ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

石や木や水と私たちの関係について

2011年04月30日 | 人間と宇宙~哲学を科学する

あまねく宇宙の万物に、中性子や陽子として拡がる意識と意志。(つながってきた ~ 真実への目覚め

波動の法則―宇宙からのメッセージ
足立 育朗
ナチュラルスピリット

この本の示すところを考えると、納得感のある極みが見えてくるような気がします。

電子を伴って物質として現象化する場合もあれば、
電子を伴わずに、物質世界に現れずに存在することもある。

意識や意志(こころ)はそのようなものであって、
DNAレベルの高分子となり、肉体化せずとも、
肉体から離れても、素粒子の粒々として宇宙に漂っている。

常々不思議に思っていることに、
ひとの持って生まれた理性的なもの、良心のようなものがある。
知識や教育の問題ではなく、人であれば信じてよい、と感じられるもの。
誰の心にも本来備わっているであろう共通の宇宙のようなもの。

それは、繰り返し再生される中性子や陽子によってもたらされる意識や意志なのではないか、と思えてきた。
霊性的なレベル、霊格、と呼ばれるようなものは、
人間が一代で為し得るようなものとも思えない。

輪廻転生や生まれ変わり、というと誤解を招きそうだが、
古代に生きた者たちの中性子(意識)や陽子(意志)によって私たちが生かされている、と考えれば、
これは間違いなく壮大なロマンである。

私たちは宇宙のなかで、これまでも存在し、これからも存在する意識(中性子)や意志(陽子)を有している。

それは、かつて人間だった者の意識かもしれないし、石や木や水の意志かもしれない。
ひょっとしたら、キリストや仏陀の意識だって混じっていないとも限らない。

そのような永続する営みと共に、人間は宇宙とつながっている。

調和を感じて当然のものを持っている。

人間とは、人生とは、何と素晴らしいものなのか、ということになる。

( ↓ ) この曲を思い出して、タイトルにした。

命の別名

 
    いつかは、喜んで選んでもらえるような意識や意思にして、宇宙に帰そう。

( ↓ ) この極みをみつけたような喜びに近い感じの歌をもうひとつ。
    陰陽思想みたいにもなる。

愛だけを残せ / 中島みゆき [公式]

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つながってきた ~ 真実への目覚め

2011年04月30日 | 人間と宇宙~哲学を科学する

これまで書いてきた諸々のことが、つながってきたような感がある。

~ 現代科学は、宇宙の全てを「現象」で理解しようとし、「波動」で理解できていない。
なにがなんでも「現象」化されたもので、あらゆることを理解しようとするからわからないのです。

波動の法則―宇宙からのメッセージ
足立 育朗
ナチュラルスピリット

とうとう、そっちに行ったか、と思うなかれ。
科学の限界、この前提を受け入れる謙虚さを持たないと、きわめて視野の狭いことになってしまう。

可視光線という電磁波と磁気波の複合波のうち、10の14乗~15乗Hzという狭い周波数の範囲だけを
私たちはキャッチして、現象化して、現実として理解しようとする。

空間に存在する波動の周波数は、ミクロからマクロまで無限といえるほど存在し、
波動の形態も、私たちが理解している物質波、電磁波、磁気波の3種類だけではない。
波動の形態が違えば、役割もそれぞれ異なる。

量子論でもそうだが、素粒子を、粒子(つぶ)のような分かりやすい物質として理解しようとすると、
それだけでは説明できない、消えては現れる、波動としての性質が現れる。
「場」を考える ~ 意識や生命の見える化 (1)
 この第2弾を書こうと考えていたが、今日はこの本が与えてくれた衝撃を素直にあらわすことにした。)

著者は、陽子や中性子、クオークに至るまで、
本質は波動であって、その振動波が組み合わさって現象を起こしている、と説明します。
ストリング・セオリー、ひも理論と同じような考え方です。(超ひも理論 ~ この世の最小単位

問題なのは、科学は、「客観的に理解できる、研究できる」ことを前提にして進んできてしまっていることです。
デカルトあたりから、主観が入ってしまうと正確に自然は理解できないとされ、
主観に関係する「意識」や「意志」といったものを自然科学には都合が悪いものとして別物扱いをするようになってしまった。

しかし、著者は、
"人間というより、すべての動物や植物、鉱物にいたるまで、宇宙のなかには「意識」と「意志」が存在する。"
といいます。
波動をキ―に、同調する周波数などを手掛かりに、まっさらな視点で自然の仕組みに切り込んでいく。

あの世とこの世については、相対論や量子論からの実在論的なアプローチもあったが、
またまた、目からウロコだった。

魂のような霊的な事象も、電子の役割をこういう風に考えれば説明がつくのか。

「意識」は中性子で、「意志」は陽子。電子を持っていない。
この「本質的なもの」は、電子を伴っていないから、物体化していない。
肉体化していないから、肉体が終わった時には、肉体を離れて移動することができる

顕在意識と潜在意識は肉体の一部になっているが、
これは「意識(中性子)」と「意志(陽子)」が電子を伴って原子となり、分子や細胞になったもの。
潜在意識はすい臓の一部として振動波を受振・発振している。
末端の細胞の中にも原子核があって、原子核の中に中性子と陽子(本質的なもの)があるわけですから、
どの部分も「意識」と「意志」があって、物質波・電磁波・磁気波などの波動と交振(コミュニケーション)している。
その交振する順路は、尾てい骨から脳脊髄までの椎骨です。
頸椎や胸椎、腰椎や仙骨などの骨の一つ一つが周波数を受振・交振するようになっていて、
それぞれが周波数の範囲を持っていて役割が違うようです。

なんだか、これまた、つながってきたぞ。
仙骨あたりがやはり目に見えない波動エネルギーと共振するポイントだったのか。(目指せ仙骨美人

建築畑の著者の理論、
こんなことを言うと物理学者はそんな馬鹿なとおっしゃるかもしれませんが、と言いながら、
独創的に展開されます。

「電子」の役割というのは「現実化」する役割です。
電子は直接的にエネルギーに関係していると解釈されているようですが、
常にエネルギーが出入りして、エネルギー量がゼロになるようにしているのが電子であって、
モジュラー・コーディネーター的な役割をしている。

