ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

ポール マッカートニーを追いかけて(2015 ~遂にポールに会う)

2015年04月29日 | 日記

2015 Out there tour Japan, ポールの東京ドームコンサートを見に行った週末のお話。(「前編」となる予定です)

2013年の東京ドーム公演や、全公演がキャンセルとなった昨年2014年の国立競技場のチケットは
ファンクラブの会員であれば4枚まで申込が可能だったのですが、今回はあいにく2枚まで。

さらに、申込み後の通知にドキリとさせられましたが、、

 

無事に4/25(土)の公演チケットを確保。

(リベンジ公演となる今年は、東京ドーム公演チケットの先行募集開始後間もなく、
49年ぶりとなる武道館のチケット販売が発表されましたが、
10万円という高額なチケット代金設定や、前回予定されていた平日昼間という開演時間設定(今回は夕方6:30開演予定に変更されていました)
を含めて、働く現役世代向けの興行とは思いづらい部分もあり、ここはひとつ我慢しようかと。。)

 

前回はスタンド左手前方の席でしたが、今回はかなりいい席です!

アリーナのA・Bブロック中央がほぼVIP席であることを考えれば、C14ブロックというのはベストに近い。
ピアノ側の席なので、ポールがピアノを弾き始めても姿が遠くに行ってしまうこともない。

奥さんは気づいていたようなのですが、私の隣にB'zのギタリストの方がいらしたみたいです。
狭いアリーナ席で肩とかぶつかりながら。
翌日、ベストツイートを見ていたら、逆隣りの方でしょうか、私が見てたのと同じアングルの写真と共に呟いている方がいました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神さまの祝福に恵まれたかのように、朝からよく晴れて夏日となったこの日。
ハナミズキの紅色が青い空に咲いている様子は、どことなく異国の風情を湛えているように感じるのだが、
そんな風に言うのを聞いたことがない。

 

23日の晩に、東京ドームの出待ちの夜に居合わせたファンの方の勧めもあって、追っかけの場所をペニンシュラに定めていざ出発。

しかし、後楽園の入り待ちの様子も気になって立ち寄ってみました。
ポールを乗せた車が、信号で止まるようなら、こちらのほうがいいかも、などと考え始めた私の目にMACのハンバーガーのポスター。

ホームランバーガーの誘惑によって、McCartneyの綴りを、MaCと頭の中でミススペルした私は、応援すべきはMACだとなぜか確信、
あろうことか、せっかく早く家を出たのに、ここでのんびりしてしまったのです。

思い直して、ペニンシュラのある銀座・日比谷に向かいましたが、人だかりの後塵を拝することに。あぁ。

東京ドーム公演初日、ホテルからの出待ちを伝えるTwitterでは
昼の2時前には出発していたポールが、今日はなかなか出てきません。
結局3時間近く立ちんぼうで待つことになりましたが、夕方の4時頃になってとうとうポールに会うことができました 

私史上最接近となった初日の晩の記録を更新です!
しかも車しか見れなかったあの晩とは違って、ポールの姿をたしかにこの目で目撃したのです。

 

LIVEの話はGW期間中にでも追々また書こうと思っていますが、今日は、追っかけの話をもう少々。

東京ドーム初日の翌4/24、ポールはオフ日、
そして、その日は、ファッション・デザイナーとして有名なポールの娘、ステラ マッカートニーの
青山にあるフラッグシップ店舗が表参道に移転オープンする日でもありました。

このようなところへ、おじさんが行ってもしようがないのだが、
何かに憑かれたかのように、彷徨う。

 

 建物見てるでけでも、どこか美術作品を見ているよう。
こうして人は綺麗に憧れ、近づこうとするのかしら。w
(世界を押し広げるためには、時として憑依が必要なのだ。)

 

 

小腹が空いたので、にわかビーガンになってみることに。
今やリンダやポールだけではない、娘のメアリーやステラも、Meet Free Mondayという活動を支援している。
(1%の戦略)

 

 

 

  ひょっとしたら、こんなところでビーガンフードでも食している場面に遭遇するかも、ってことはありませんでした。 

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ポール マッカートニーを追いかけて(2015東京ドーム出待ちの夜)

