ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

[ピアノ弾きおじさんへの道] 第4回大人のピアノ発表会で間違えながらもユア・ソングを完奏するの巻。

2019年08月04日 | ツールとしての音楽
ユア ソングを8月の発表会でやってみることにしたら、
同じ8月(8月23日)にエルトン ジョンの半生が映画化されるらしい。
よく起こるシンクロニシティだ。
(エルトンは70年代を代表するスーパースターであり、代表曲もその時代のものだとされているが、
私はむしろ、Two Low For Zero以降あたりのロック色を増したダンディなエルトンに惹かれる。)
 
 
しかし、だ。
今年は早々にピアノ発表会への参加を表明していたが、欠席も視野に入れざるを得なくなってきた。

ピアノ発表会の前の週、先生の所に相談にあがった。
(木曜に駅前オープンしたばかりのイオン・スーパーで少しばかり差入れを調達して持参。
教室へ相談に向かう途中、朝顔が電柱に巻き付いて昇っている珍しい光景に遭遇した。)

思ったように右手が動かず、一向にスムーズにYour songが弾けないことを先生に伝え、
レッスンとは別に相談の時間を取って頂いたのです。
先週水曜には閾値である5.0を超えても尚、CEAの上昇が止まらないので、
がんセンターで髄液検査を行った。結果が分かるのはおよそ1W後。
右腕に力が入らず、思ったようにコントロール出来ないとむず痒い。
ゴルフだって、車の運転にしたって、むず痒い。気持ちを上手く込めることが難しくなっている。
(だがしかし、1W経っても嫌な知らせは入らないので、満足に練習も出来てないが、
発表会には参加してきました。← つまには、そんな風では自分ならとても参加できないと言われましたが。)

行って良かったです。ミスタッチだらけの酷い演奏だったが、何とか完奏。
下手は下手なりに愉しむことを皆さんが許容してくださる。

your song


[ピアノ弾きおじさんへの道] 第3回大人のピアノ発表会でトム ウェイツをなんとか演ったの巻。
ピアノ弾きおじさんへの道] 第2回大人のピアノ発表会でレディ・マドンナを披露するの巻。
[ピアノ弾きおじさんへの道] 大人のピアノ発表会でヘイジュードを披露するの巻

右腕が不自由なのも手伝って、7月追い込み練習が不足した。
何も発表会の為にピアノを練習しているわけではないのだから、
そんなことでピアノが嫌になってたら本末転倒だ。
先生も理解を示してくれた。
”発表会の出欠席に関わらず、頑張っていきましょう。”

( ↓ )不自由でも、気持ちを込めて弾いてみようと思わせてくれる。

 
 
 
 
 Elton John Biography - Life and Career (REDUX)
 
 
 
( ↓ ) 主にお手本にしたのはこちら。
 
( ↓ ) 3:25からは歌メロだが、エルトン ジョンはこの曲を決まった形で弾くことがないように思う。

How to Play "Your Song" by Elton John - Piano Tutorial by Piano Couture

 

your songのチュートリアルがバリエーションも豊富でヒント満載だったのだが、
エルトン自身が歌うこちらのバージョンはシンプルに聴こえる。

Elton John - Your Song (Top Of The Pops 1971)
 
 ( ↓ )こちらはオリジナルヴァージョン。

太陽はしばしの間暖かく、この世はかくも素晴らしい。
彼が素晴らしいと語るのは、あなたの居る世界であり、
自分の記憶すらあてにできなくとも、色を忘れてしまっても、
あなたの瞳がかつて見たなかで一番美しかったと語る。これは無私の歌だと思う。
(ヤマハの電子ピアノ P-105)


ジャスト・アイデアだが、Pull marineを弾いてから、
Your songを歌えば、このうえもなくロマンチックだと思う。

瞳つながりのメドレーだとは、誰にも分からないと思うけど。
”水の底だけで輝くのではないマリンブルーの瞳を視線もくれずに見分けてやって来る”というのは、
どこかユア・ソングに似ている。

人生はライブである ~ ゲンスブールの違和感とビロードの滑らかさ

( ↓ ) 発表会が終わってからのお喋りタイムで”弾いてみたい曲は?”と聞かれて頭に浮かんだのがこの曲だった。

We re all alone 訳詞付 Boz Scaggs

 

 


 

 

 

 