本質的なものは中性子(意識)と陽子(意志)。
中性子は意識であり、自然界のなかで調和をとり続ける。
陽子は意志であり、自然法則のなかの愛になる。

万物の本質は意識と意志が宿った波動であり、電子がコーディネーターとなった時に物質として現実化する。

なんだか、これは真理のように思える。

( ↓ ) 曼荼羅まがいのエセ宗教的絵柄だと思うなかれ。
    上図のように丁寧な論考の元に示された原子の絵。
     黒の太字が中性子(意識)、グレーの太字楕円が陽子(意志)、
    そして、四隅と中央の渦巻きが電子を表わしている。

( ↓ )ウィリアム王子とケイトさん(キャサリン)のご成婚にふさわしいやつを。
   結婚式にも招待されていた、故ダイアナ妃ともゆかりのある、エルトン・ジョンの初期の曲。
   真理に目覚める朝のよう。

Skyline Pigeon - Elton John

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消えた借景

2011年04月29日 | 日記

ブログを始めて間もなくの頃から、リビングから見える我が家の借景としてたびたび登場してきた柿の木。

金木犀(キンモクセイ)日和のなかの昨秋、10年居て初めて見た実が収穫されている様子、

東日本大震災で計画停電になった月明かりの晩

秋の朝の日射しのなかや、バニラスカイのような柿色の雲と一緒に佇む様子

そして元旦には柿の木と共に昇る初日の出を幾度となく眺めた

それが、今朝いつものようにリビングの窓越しに眺めた光景からは露のように消えていた。 

時空にぽっかりと光の穴があいたようだ。

にわかには信じられなくて、そばに行ってみた。

株もとの傍にはポピーが咲き、
横にあった小さな松の木が逞しく芽をふいていた。

昨日はどこにあるか。一昨日はどこにあるか。
わしの見た野原と山は、どこにあるか。

わしは自然のなかに溺れたいのだ。
岩の頑固な色調や、山の合理的な根強さや、空気の流動性や、太陽の暑熱を持ちたいのだ。

色彩は思想と神との華々しい肉だ。法則の華やかな色だ。
真珠をちりばめた、それらの微笑みは、
失心した宇宙の死の面を再び活々とさせるだろう。

この絵画の中で、これらの色彩の中で、物質化された官能が、沢山加わっているから、
宇宙の意識は、われわれの画の中で、よく不朽のものとなっている。
セザンヌ、画家)

小説、世界の奏でる音楽
保坂 和志
新潮社

住宅造成が進み、発展してゆく街、家の周囲にはいまだ、恵まれた自然が沢山ありますが、
親しんだ木々や風景が失われてゆくのを目の当たりにすることも多い。 

私は時間を絶えず自分につけておかねばならず、
時間は私を支え、その目も眩むような頂にとまった私は、
自分にできるような形で 時間をいっしょに移動させないかぎり、自分も動くことはできないのだ。

言葉はそれほど多くのことを語れるわけではない。
人間の思うことは言葉と共にあるから、言葉で書くことにそんなに苦労はない。
しかし、自然は言葉のない時代からあった。
自然を表現する難しさとはそういうことだと思う。
画家や音楽家は、言葉でも表現できることを絵や音楽にして表現しているのではない。
絵でしか表現できないこと、音楽でしか表現できないことを表現しているのだ。

Lennon McCartney - Seems like Old Times

どうして、こんな美しい曲を未発表にしておくのだろう。楽しげでいて、物悲しくもある。

カキの木の思い出に添えよう。

  (2010/4/24の姿)

 

 

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目指せ仙骨美人

2011年04月25日 | 心の筋力トレーニングを続けよう

私たちの心は決して静止しない運動するもの

だから、ときどき手を入れて、身心の「場(波動)」を調えてやる必要があると思う。

望ましい輪郭を調え、ピントが合ってくるように。

神秘主義とか、スピリチュアルとか、そういうカテゴリー分類に属するつもりはないのだけど、
科学的・合理的に考えても、「気」や「生命エネルギー」といったものの存在は否定しがたいと思う。

なにせ現代科学が眼の前の空間に充ちているエネルギーの70%を解明できない、と自ら告白しているのである。

解明できていないならば、そのようなエネルギーの「場(波動)」をコントロールする術を身につけることを優先してはどうか。

というわけで、理屈でなく実践するタオイスト、ワンマット・アスリート、になってみることにした。

( ↓ ) しばらく私のバイブルになりそうである。

気功革命―癒す力を呼び覚ます
盛 鶴延
コスモスライブラリー

本当に現実をイメージに沿った方向に、具体的によく変化させていくためには、
効果のある具体的な方法がなければだめなのです。
具体的な形、方法がないと、いくらいいイメージを持とうと思って努力をしても、
習慣的な考え方を変えるのは簡単なことではありません。
気がついたときには、いつもの考え方をしているのです。
そして、やがてはいいイメージを持とうと思っていたことさえ忘れてしまうのです。

いわゆる"脳内革命"は上丹田革命。
しかし、脳は司令部であって、動力部は下丹田にあるので、脳に動力部の働きまで求めては脳が混乱する。
そして、脳は気を溜めておく場所ではない。
気を溜めておける場所は、下丹田、あるいは仙骨。

仙骨に溜めた気、生命エネルギーを背骨・センターを通して上へと循環させる。

「気功で一番大事なのは、最後の収功を忘れないこと」

気功法には以前から何となくの興味は持っていたが、
手じまいの仕方、気を収めておくという考え方は知らなかった。

収功は密度の濃くなった気をしっかりと体に納めて収穫すること。

密度の高くなった気のボールがだんだん小さくなるようにイメージして、お腹の下の下丹田に気をしまっておく。
・収めてから(男性は)右手の平でおへその下のお腹に直接触って右回り3回、左回り3回両手で廻す。
・その後、上・下・真ん中とお腹をグッと押す。

(女性の場合は左手の平で左回りから先に始めて同じ動作をする。)

 

上の図のような手の平を地面に向けた腕使いは、あんまりやらないので、
気功の基本動作である腕振りを、この腕使いで行なうと、
指先の末端が中心とつながっているのをしびれるように感じる。
選挙に出かける道すがら、春のなかをこれで歩くと、
以前にも言及したが、中心感覚が強化される感じがあって気持ちがよかった。
ちょっとしたことだが、普段でも意識するようにしよう。