2015年04月25日 | 日記

書きかけですが、コラージュ的に書き足していきます。

追っかけをする、という発想がこれまでなかったのですが、
今回はなぜか、神さまのいる、かけがえのない時空をしっかり味わっておきたいような気が。

こんなに繁々とドームの位置図みたいなものを見たこともなかった。
本郷通り方面から白山通りを通って、壱岐坂あたりから関係者口へと北上するルートのようで。

Twitterとかでいろいろとアップされてるから、現場検証をやってるかのようで面白くなってきました。
映画のロケ地巡りをしたりするひとの気持ちがわかるようになった。

Instagramで撮影された入り待ちの写真も参考になる。
ほら、このMACが目印になるでしょ、MAC×MACで入り待ちの場所が判明。

(筆者注: McCartneyはMACにはならない。略す時にはMcCaと略される。
マッカを応援するならマックだろ、という勘違いが次の日の行動にブレをもたらした。)

東京ドーム初日の4月23日、ドームの外からでも音が聴こえている。
ドアに耳を押し当てて聴いているひとも。(^ ^)

レットイットビーが聴こえ、死ぬのは奴らだ、
そして本編ラストのヘイジュードも。

新緑は輝き、天上の音響に夜空が撓む。

入り待ちルートを辿ってゆくとアップされてた車のナンバーの下24と同じ車を発見。

これにポールは乗るんぢゃないか!

Encoreを終えると、スピーディーに帰っていくのですね、驚きました。

ポールの姿は見えませんでしたが、私史上最短距離にポールはいたはずだと思います。

ディープなファンの方々とも情報交換できて、楽しかった。

2015年4月23日ポール東京ドーム出待ちの夜。

さぁ、ドーム2日目のコンサートへと向かいます。

どんな夜が待っているのでしょか。

 

今日はファンが演る楽しそうなNEWを。今晩もプレイされるはず。

Paul McCartney - NEW (cover by PAUL & PÄM)

 

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マイスタージンガーかツァラトゥストラか、ポールが再びやってきた。

2015年04月23日 | 日記

2015/4/20早朝、ポールが日本にやって来ました。
 

午後からは春の嵐、雨の予報のなか、ポールはやって来ました。

茨城やつくばに限らず、相変わらず雨や曇りの日が多い春なのです。

こんなカッコいい72歳がいるだろうか。
ハッピ姿やロボットを伴った前回のようなパフォーマンスはなかったが、自然体がこれまたカッコいい。

 

昨年5月、初日・二日目とコンサート直前数時間前になってからの国立競技場公演中止に始まり、
体調不良で結局その後の全日程がキャンセルとなり、今回はそのリベンジ公演とも言われていますが、
北米はオハイオ州クリーブランドで行われたリンゴスターのロック殿堂入りセレモニーのプレゼンテーター役をつとめたその足で、
カナダから日本に到着という強行軍。

来日した晩には早速、夜の10時過ぎまで1時間半ものリハーサルをこなして、
翌日4/21に京セラドームでおよそ3時間のステージ。
ゆっくりする暇もなく、今日22日には東京へと移動し、明日23日は東京ドーム初日、、
移動疲れだけでも相当に応えそうな強行日程。

歌の匠、Meistersinger(マイスタージンガー)でありながら、超人ツァラトゥストラでもある。
ポールはソフトな外見に似合わず、本当にタフなマインドの持ち主だとあらためて尊敬します。

ポールマッカートニーさん 来日

フューチャーつながりで度々の登場となっていますが、ポールの最新曲である「Hope for the Future」、
昨晩の大阪が、ライブでは世界初公開だったみたいです。

最新アルバム「NEW」をひっさげての最初のツアーとなった2013年の日本ツアーといい、
なんだか、自分に向けられたメッセージのような共時性、ピッタリだと思わせる何かがあります。
(前にも、「NEW」の" Just in Time ”ってフレーズを聴いたときに、心の奥底の芯が溶けていくような嬉しい感覚をおぼえました。)
普遍的なメッセージとはそういう風に、これは俺のための歌だと思わせるメッセージを持っているものなのかもしれません。

37曲、2時間45分のステージを終えて、” マタキマス! ホナマタ! " と言って大阪のステージをあとにしたポール。
今回が見納めだとかいうファンも多いなか、そのよなメッセージを発していることに驚き。やはり超えている。