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「楽に寄す」再び ~ スーパーエイジャーへと。

2019年02月23日 | ツールとしての音楽

(2019.02.23レッスン後の再稿、アウフタクト(弱起)を教えていただいて加筆修正)

シューべルトの「楽に寄す」に再び取り組み始めています。

一年ほど前に取り組みを開始したのですが、
今、シューベルトの「楽に寄す」に取り組んでいるのだが… )
トム ウェイツの「If I have to go」を発表会用に練習し始めてからご無沙汰しておりました。
[ピアノ弾きおじさんへの道] 第3回大人のピアノ発表会でトム ウェイツをなんとか演ったの巻。

(今現在は、緩々とではありますが、ポールの「I don't know」と併せて「楽に寄す」を練習しています。)

しかし、クラシック曲のせいか、ピアノで弾き歌われているのは見たことがありません。
弾き歌ってみるというのは、ユニークなチャレンジなのかもしれません。
ドイツの歌曲ですから、日本語訳詞にはバージョンがいくつか存在しているようです。

( ↓ )日本語詞バージョンが聴きたくて、この一曲の為に、わざわざ買い求めたCDボックスセット。
   楽譜に載っている歌詞ではなく、大橋国一さんの歌う歌詞で歌おうとしています。
   (だがしかし、本当は「シューベルト/楽に寄す」に書いたように、
    口語調で、自分を豊かにしてくれる音楽に寄せる気持ちを素直に表現した歌詞で歌いたい。
    それをするには作詞の才能が必要なので、楽譜に載っている詞とミックスしたのが手書きのやつです。)
   


 

20190223 楽に寄す(歌乗せ)

ピアノは先生に弾いてもらって、
歌乗せの練習をしてみました。
(”暖かき愛で充ちつつ”(1番)、”この世にもあまつ幸あり”(2番))の部分を、
一拍溜めてから、歌い始める感覚、

いわゆる「アウフタクト(弱起)」(~フレーズが、小節の最初からではなく、その前の小節の途中から開始すること)

をレッスンで教えていただきました。

↓ こういうやつ。赤枠部分のフレーズが小節の途中から始まっている。

まだ上手に歌乗せ出来ていませんが、
こうして動画にしておくと、よい練習になったりするのです。
前にブログを上達の道具として活用するという記事を書きましたが、
音楽にも同じことが言えると思うのです。
(「イエスタディ (Audacityバージョンの出来上がり。」の時と同じように、Audacityを使ってみました。)


65歳を過ぎても脳機能は20代という
「スーパーエイジャー」たちが習慣にしているアクティビティのひとつが、
楽器演奏らしい。


「スーパーエイジャー」の脳と普通の人の脳に目立った違いはあるのか、
あるとしたら、その違いを知ることで私たちはこの先の人生を通して脳の機能を高められるかどうか、
という2点を解明することです。
スーパーエイジャーの脳は対照群の脳と比べると、厚みのある領域がいくつもありました。
しかし、そうした領域は、予想に反して、
クロスワードパズルやオンラインの頭脳ゲームに役立つような認知プロセスと関係する領域ではなく、
強い感情と結びついている領域
だったのです。

 

何故に今さら苦手な事にチャレンジするのかとも云うが、
スーパーエイジャーに成る為にも楽器がいいらしい。

下手くその方が負荷がかかるから、いいのだ。

( ↓ )  別に音楽家的成功を目指している訳ではないが、いいことが書いてある。

練習は音楽家の生活にとってきわめて大切な位置を占める。
それなのに練習が「苦行」扱いされることがあるのはなぜだろう?
「つらく感じるのは、苦行ではなく表面的な作業である。」
練習を楽しく活気あるものにするためには、有意義な練習を上手に行うことが必要だ。
さらに、安定感のある演奏をして、聴衆を魅了するにはどうしたらいいかという問題もある。

生徒たちが新しい曲をはじめて練習する時には、何度も大ざっぱに通したり、
あやふやなまま繰り返したりすること多い。
そうして間違った癖がついてしまったあとで、
誤ってインプットされてしまったプログラムを何時間もかけて上書きする羽目になる。

もっと上手いやり方は、最初から正確に演奏し、的確な演奏をしながら曲を完成させていくことだ。
だが、正確さを徹底するには、自分のレベルに合った曲を選ぶだけではなく、
曲を扱いやすい部分に細かく分けて体系的に学んでいくことだ。
曲をくり返し練習する時には、やることなすこと全てが正確であるように気をつけなければならない。
そうすれば本番でもほとんど間違えずに済む。
練習の時に間違った習慣を身につけなかったからだ。