 

仙骨を起点とした頭部へと続くセンターライン、重心への意識はゴルフでも心掛けるようにしていること。

目指すは仙骨美人、である。 

仙骨はパラボラ・アンテナのように宇宙の場(波動)を受け止める。
仙骨をクォーツ(水晶)の如く整えていけば、うまく波動が共鳴するはずだ。
明鏡止水のような落ち着いた感覚は、落ち着いた振動数に宿るものだ。

人間と宇宙は同じ物質で出来ている。
ただ、人間の場合は意識の入った物質である。
「入我我入(にゅうが がにゅう)」、
気功は必ず我入から始める。まず、宇宙へ帰す。
邪気を捨てて、宇宙へ帰す。
すると、力の元である外気が自然に内気に変わってゆく。
入我(我に入ってくる)になってゆく。
宇宙の波動と共鳴する場が生まれてくる。
気功はそういう練習法であり、修行法です。

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ア・デイ・イン・ザ・ライフ

2011年04月24日 | お気に入り♪(ビートリー)

現実世界と仮想世界、
無数に枝別れした可能性として漂っていた世界が、瞬間々々の現在ではひとつの現実となって収束する。
不確定な世界との間を往ったり来たりして揺らいでいる量子論が示す世界観、
この曲にそのようなものを感じる。

混沌とした背景で跳ねるような現代音楽風のピアノ、
これまで気づかなかった音の粒だち。
The Beatles A Day In The Life [HQ] Alternate Ver HUMMING THE CHORD ENDING

ビートルズは東洋思想(インド哲学)に触れたゆえなのか、
私のそのような嗜好にも応えてくれる。

地球が丸くて青いから ~ Because
ジョージ・ハリスン ~ The Inner Light
狂気のファンタジア
ノイズではなく、意識の粒は運動しているのだ

A Day In The Life 英語日本語歌詞

「ゼロから始めて、世界の終わりのような音を出したい」(ジョン・レノン)

中間部で差し込まれる、ポールが歌う日常的普通さが、遠近法のようにコントラストを上げてゆく。

人生に顕現したある一日。

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「場」を考える ~ 意識や生命の見える化 (1)

2011年04月23日 | 人間と宇宙~哲学を科学する

時間がそうであるように、人間の意識や生命を直接見ることはできない。

意識のクオリア(粒、質感)を強化しよう、といっても、イメージ(視覚化)できないとこまる。

脳と心の量子論 (ブルーバックス)
治部 眞里,保江 邦夫
講談社

波のような動きをするものを、「波動」とか、「場」と呼ぶ。目に見えないからイメージしづらい。

"素粒子は、粒子でありながら、波であるという二面性を持ち、両方の面が同時に現れることはない"
といわれても理解しづらいが、心臓の鼓動をイメージするとわかりやすい。
波の本質は周期的に強くなったり弱くなったりする振動。
観測結果をグラフ化したオシロスコープのような波形を見て、
目に見える水の波に似ているがために、
波というとあのような姿で現れるものだと勘違いしてしまう。

(写真:「別冊Newton」より)

真空とは何か、を問う中で、
" 時空上の各点ごとに「場」があり、それに対応したポテンシャルエネルギーをもつ。" とあった。 

 ~ "「場」とは" 時空の各点ごとにある量(値)が定められたもの "。

場には「重力場」や「電磁場」、さらには「物質場」までさまざまなものがある。

(一般相対性理論に出てくるアインシュタイン方程式は、重力場の中の各点で定められた量を数式で記述したもので、別名「重力場の方程式」と呼ばれる。「場」は大きさと方向を持つ「ベクトル場」と、方向を持たず時空の各点ごとに数(値)が導入されているだけの「スカラー場」とに分けることができ、深入りすると、この世界に存在する4つの力を統一的に理解しようとする統一理論にまで話が及ぶ。)

大自然のなかにあまねく存在している、目に見えない「波動」や「場」と呼ばれるもの。

目には見えないから、具体的な話にならず、神秘的なものとして片づけてしまいがちだが、、

 私たちの周りの空間に拡がる「波動」や「場」を容易にイメージできる方法があった 

空間を限りなく細かく分割していって、小さな粒をイメージする。

そして、空間を埋め尽くす小さな粒にベクトルポテンシャル(大きさと方向)を与えるための線を加えてやると、
このようになる。( ↓ )

ひとつひとつの空間の粒にあるベクトル・ポテンシャルの針はシュレジンガーの波動関数を表しており、
彼の名前をとって、エルヴィン計と呼ぶ。
針の向きは「波動場」のポテンシャル・エネルギーの方向を表わし、
針の長さの2乗は、素粒子がそこに存在する確率を示す。

素粒子の波動場をイメージするやり方として、これは実に分かりやすい、画期的だ。

光の粒を1個ずつスクリーンにぶつけても、粒子の痕跡しか残らない。
空間を埋めつくすベクトル・ポテンシャルの波動場(干渉縞)を見ようとするなら、何度も光子をぶつけないといけない。
干渉縞の濃淡は、光子がそこに存在する確率を示すことになる。

これで空間を埋めつくす「波動場」の持つポテンシャル・エネルギーの見える化が達成された。

幽霊のようなふるまいをする量子がこのような捉え方でイメージできる、、、目からウロコだった。

生命の不思議をどのように見える化するのか、については、またあらためて。 

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時間は流れない ~ 世界は過ぎ去り時間はとどまる

2011年04月23日 | 人間と宇宙~哲学を科学する

著者は言う。

「無時間的」な数学的思考、「時間的」な現実的思考、
どういう場合に時間を考慮に入れ、どういう場合に時間を無視するのか、を厳密に考察することが肝要だ。

アキレスと亀―時間の哲学と論理
千代島 雅
晃洋書房

アキレスと亀のパラドックスの前提そのものを否定したベルクソンという哲学者がいる。

ゼノンのような人たちは運動体が通過した「軌跡」としての「空間」と、「運動そのもの」を混同している
そして、単なる軌跡としての空間が無限に分割可能であることを、そのまま運動に当てはめ、
運動も無限に分割可能であるかのように誤解する。