Paul McCartney - Hope For The Future - 'Destiny' Video Game

あまり追っかけとかには興味はなかったのですが、せっかくですから、できる範囲で神さまのいる一週間に浸ってみたいと思います。

東京初日前夜のドームに立ち寄ってみました。

新緑とつつじの赤が明かりに照らされてきれい。

週末は、いわゆる”入り待ち”をやってみるかな。

来日直前、現地時間4月18日、リンゴ スターのロックンロール・オブ・フェイムの動画がアップされたので。
このWith A little help、素晴らしいバージョンだ。
The Beatles Ringo Starr and Paul McCartney onstage together at Rock & Roll Hall of Fame Induction

 

 

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フューチャー・オブ・マインド (神様到来の前夜あたり)

2015年04月18日 | 人間と宇宙~哲学を科学する

ロボット工学を志す長男に渡そうと思いながら読み始めた「フューチャー・オブ・マインド」。

脳から出る電気シグナルを記録し、解析することで、
自然界最大の謎である「心」の仕組みや働きが、劇的に解明されつつあるという。

脳をコンピュータにつなげて物を動かしたり、
さらには記憶や知能の強化をも可能にするBMI(ブレインマシン・インターフェース)やブレインネットと呼ばれるテクノロジー。
感情や感覚をインターネットで送信したり、コンピュータやロボットに意識をアップロードする未来が本当に来るのだろうか。

(長男の学割期間が切れるので、やむなくキャリアを変えてiPhone5から6へと機種変更、これが最初の写真になった。)

心や意識というものを、「意識の時空理論」という視点で捉える切り口が新鮮だ。

脳の量子論については、以前にも少し取り上げたことがあるが、

場を考える ~ 意識や生命の見える化に成功した。 )
(脳の記憶の仕方とホログラムは似ている ~ 現実と本質とNujabesと)

記憶の仕方についての説明がユニークだった。

脳細胞という物質的・空間的な場所に依存しない、情報の存在の仕方。量子コンピュータ的な情報の在り方。

かつて、記憶は互いに物理的に近い場所に保存されていると考えられていたが、
記憶は空間的にリンクしているのではなく、同時に振動することによって、時間的にリンクしているのだ。
脳の全体に満ちている電磁信号が、様々な領域を結びつけることによって、記憶が結びつき、記憶の全部が再現される。
脳の海馬、前頭前皮質、視床、各種皮質といったものの間の情報の流れは、
すべてが神経によるものではなく、
様々な脳組織に渡る「共鳴」という形をとる可能性もあるのだ。

2013年にオバマ政権下で「BRAINイニシアチブ」と呼ばれる、
脳のリバースエンジニアリング(逆行分析)によって、脳をニューロン一個一個まで分解して組み立て直し、
生体の脳を生み出すための巨大な設計図を作成する試みが始まったらしい。
アルツハイマーやパーキンソン病、精神疾患や認知症などの治療法を見つけるだけでなく、
「意識」の秘密も解き明かし、ひょっとしたら我々の「意識」をコンピュータにアップロードできるようになるかもしれないという壮大な企て。

膨大な数のニューロンを複製し、脳の電気シグナルの再生に成功すれば、
数十年後には、ロボットやAI(人工知能)が「意識」や「感情」を持つようになるかもしれない、と予想する声がある一方で、
ヒトゲノム計画同様に、全遺伝子や全ニューロンの配列や地図を手に入れるだけでは不十分で、
それらがどう機能してどんな反応をするかまでを解明する作業にはまだまだ時間がかかるとも言われています。
なんで生物の本なんか読んでんの

リバースエンジニアリングで再現された脳は、いかに複雑であっても、トランジスタと導線の集まりであることに変わりはなく、
未来の振る舞いを正確に予想できる、決定論的な系である。
ところが脳が量子的な系だとすると、よく分かっているはずの運動の法則があてはまらず、系の未来や運動の結果は予想できなくなる。
不確定性原理のために、計算できるのは、あることが起きる確率だけになる。

記憶の仕方についての説明にあったように、
脳の働きに量子的な系(物質的な系ではなく、自由意志によって共鳴し、波動収束する系)の影響があるのであれば、
その量子的な部分の差分は、人間とロボットの差分として残るのであろうと思う。
ロボットは完全に人間にはなり得ないし、人間性を特徴づける量子性や自由意志は持ち得ないはずだ。
それとも量子コンピュータならぬ量子ロボットまで進化していくのだろうか。

