きたいと思います。最初は灯台の下まで行って、一旦降りてから海に出たんですが、海辺の岩場には複雑に湾曲した地層や満潮時の潮の高さによりどの高さにどんな生き物が住んでいるかと言った事が分かります。
海に出る時の岩場の先には↑画像のように美しい海が広がります、そしてその両側の岩場は先程も書きましたが、何故地層がグニャグニャになっているのか?冨崎層(中生代ジュラ紀)と言うのは琉球海溝の底を物凄い圧力をかけられ今の八重山に押し出されて来た層だからだそうです。長い年月を経て遥か彼方から海を渡ったんではなく、地の底を通ってブニュ~と押し出されたなんて凄い話ですよね。
海岸沿いをちょっと歩くと↑画像のような、イゾッツアー(魚岩屋)と呼ばれる穴があります。良くある伝説で人が住んでいたとか鬼が住んでいたとかあるようですが、人が住んでいたと言うのは現在でもちょくちょくあるらしく、この時も焚き火の後がありました。石垣にも実はホームレスが沢山いて、海岸や川沿い、山の中に住んでいるような跡も時々ありますが、バックパックとかで来てしばらく住みついてると言うのもあるし、西表なんかはTVでも紹介されてるような自然の中で自給自足してる人がいたりするので別に珍しい話では無いのです。もちろん釣り人や恋人達の一夜の宿と化する時もあるし、海で遊ぶ時の着替えの場やクーラーバックに飲み物やお弁当を入れてをおいて休憩する場に使ったりもします。
次回は岩屋の中の様子をご覧に入れましょう。思った以上に素敵な空間があるんですよ。↑の画像、向こうに見えるは竹富島です。干潮時なのでかなり先の方まで白い砂が写っていますね。要するにかなり遠浅だと言う事です。この東屋では良くユンタクの場に使ったり、サンシンを弾いている人がいたりと、街から近く眺めも良いので人気の憩いの場の一つになってます。ただ老朽化が進んでいて崩れかかっているので行く時は気を付けて下さいね。
つづく