我々が生きている現実の世界における運動や行為は分割できないもの、不可分なものであり、
運動体がある場所から別の場所へ動くとき、
その運動は分けることのできない一つの全体をなしている。

一見当たり前のことを言ってるようにしかきこえないが、
私たちは、いとも簡単に、アキレスと亀のパラドックスに錯覚を起こす。
時間、空間、運動といったようなことは、私たちは自分中心にしか知覚できないから当然と言えば当然だ。
天体が動くのではなく、地球が動いている、と言ったガリレオのような思考にはなかなか至らない。

<時間は流れない>

流れは「流れないもの」を、
運動は「運動しないもの」を前提にしていることを忘れてはならない。



世界の系と時間の系がいっしょに動けば、私たちは流れに気がつかない。
「時空」の概念が示すとおり、世界(空間)と時間は表裏一体の関係にあるはずだ。

そもそも時間は流れないのであり、
生成する無常な世界が過ぎ去ることを時間が流れているように勘違いしているのである。

「時間」という言葉は「時刻」と比べて極めて曖昧な使われ方をしている。
「時間」は、世界と一対一の対応関係を保っている「時刻」とは異なり、もともと時計や数字とは無関係なもの。
時間の流れを現在から未来への方向を持った単純な一本の直線によって示すような粗雑な考え方
を改めるべきである、と著者は指摘する。


絶えず流動する世界の系「世界N」に対して、「時刻N」の系を考えてみる。

過去、現在、未来というが、現在がそのつど対応できる世界の状態はあくまでも「一つ」である。
(この考え方は量子論、シュレジンガーの波動の収束、を連想させる。)

「現在」は絶えず生成する無常な世界において次々と現れては消え去る多様な状態の一つ一つに連続的に対応し続ける。
そして、このように対応し続けながら、いつも「現在」であり続ける。
「現在」は、それに対応する世界の状態がどのように変わろうとも、常に自己同一を保つのである。
時間はいつも私のもとに「現在」としてとどまる。
世界は過ぎ去り、時間はとどまる、のである。
 

これは、時間の" 地動説 "だ、と思った。
動いているのは世界のほうであり、時間は常に"現在"として留まっているのだ。
運動している世界や時間と、その軌跡は違う。その軌跡を「時刻」でもって測っているだけなのだ。
時間は流れない。

ドラえもん 最終回 タイムパラドックス

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アキレスと亀 ~ 現実時間と数学的理念の混同によるパラドックス

2011年04月22日 | 人間と宇宙~哲学を科学する

哲学者ゼノンの提示した有名なパラドックスが「アキレスと亀」。
こないだ、子どもにも謎かけ話として話して聞かせた。

アキレスが亀の居た場所に追いついても、
その時間のあいだに亀も(僅かずつでも)進むから、必ず亀はアキレスより前にいる。
よって、アキレスは亀に永遠に追いつけない。

これを数学的に解決しようとすると、

アキレスが進んだ距離Sは式(1)のようになり、無限に足し算は続く。
アキレスが進むのに要した時間Tは式(2)のようになり、無限に足し算は続く。

しかし、これはどんどん小さくなる距離xと時間tが、どこまでも無限に小さくなる、
つまり、距離(空間)も時間も無限に分割が可能であれば、という話。

実際には、最初にアキレスと亀の距離が1mだったとして、
アキレスがそれぞれの段階で走った距離が2分の1、4分の1、、というように都度半分ずつ減少していくとすると
アキレスの進む距離は式(3)のように表される。
これは無限級数を用いれば、式(4)のようになり 、
n →∞ になるとアキレスの進む距離は限りなく1mに近づく、
と説明される。

私はこれでアキレスと亀のパラドックスは説明されるもの、と長年思っていたが、そうでもないようである。

そもそも、数学で∞(無限大)を取り扱うには注意がいる。
(無限大が出てくる数学は理論としては破綻しているという人もいる。)
それは限りなく1mに近づく、という近似値であって、決して1mにはならない。
はじめにあったアキレスと亀の間の距離1mにアキレスが追いつくという説明にはなっていない。
アキレスと亀の間の距離は限りなくゼロに近づく、としかいえない。
解決にはなっていないのである。

ここには、無限に対する我々の錯覚、そして数学と時間の関係についての示唆に富んだ教えが含まれている。

<無限に対する我々の錯覚 ~ 「分割的無限」と「延長的無限」はちがう>

アキレスと亀は共に運動しているが、最初の距離は1mである。
この"相対距離"が分割され、無限に小さくなっていくのであって、1mという有限距離に変わりはない。
ゼノンはアキレスと亀が進行し続けるという無限の繰り返しに注意を向けさせることによって、
分割的無限(相対距離は有限)の話を、延長的無限(どこまでも延長されて無限に続く)の話にすり替えているのである。
有限性を忘れさせることによる錯覚、ということ。


無限級数による説明(式(4))は、
アキレスと亀の間の距離を式(1)のような直感的に延長的無限距離を連想させる説明ではなく、
分割的無限距離、としてとらえることには成功している。

アキレスと亀―時間の哲学と論理
千代島 雅
晃洋書房

 

<思考や理念上の数学に、時間を結びつけてはいけない>

ここで距離は数学的に無限に分割されるが、時間の経過をまったく考慮に入れる必要はない。
もともと「無時間」なもの(距離の無限分割)に対して、どのくらい時間がかかるのかを考えることには意味がない。

そのようなことを認めれば、
1秒を無限に分割された点を考えると、たった1秒が経過するのに無限の点を経過しなくてはいけなくなるから、
無限の時間がかるという笑止な主張が成立する。

無時間的な数学的理念性と、時間的な現実性を混同する誤りを犯さず、
アキレスと亀の間の有限な隔たり(相対距離)をなくしてしまうのにどれだけの時間がかかるのかだけを考えればよい、
というのがこのパラドックスの解決になる。

( ↓ )こちらは、もっとわかりやすい例。

   S地点を出発して目的地点のOに到着する工程を考える。
   S地点とO 地点の中間点M1、そのまた中間点のM2、、、と無限に2分割していくと、
   分割された点の数は、数学上(理念上)、無限の数になる。