こういう話は一見難しそうなので、量子論ありきになりがちなのですが、素朴な疑問も湧いてきます。

運動の法則がよく分かっているにもかかわらず、
一見予測しなかったような振る舞いを見せる「ラングストンの蟻」のような現象が

生命や意識の不思議を説明するシンプルな仕組みである、というのは誤った考え方なのでしょうか。
やはり量子論を持ち出してこないと、生命や意識の不思議は説明できないものなのでしょうか。
神秘を創造するシンプルな仕組み

 

著者が案内役をつとめた2015年1月放送の「Next World」

本当に世界は、根元的には情報で出来ているのかもしれない、と思えてくる。(イマジンの世界観
認識する情報世界を、まるでiPhoneのデータを消去して初期化するかのように操作一つでリセットできてしまうのは怖い気がする。

↓ ” 記憶を失うがよろしいか? 自己責任でお願いしますよ! ” が、インフォームド・コンセント(informed consent)になるのでしょうか。そんなことを考えさせられる同意取得画面。

 

 

 

 Next Worldへのエントリーに同意して、ひとまず私のアバターをこしらえておいた。
いつかこいつに、私の意識をアップロードしたりするのだろか。。

 

 future of mind、

入学式で耳にした imagine the future、

そして明後日には来日の報もある、ポールの歌う hope for the future

セレンディピティ、共時性みたいなものを感じます。
ロボットを引き連れてやって来ながら、急病で開催直前での公演中止となった昨年のリベンジ公演まで
いよいよカウントダウンとなった歌の匠、Meistersinger(singer(歌い手の)マイスター(匠)Meister)。
昨夏にも取り上げたが、再々掲。(ポールの新曲、Destiny(運命)のテーマ

病を得てから二年間、節目までがんばれたんだから、まだまだ堪えていける。
理不尽はむしろふつうのことだ。人生は自動販売機ではないから、100円入れたから100円分くれ、というほうが幼稚だ。
悪く考えるな。暗闇だからこそ光れ。

Paul McCartney - Hope For The Future

From out of the darkness our future will come まったくの暗闇の中から 僕らの未来は立ち顕れる
If we leave the past behind                  過去を置いてこれたなら 
we’ll fly beyond the sun                   太陽の向こう側にだって行ける
We will build bridges up to the sky         我らは空に向かって橋を架け
Heavenly light surrounding you and I       天上の光が僕らを包み込む

Hope shines brightest in the dark          希望は暗闇の中でこそ、もっとも輝く
Where nothing’s ever seen               何も見えない暗闇にあろうとも
Lighting undiscovered places no one’s ever been  知られざる、誰も知らない所を照らしている


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祝福の春、完璧な桜

2015年04月06日 | 日記

天気予報が嘘のように、ぴかぴかに晴れた入学式の日の朝。

ほぼ雨降りを覚悟していたのに何たる幸運、祝福の春だ。
(shape of my heart ~ 秘密と水仙と)

先に出た長男の通学ルートを確かめるようにつくばエクスプレスを乗り継いで入学式へ向かいます。
もっとゆったりした往路を予想したのですが、朝の時間帯のTXは思いの外混んでいます。

一昨日の千鳥ヶ淵の夜桜も美しかったが、祝福の春の日にふさわしい花時を迎えた夢見草。

完ぺきな桜を見たと思った。

花霞と呼ぶべきか、はたまた花雲か、
花時を迎えた、零れ桜の花雪と残花の華は
空に溶けてしまいそうな輝きで、
散った花びらが水面に描く花筏(いかだ)までも完ぺきだ。
春風に漂う飛花は、花嵐ではなく、ゆっくりと宙に乗り、しかも途切れることがない。

 

良き入学式の日。
学類別に式典を分けているので、群衆の中に呑み込まれてしまうこともなく、
オリエンテーションへと向かうのを見送ることもできました。
中央図書館まで足をのばすと中にスタバがあった。
外資系企業の本国・本社みたいだ。

 

 

 

体育系・芸術系のエリアまで南下すると、あちこちに学食が。

赤いペイントが目を引く、粉とクリームという名のベーカリー&レストランのパンが美味しかった。
隣の「体芸食堂」は、カレーと唐揚げの二本立てメニューが潔くて学生食堂らしい。
でも「粉とクリーム」のメニューも負けていません。
中に食券機があるのですが、茹でただけであろうと思われる「素パスタ(300円)」が既に売り切れだった。
きっと、恐るべし粉ものメニューなのだと思う。