練習もまた、洗練された芸術であり、
本能や忍耐力、インスピレーション、優雅さや明晰さ、バランス感覚、
そして何より、動きと表現に磨きをかける方法を追求するものだ

「自分の楽器で奏でるものは、どれも大切な音楽として扱ってほしい。単なるウォーミングアップであってもだ。」



『ミスタッチを怖れるな』とは、そのような正確さを旨とした練習生活があってこそのものだったか。
”正確に”、芸術として、練習をしよう。

(2019.02.19初稿)

(2019.02.23レッスン後に再稿、アウフタクト(弱起)を教えていただいて加筆修正)




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[ピアノ弾きおじさんへの道] 第3回大人のピアノ発表会でトム ウェイツをなんとか演ったの巻。

2018年08月05日 | ツールとしての音楽

発表会から一週間が経って、トム ウェイツの「If I have to go」をアップしてみました。
少し苦しい完成度ではありますが、弾き歌いを添えて、先週アップした記事に追記投稿です。
(一度前半部~後半部~アウトロを分けて弾いてつなげてみたのですが、
  ソフトの不具合なのか、手の動きがぶるぶるしてるので、原点に戻って、ミスタッチがあっても通しで弾いてみました。)

If I have to go ~ Tom Waits(piano & vocal cover) Aug 2018

いつか弾き歌ってみたかった、トム ウェイツの「If I have to go」を
ピアノ発表会で演ることに。(やはりブログはビジョンボードだ。)
( いつか日本語の詩をつけて弾き歌ってみたいのは )

しかし、そもそも私にはハードル高めだったのか、年明けに取組み始めた頃はまるで話にならず、
( ピアノ弾き(ピアノいじり)おじさん]  your songと 歌が乗らない If I have to go )
上達はドン亀のように遅々としていて、
発表会を控えて弾き込んでいく時期にはイギリス旅行のことで手いっぱいでもあり、
発表会まで残り一週間になって、ようやく通しで弾けるようになるというスロー調整ぶり。

去年の第2回ピアノ発表会は、直前になって間奏パートを加えたり、オカズ的に音を変えてみたり、
もう少し工夫できる段階まで行っていた分マシだったなぁ。
( ピアノ弾きおじさんへの道] 第2回大人のピアノ発表会でレディ・マドンナを披露するの巻。 )

( ↓ ) こういう時にツィートは便利。時系列で亀の歩みを振り返ることができる。

 <7月6日からのイギリス旅行の準備ばかりでなく、レッスンはちゃんと受けていた。>

 <7月15日にイギリスから帰国して再始動、一週間経った週末にようやく通しで弾けるように。
 発表会まで残り一週間でスパートをかけるつもりでした。>

<発表会前日のレッスンで仕上げ目途つけようと思ってたら、台風でレッスンは中止に。>

発表会を週末に控えた金曜日も、よくある根拠のない自信のせいか、少し緩んで呑みにいっておりました。

~ 前日の夜に仕上げのラストスパートのつもりが、思ったように乗ってゆけず。
 ”こんなはずではない、もっとテンポアップして、流れを切らずに演奏できる筈だ”
 というのは、たまたま適度にアルコールが廻って気分よく弾けたことがあっただけで
 あまり根拠のない自信だったことに気づく、
 練習すればするほど、どんどんアラやミスが出てきて、がたがたになって来た。
 これはまずい。。

 ~ あまり眠れないということはなかったのだが、
血管新生阻害剤の副作用で高血圧になってから、
自分の意思でコントロールできない自律神経の存在を意識するようになった。
だから、時々寝付けなくても、あまり気にしないようにしている。
イギリスの時差ぼけにアジャストしているのかもしれないし。

当日の朝は、テンポ良くいい演奏を、という甘い目論みを捨てました。
( ↓ ) それまで使っていた譜面メモは、修正が多くて何がしたかったんだか読みづらくなっていたので、
  当日になって朝から書き直しました。甘い目論みは抜きにして、これだけを発表会ではやろう、という版です。


前日の晩にはチェックを兼ねて、iPhoneで録画していたのですが、
当日の朝に最終チェックしようとしたら、メモリ容量が足りませんの表示が。
(iCloudバックアップの追加課金がいやで、自動バックアップ設定にはしていませんでしたので、
 イギリス旅行で容量を沢山使ってしまっていたのです。)
あんまりチェックしてる場合でもないしなぁ、と半ば開き直り。