   するとS地点を出発しても無限の点を通過することは不可能(終わりはない)だから、
   永遠にO地点には到着できない、ということになる。

うーむ、現実世界の時間と、数学上の理念を混同してはいけないということはわかったが、
相対性理論をどう考えればいいのか。
数学によって宇宙を説明するホーキングの宇宙論をどう考えればいいのか。

思うに、時間と空間は互いに連関した" 時空 "であるがゆえに、
空間(距離)に、現実の時間を持ち込んだ場合に、このような歪み(パラドックス)が発生するのだと思う。

「時間は実数、空間は虚数 」とは、空間(距離)に、現実世界の時間を持ちこむために出てくる概念(虚数による説明)なのではないか。

量子力学のトンネル効果(これは現実的な現象だ)を、虚数という数学上の概念で説明することの妥当性も然り。

数学と時空の関係、
アキレスと亀のような単純なパラドックスでさえも、仮説が依って立つところの前提条件で錯覚が生じることを考えると扱いには慎重さが必要だ。

思考する前提、何で持って何を見るか、
ここは大事な勘どころに思える。

私たちは(理論だった風に考えているつもりでも)実に錯覚にとらわれやすい。

 

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ダニエルからの招待状

2011年04月19日 | ブログについて

ダニエルとの想い出についてアップして間もなく、
奇しくも、
Daniel Léo Simpsonさんというサンフランシスコのcomposer(作曲家)の方から
Youtube友だちの招待メールが届いていました。

なぜに

マスカラスのマスクを被ってる動画に、
メキシコやアメリカの方からコメントをいただいたこともあったのですが
やはりネットは世界につながっているのですね。

ダニエル氏作曲による動画も紹介しましょう。
現代に甦ったハイドンのよう。お招きいただきまして光栄です。

II - Exsultate-Jubilate - Part 2/4 Fulget amica dies - Daniel Léo Simpson Simpson

 3年目を迎えた本ブログ、昨日まで9日連続で200PVを超える好調ぶり、、

先日は1000PV超えを果たしました。びっくり。

サンフランシスコで知り合ったMichael(マイケル)はどうしてるかなぁ。 ← そろそろやめとけ。

 

Not Such a Bad Boy - PAUL McCARTNEY



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☆3年目のゴルフの指針 = ガイドライン = 両肩が線路☆

2011年04月17日 | ゴルフィーライフ<気づきとアイデア>

3年目のゴルフの指針(ガイドライン)は線路、である。
( 1年目に「☆ゴルフの結論/ 体の重心を感じること☆」について書きましたが、3年目はこれで。)

右肩が下がらぬよう右サイドの軸を起こす。

両肩の高さを揃えて、パワー・ロスのない鋭い振り抜きを実現する。

そのためには、両肩のラインをスクエアに保って、両肩の間をクラブが通るゾーンを安定させること。

ダウンスイングからフォローにかけて、
両肩の前後左右をスクエアにして、線路のようなガイドラインに見立てるイメージを持つといいことに気づいた。
よくインパクトゾーンを線路のレールに喩えるが、
両肩のラインの高さに線路があるイメージの説明は見たことがない。
でも昨日、きれいなバーディーをキメた6番ではティーショットからウェッジまでこのイメージだった。

ヘッドの通り道のような末端ではなく、もっと身体側、 両肩幅の狭いゾーンなら、線路として意識しやすい。
身体の暴れが制御されて正確さが増し、線路がガイドラインのテコとなって圧倒的な「勁(けい)のエネルギー」が生まれる。

両肩でつくるガイドレールに沿って腕を通していくと、自ずと右が残る。

( ↓ ) タイガーを抜いて一時世界ランクNo1に立ったのは、マーティン・カイマー。

    右サイドの残り方、お手本にしたいと思った。

 (写真:Golf Today 2011/5月号より)

( ↓ ) トン、トンで右肩を起こして両肩を揃えたら、左肩の高さを低くキープして打ってゆく。

     この連続写真を見ていると、両肩を線路のようなガイドラインにして打ってゆくイメージが湧く。

    甲野善紀氏の「井桁(いげた)術理」(体を回すのではなく平行四辺形が変形していくように使う)
    をスイングで体現するとこのようになるのではないか。

    「インパクトで右手が上」左手がストッパーの役割を果たしてシャフトを長く使うイメージも出ている。

    

( ↓ ) 重心の感じ方にもいろいろある。

    仙骨と蝶形骨(ちょうけいこつ)を結ぶエネルギーライン、
    下半身主導のスイングは基本だが、身体の重心を感じろと言う場合に、頭部の重心をないがしろにしてはいけない。
    右肩が突っ込まないように両肩を線路(ガイドライン)に見立てれば、自然に頭部は骨盤の並進方向とは逆方向に動く。
     アドレス時と逆の方向(後ろ)へ頭を動かすと、
    伸びてゆく腕とカウンターバランスのように引っ張り合って遠心力が増すのだが、
    アドレス時に頭の重心を前に置いておくとフォワードプレスの効果が生まれる。
    ( あまり無理に頭部を動かそうとするとスイングを乱す。
     特にアイアンでは頭部の重心は左軸のまま、前に置いたままの方が低く長くフォローを出せる。)

   (写真:週刊ゴルフダイジェスト2011/4/19号より)

清元登子プロはイチローのバッティングフォームを体重移動のお手本と絶賛していました。

" ゴルフはいかに右から左へ重心を移していけるかのゲーム。 
  右の1軸で振っていたが、海外の選手と一緒に廻ってみて、何かが違う。 
  よくよく観察してみると、外国の強い選手は皆2軸で振っている。 これだ、とピンときたわね。"

頭部の重心も使いようでは、テコの支点になり、勁(けい)のエネルギーの発力機構になる。
人間の身体には、テコの支点が、さまざまな部位にある。
これを上手にシンプルに使うための原理が、体を回さず平行四辺形のように使う井桁術理ということなのだろうか。

身体の持つ発力機構はまさに運動連鎖なのだが、動かぬ支点(テコ)があればこそ。

重心を感じ、つっかえ棒になる動かさない部分を意識する。

これが私の3年目の指針 = ガイドライン = 線路。

(イラスト:手塚一志のうねり打法より)

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[2011年4月古河ゴルフリンクス(1)](まぼろしの)80台

2011年04月17日 | ゴルフィーライフ[ラウンド編]

大震災の直前に発注したPGMコースの会員権は、違約金を払って購入を見送ったのだが、
近くて便利なこのコースの友の会の入会申し込みに行ってきた。

そして早速、震災以降、今季初となるコースでのラウンド。

トワイライト・スルー、13:30過ぎからのプレー。  

尻上がりに調子があがり、

後半あがり数ホールは昨年夏以来の80台を狙って、ピンチも凌ぎ切って、見事89達成 !