( ↑ ) ここは体育系の学科も面白い。
    ユニークな指導法で知られる白木仁先生のゴルフ教室は、一般参加可能な公開教室。
    子どもといっしょにゴルフできる日もそう遠いことでもないのかもしれないぞ。

つくばセンターまで途中からバスに乗って南下。
さらに南側に行くとサイエンス・エリアが拡がっているのだが、お疲れさまの御一行、本日はここまで。

Imagine the futureは予習していたので、耳になじみましたが、ロボットのいる未来の街へ)
入学式の式典で演奏されたのは、ワーグナーのマイスタージンガー。
ロボット工学を志すにはふさわしい選曲だ。

パイルダー・オンばかり思い出すが、ブレスト・ファイヤーがあった。

Meistersingerはsinger(歌い手の)マイスター(匠)を指すようです。

 ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

 

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千鳥ヶ淵と件の牛

2015年04月05日 | 日記

満開の桜と散りゆく桜のどちらが好きですか、というアンケートをTVでやっていたが、散っていく桜のほうが、僅かばかり人気があった。
分かるような気がする。

会津で見た印象的な鶴ヶ城の桜も花吹雪の頃だったし、
桜がそれまでくっついていた枝を離れて、広く宙を舞っている様子は、満開の時以上に動きがあって賑々しかったりする。
決してわびさびだけでもなく、華やかさがある。
(まほろば~鶴ヶ城の夜桜)

一気に気候が緩んで先週末に満開を迎えたばかりの桜の花が、今週末には散ってゆく。

今年の春は冷たい雨や曇天の日が多く、
この週末も雨降りを堪えるのが精一杯の曇り空。桜と皆既月食の饗宴とは相成らなかった。

 

なんだかね、この写真、桜の淋しい紫に、映画「風立ちぬ」のヒロイン菜穂子の姿が重なって見えた。
風立ちぬ、生きねば。

  

千鳥ヶ淵の夜桜、月は見えずとも近年始まったばかりのLED照明によるライトアップとの饗宴が美しい。

皆既月食の赤い月との饗宴、とならなかったのは残念だが、
天気が悪くとも雨さえ降らなければ、ライトアップ夜桜に、あまり天気は関係ない。
むしろ、晴天の日よりも人出が抑えられて良いかもしれない。
おまけに千鳥ヶ淵に近い靖国神社に標準木がある「満開宣言」と違って、散りゆく桜には、特段宣言めいたものはないから、
思い思いに行く春を見送ることができる。

  

LEDのライトが行き渡らない、千鳥ヶ淵の遠景。
湿って霞みめいた、濃淡のある光景が幽玄を醸す。
都内で観る桜のイメージが変わりました。ここにも異界を思わせるような自然がある。

曇天がむしろ似つかわしいかもしれない英国大使館の春。
いよいよ今月下旬にはイギリスからポールマッカートニーもやって来ます。

室内から見える千鳥ヶ淵の交差点を写した二枚の写真、夕暮れ前とライトアップが始まる夕暮れ後の写真がありますが、
気を利かして窓際の席をリザーブしてくれていた「巨牛荘(三番町店)」で、その間の時間を過ごしました。

およそ15年前に、初めてプルコギを食べた店です。
その昔、父に、冑のうえで焼く本格的なジンギスカン料理に連れて行ってもらった時のことを思い出して、
同じように子供たちを、そんな風な店に連れて行ってみたいと思った。
(一階のトニーローマも気になる。くんくん。)
内田 百氏の「件(くだん)」よろしく、物語に出てくる牛を食べてから九段下へと。

イタリアン、中華、焼き肉と続く祝い飯の食べ納めでありました。

スティングのUntil、
ボトルに閉じ込められたような、月下に残されたこの世の静けさ 。
アインシュタインの呟きみたいな歌だ。
(イマジンの世界観)

If I caught the world in a bottle 世界をボトルに閉じ込めて
And everything was still beneath the moon 月下にはただ静寂だけが残ったとしたら
Without your love would it shine for me?  あなたの愛なしで 月は輝いて見えるでしょうか
If I was smart as Aristotle     私がアリストテレスのような天才で
And understood the rings around the moon 月の周りのリングの正体を知っていたとしても
What would it all matter if you loved me?  あなたが愛してくれたら そんなものはどうでもいいのです

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