    

ガッツポーズ、そして相方とハイタッチを交わし、春先からのスタートダッシュに成功したと思った。

(↓) これは前半INコース。

<10番>
ホワイトドライバーでのティーショットは右目真っすぐ。
2打目のUでG手前100Y 圏まで運んだが、頼みのアプが右へ抜け、さらにショートしてバンカーへ。
バンカーからの寄せを1ピンにつけたが2パット。
(しかし、この日なかなか入らない場面が多かったものの、パッティングはファイナルアンサー打法でいい感じだった。)

<11番>
ティーショットがサードゴロのような当たりだったが、このところ信頼感抜群のUで挽回。
残り100YはGをオーバー。
クリーブくんでの距離感がイマイチ掴み切れていないので、
縦の距離がまだ揃ってこないが、横のブレは少ない。

<12番>
par3、7鉄でGを捉える。
次号で紹介するが、前回ずたずただったアイアンの精度が戻ってきた。
パッティングかすめるも堅実にパーを奪取。
連続ダボで+2となったMyリーダーズボード(ボギー基準)を+1に戻す。

<13番>
ドライバーは左へいったが、横風の強いラフからの150Y7鉄がピンに真っすぐ思った通り打てている。
パッティングも入りはしない良い。これも楽勝の2パットで連続パー。±0に戻す。

<14番>
ワンオンしたこともあるPar4、力んだのか、ファウルのようなショボイ引っかけ。
8鉄をショートして3オン。
決めたいパットだったが、3パットしてしまった。

<15番>
ドライバーが少し回転系のロスの多いスイングになっているので、上から叩くフェード系の打ち方で安全にFwキープに変えた。
Awはラッキーな転がり。
バーディは逃したが楽々パー奪取。再び±0に。

<16番>
Par3、6鉄でピン方向に真っすぐだったがショートした。前半は風の影響が読み切れないホールが続く。
いいアプだったが、1ピンくらいのパッティングが良く打ててるが、入らない。

<17番>
フェード系の打ち方で、下がり気味だった右肩が起き上がってきたのか、
いいティーショットがいく。この辺りから240Yのイエローの旗の先30~50Yくらいのところへドライバーが決まりだした。
ホワイトドライバーいいよ~。

<18番>
ちょっとスライスしたが、意外にティーショットが飛んでる。
張り出した小枝に当たったがUで放った1打はピンハイ10mまで行き2オンに成功。
しかし、気が緩んだが、また2オン後の5パットをやってダボ。

ショットやパッティングは玉石混合といった感じだが、前半ハーフはボギー基準(45)+1の46でターン。
なかなかの今季初戦ではないか。

<1番>
トップ気味のティーショットはFwバンカーにつかまる。
しかし、7鉄でボールの赤道をしっかりヒットしてG手前へ。ここから2つであがらないと。
こういうところが緩い。

<2番>
フェード気味のティーショットがいい。
楽勝で2オンかと思いきや、アプが右へスッポ抜けてバンカーへ。
このバンカーショット、ヘッドを入れるスペースがないくらいの端っこ。
上から叩いて出すのが精いっぱい。
1ピンのパッティングを残したが、きれいに決めた。

<3番>
2打目6鉄がGをオーバーし、バンカーショットもショート気味。
ボギーでこらえたが、Myリーダーズボードを+1のところを±0と誤記していた。
(この後は、誤記したまま勘違いしてプレーしていたので、勘違いしていた気持ちのままに書く。)

<4番>
ティーショット真っすぐ。Uも真っすぐ。
Awは枝に当たる不運だったが、4打目で1mくらいに寄せた。
パーパットを大きく外したが、返しはきっちり決めた。
(±0をキープ。ここらあたりから90台前半はいけるな、と。)

<5番>
Par3.7鉄がフック気味長いAwをショートした。

<6番>
367YのPar4、易しいホールなのに、あんまりいい結果が出た記憶が無いのだが、
ホワイトドライバーが真っすぐ300Yくらい行った。
残り50Y、ピンは手前、クリーブくんを短く持って、頭を残してスクエアにしっかりインパクトすることだけに集中したら見事にピンに絡んで、
初バーディーも来た。
(Myリーダーズボードは一気に2打縮めて▲2になった。
 この調子なら、このままボギーを続けて▲2をキープするだけで、前半の+1とあわせて通算▲1、
 90▲1=89になる。。)

<7番>
ここも苦手にしているホール。
2打目でG手前に運ぶが、80台の呪縛なのか、大事にいこうとして、Awショート、
パッティングもショート2回の3パットでダボ。
(Myリーダーズボードは▲1に後退、、
 80台達成には、残り2ホールでまたパー1個奪取、が必要条件になってしまった。)

<8番>
G手前左右にいやらしいバンカーがあるビミョーな感じのあるPar 3.
8鉄のショットは真っすぐピン方向へ高くあがっていったが、左からの横風のせいか、
Gに届かず、ポットバンカーへ。。
(いかにもリンクス風のこのポットバンカー、
 中に入るとG方向は私の身長よりも高い壁。深い。。
しかし、これを超さないとGに乗らない。 80台達成に暗雲が立ちこめる、、)

     

が、完璧なバンカーショットはピンハイ2mに。今日のハイライトと言ってもいい。
これを沈めたらサイコーだったが、カップをかすめてボギー。

それでもリッパだ。いいゴルフをしている。
(最終Par5でパーを奪取したら昨年夏以来の80台達成だ。)

<9番>
さぁ487Y、Par5、パーが十分に狙えるホールだ。
冴えを見せるホワイトドライバーはFwを堅実にヒットして、2打目のUで2オンに成功。
しかしピンハイ10mはある。2オン・5パットに終わった前半の18番と同じようなシチュエーション。
1つ目のパットは、下り始める丘の手前で止まる、、うっ、ピンチだ。。
しかし続くバーディートライで50cmにつけて、見事パー奪取。

 やったぁ ! 春先スタートから80台達成したよ~) 

しかし、

><3番>
>2打目6鉄がGをオーバーし、バンカーショットもショート気味。
>ボギーでこらえたが、Myリーダーズボードを+1のところを±0と誤記していた。だ

のである。

が~ん。90ジャストじゃないか。

でも、こういうのは壁とはいわない。

 80台達成とたたかって、勝利はしたのだ。 

  上々だ、良いスタートだ。

 今日、確信を深めたショット時に心掛けていたことは、後で書き留めておくことにしよう。

(↓)今年のマスターズで活躍したJason Dayもホワイト・ドライバーを使用している。
   身体を起こし両肩を揃えて良いテンポでレベルに振っていく、引っかけの出そうにないスイング。

Jason Day tests the new Burner SuperFast 2.0 Driver

コメント (2)
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ワンマット・アスリート ~ 仙骨への意識がポイント

2011年04月16日 | 養生訓

さて、身心ともにタオイストへとシフトしてゆくぞ。

ワンマット・アスリートなる言葉をあるブロガーの方が紹介されていた。

ワン・マットとは畳一畳分ほどの大きさを指す。

「伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう)と一リットルの脳髄」で言及したように、
どこまでも拡がってゆくように思えるような人の思考や意識も、そもそもは脳髄内の活動にすぎない。

意識の中で志向されるものは、それが一リットルの脳髄内の活動によって生み出されているにもかかわらず、無限定な世界へと向かい得る。
人の意識は世界中を飛び回っていると錯覚しつつも実は狭い脳髄を一瞬たりとも離れない脳内現象としてこの世界にある。

ワンマット・アスリートとは一畳の広さの中での身体トレ―ニングを行なうひとを指すようであるが、
「心」や「意識」もそのようなコントロールの及ぶ限定された範囲の中で意識してみるようにした方が、
自分本来の輪郭をつかみやすくなり、ピントが合ってくるのではないか、と思う。

たとえば気功の腕振りの動作を1日40分とか50回/分で2000回すると効果が顕著だとかと聞くと、
それは続かないと思ってしまうが
家と駅、駅とオフィスの間の歩く時間を使えないか。
ワンマット・アスリートとは、コンビニエントな、いつでもどこでもアスリート、なのである。
通勤アスリート、と言ってもいいかもしれない。
その場、その時で可能なトレーニング方法というのがあるはずだ。

これなら悠久の時を生きる仙人である必要はない。現代人でもできる。

おまけに特別な道具やお金も不要。必ずしも派手で激しい動きをすることもない。
必要なのは、細切れ時間を有用なものにしようという気持と、
具体的で持続可能な身心技法を身につけることだと思う。

ポイントは仙骨(せんこつ)への意識にあった。 

「仙骨」の超快癒力―病気も不運も瞬時に消える (トクマブックス)
クリエーター情報なし
徳間書店

仙骨というのは、ちょうど丹田の辺り、人体の真ん中にある。

(骨盤や、仙骨を立てる、といった健康法やダイエット法もよく紹介されている。)

 

 

『人間の最高中枢は脳ではなく仙骨』

著者はこの仙骨こそが人間の生命活動の源であり、
人体の中で(脳や心臓よりも、それらを機能させるエネルギーの源として)もっとも大切な部分だといいます。

人間は、重力場や地球の電磁場の影響を受けている。

たとえばスペースシャトル・ディスカバリーに鶏の受精卵を積み込んだところ、
受精してすぐの卵は、宇宙の無重力を体験すると死んでしまうことがわかったそうである。
つまり、生命の誕生には、重力場が深く関与しているということ。
(週刊文春に掲載された記事らしいのですが、
 宇宙飛行士が宇宙でセックスしてもスペースベビーは作れないということになるので、
 宇宙コロニー計画という夢も再考をせまられているらしい。)

また、地球には北極と南極をN極・S極とする地球磁場が存在しますが、
磁気シールド装置の中に培養基に入れた細胞を置いておくと死滅するとのこと。
人間もまた例外ではなく、体内の水や細胞は、
地球磁場などの影響を受けた生体磁場が人体の形成や保持にとって大切な働きをする。
この生体磁場を、私たちは空間からだけでなく食物からも摂取して、生命エネルギーとしている。

このように、生命にとって、重力場や、磁場の存在は欠かせないもの。
そして、この「場」というものは、バイブレーションを持った波(波動)として空間に存在する。

骨は人体の中でも最も磁場を帯びやすく、
仙骨はパラボラ・アンテナのような形でもって、
この生命バイブレーションを出し入れする中枢器官としての役割を果たしているという。

 これまでも、空間を満たすエネルギーを持った「場」としての空間や、
   空間の最小単位の粒、波と粒子、といった内容を採り上げてきました。
   単に物理学を勉強したいわけではなく、
   生体レベルで、われわれの心が、この重力場や磁場からどのような影響を受け、どのように動いてゆくのか、といったこと、
  それを身心技法として納得感を深めながら身につけていきたい。
  人間の意識の粒(クオリア)が持つ「場」についても、あらためて考証していきたいと思います。 

生命に宿る黄金比とらせんエネルギー
波と粒子について
量子力学が検知したミッシング・リンク
超ひも理論 ~ この世の最小単位
宇宙の始まりのタネ

『脳機能の活性化を支える、蝶形骨(ちょうけいこつ)』

鼻の奥で左右のこめかみの少し下に広がるのが蝶形骨(ちょうけいこつ)。
蝶形骨中央には馬の鞍のような形をした箇所があり、その鞍にまたがるようにぶらさがっているのが脳下垂体。
ドーパミンやエンドルフィンといった、積極性や充足感などの快感や自然治癒力を高めるホルモンを分泌する大切な箇所。
蝶形骨に生命バイブレーションが伝わるとα波が出て、
大脳新皮質としての顕在脳と、大脳旧皮質としての潜在脳の間に回路が開け、才能が目覚めていく。 

どのようにして蝶形骨に生命バイブレーションを伝えてゆけばよいのか。

(ウィキペディアより蝶形骨の図。)     

それが、『仙骨と頭を結ぶライン』。

 

土台となる仙骨を正しくアジャストする。
そして、宇宙からのエネルギー、バイブレーションを受け止めて、気功の経路を通して上げていく。
中心感覚のイメージも持ちやすい。

ドラゴンやウラボロスの蛇も、宇宙や生命につながる、この辺りに収斂してゆく叡知のシンボルなのだと思う。 

「意識を心にあげ、ハラ(丹田)に納めていく」という身心技法を、
手垢にまみれた老荘思想と呼ばれるものではなく、西洋を経由して再発見されたタオ(Tao)のように、
新鮮なものとして見つけていこう。

 

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黒のカーペット

2011年04月15日 | 日記

玄関ドアへと続く黒のカーペット。

なにやら隠れ家みたいでよいなぁ、これ。
 
なんだか、エルトンの「ピアニストを撃つな」のアルバム・ジャケットの世界に紛れ込んだようなような気がしたのだが、
まるでちがっていた。

(↓) 涙ににじんで雲のように見える、スペインへと飛び立つダニエルを見送る歌が入っていた。

   ずいぶん昔の話だが、UCLAのサマースクールで一緒だったBarbraも、夏が終わったらスペインに行くと言ってたっけ。

Daniel(with lyrics)-Elton John

 どうやら壁の補修に手が入っただけのようだ。

ドジャー・スタジアムでデートのはずだったのに。。 おい、Danniel、やめてくれ。

( あ、名前忘れた。 Billyだっけ  )

Goodbye Yellow Brick Road 訳詞付 - Elton John & Billy Joel

こら、何をする   Barbraはどうしたんだ 

 

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再生してゆく春に。

2011年04月10日 | お気に入り♪(フォト×音楽)

復興を促す自然の力。

再生してゆく春への気持ちを込めて。 


(ズービン・メータ指揮イスラエル・フィル、Vo. 五嶋みどり)

( ↓ )自宅近くの桜木の丘の見事な枝ぶりのサクラ、並べてくっつけてみました。

 

タオ(道)とは天と地のできる前からある働きだ。
あらゆるものの混ざりあった混沌(カオス)。
本当の孤独と静寂に
満ちていて、すべてを
混ぜあい変化させ続け、
あらゆるところに行き渡り、
すべてのものを産む働き ―

このタオに偉大さを、
受け継いだ天は偉大であり、
それを受けた大地は偉大なのだ。
その大地にいる人間だって、
タオにつながる時は偉大なんだよ。

こんな混沌の力は名づけようがないから、
私は仮りに道(タオ)と呼ぶんだが、
それは大きなものだから、
遠くまで行く。
遠くまで行くから、
帰ってくる。                 (「道徳経」より)

タオというのは中国語で道のこと。
西洋では老子の「道徳経」はTao Te Chingとなっていて、
いまではZENと同じように、老子の教えはTaoと呼ばれ、世界語になっているらしい。
老子・荘子の考え方や生き方をタオイズム、それに従おうとする人をタオイストと呼ぶ、とのこと。

タオにつながる
クリエーター情報なし
朝日新聞社

「タオ」とは何か。
ひと口に言えば宇宙エネルギーみたいなものだ。
電磁波のように、あらゆるものに行き渡り、その内に動き働く。
このタオエネルギーが一番よく現れているのは大自然だとして、
老子は自然の在り方からタオを説くことが多い。
(加島祥造氏)

" タオにつながる "、
時空や存在といった人間の根源的な問いにつながる考え、
それでいて実に大らかで温かそうだ。掘り下げていきたく思う。
  

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混ぜこぜでいい。今はこの傷ついていく感じがいい。

2011年04月10日 | ゴルフィーライフ

今年、4月の始まりは、なんとなく混沌としている。

2月まさに取り組んでいた仕事がいきなり凍結になったことを新聞で知って異動を待つばかりの身となった。

そして大震災、

直接的なダメージの少ない首都圏でも、計画停電やら原発やらで、尋常ではない3月になった。

4月、セキュリティやリスクを管理する部門に異動になるや、ウィルス感染の大量発生でてんやわんや。
休みがとれず、子どもたちの入学式にも行けなかった。

そして、ここ数年で何度目かの早期退職制度が実施され多くの人たちが居なくなる。
せっかく親しくなった人もなかにいる。

築10年がたち、自宅のリフォーム(メンテナンス)も始まった。
青いカーテンで家はぐるぐる巻きだ。

がっしりと覆うカーテンの中から見る、春はあけぼの。

やうやう白くなりゆく際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

  

夜明けとともにマスターズをTV観戦。
石川遥選手が自身初の予選突破を果たし、
タイガーの眼にも往時の煌きが戻りつつあるようなのだが、
私はなかなかコースでプレーできていない。

しかし、前回の記事で取り上げたルーティーンを練習レンジで取り入れたら、またまたカイゼンした。
新たなポイントも発見したぞ。
明日にでもスイングチェック動画を撮ってみて、修正ポイントを再確認できたらアップしてみようと思う。

夜明け前の静けさのような手ごたえあり。

( ↓ ) なかなかブログに気が廻らない。。
    あまりにもくだらないが、何かしよう、と思ったらこうなった。 ← やめとけ。(-"-)

実は手ごたえを感じているのはドライバーの方で、100Yショットにはまだ手が廻っていない。。
ニューウェッジのクリーブくんに愛を込めて接すれば、練習せずとも期待に応えてくれるのではないか。 
クリーとネスカフェ(DABADA)は実は関係ないのだが、この混ぜこぜ感を大切にしようと思った。(なんのこっちゃ。)
イチローも開幕を迎え、" 今はこの傷ついていく感じがいい "と語っていた。名言だと思った。

混沌とした感じはあるのだが、別に狂ったわけでもなく、むしろ元気なくらいなのです。
ブログにそれが出てこないのは、むしろバランスがとれてていいのかもしれない。

( ↓ ) 上のは笑えないが、こっちはハラを抱えて涙が出るほど笑った。
    すごい、ほんとに混ぜこぜですから。(さすが、本家メヒコの血。ますカラス。)

日本語にしか聞こえないサッカー中継ロングバージョン

 

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