さて、そんな中での発表会。
(今回はビデオ撮影もありだったのですが、
 iPhoneに画像が入らない状態だったので、映像も画像もありません。
 発表会行くよ、って話もあったのですが、
 根拠のない自信を当日には失っていましたので、撮影が無くて良かったかもしれません。
 音楽は修養のツールでもあると思います。)

 

楽しかったです。
粋がるのではなく、其々に腕前は違っても、それはそれで尊重しながら愉しみましょう的な雰囲気で、
あのような演奏だったのに、小さくなることもなくいられて。
(渚のアデリーヌとか、どしてあんなの弾けるのでしょか。
 評論めいたことを言えるような腕前もないので差し控えますが、皆さんお上手です、少なくとも私などよりは数段。)

先生にはリハーサルより良かった、落ち着いて弾けました、って言ってもらえましたし、
近々に辞められるというコード弾きをされている方にも、
初回のヘイ・ジュードの頃から段々レベルがアップしていると言って頂けて、
同じコード弾きをやっているひとには選曲の違いが分かるのかも、って嬉しくなりましたし。

( ↓ ) 並べると遜色ぶりが際立つかとは思いますが、この曲です。
  ルビーの指輪を歌っていた女の子がいましたが、寺尾聰さんとはタイプは違えど、ダンディなひとだと思います。
  常識やよくあるフレームワークからは見えてこない景色や美学を持ち合わせているようで、すばらしい。男らしい。

 

Tom Waits - If I Have To Go (Lyrics On Screen)

There's nothing for me, in this world full of strangers 俺には意味のないものばかり 見知らぬ人ばかりだ
It's all someone else's idea               全部どこかの誰かのためのものだろ
I don't belong here, and you can't go with me     ここは俺のいる場所じゃない、おまえは一緒についてくるなよ
You'll only slow me down 


(2018年7月29日初稿)
(翌週8月4日 弾き歌い動画追加投稿)

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[ピアノ弾き(ピアノいじり)おじさん]  your songと 歌が乗らない If I have to go

2018年02月18日 | ツールとしての音楽

アノは弾くというよりは、いじるもの。

脱力することは大切だが、流麗に弾かなければ、と身構えるのではなく、
音と戯れるように遊ぶほうを愉しみたい。
庭いじりや作陶と同じように、いじっているような感覚で接してみるくらいでいいと思う。

~ どのみち、そんなに上手くないんだから、もっと練習してから完成テイクを、なんて思わずに、
アップすることで、モチベーションをアップさせることにした。

[ピアノ弾きおじさんへの道] 夏の思い出 (ピアノいじりの愉しみ方)

読み返してみると、我ながらいいことが書いてある。

もっと気軽に練習の様子をピアノノートみたいにアップしたらいいのでした。

(回を重ねるにつれ、ちゃんと弾けるようになってからYouTubeにアップしようと考えるようになっていたが、
そもそも、音楽を聴く方でも完成前のテイクを観たり聴いたりするのが好き。

自分のプレイでも、録画することで、練習の密度が上がって、練習途中に気づきが生まれたりするし、
完成前の頃が愉しかったりもする。)

( ↓ ) Your song、なかなかモノにならないが、音を探したりしながら、練習するのが愉しい曲です。

your song ピアノ弾き歌い(練習中)

いつか弾き歌ってみたかった、トム ウェイツの「If I have to go」の練習も始めました。

2年以上も前にいつか弾き歌ってみたい曲だと言ってたやつ。

 「いつか日本語の詩をつけて弾き歌ってみたいのは」
(「楽に寄す」も少しはいい感じになってきたのですが、同時並行で練習できるのは3曲がいいところ。
 「If I have to go」に加え、夏からぼちぼちやってる「Your song」、
  最近練習を始めてしまった「Here,there and everywhere」とあるので、少し間を置いてしまっています。)

しかし、これが、私にとっては難度が高い。
テンポが速かったレディ マドンナよりもある意味難しい。
(暗譜もしづらいし、こんなにヘ音記号のパートに気を遣わなくてもこれまでは何となく弾けていた。)

スローで易しそうに聴こえたりもしますが、音数が少なく、左右の拍子も自由で、
歌をどう乗せていったらいいのかが掴めずにいます。

先生のアドバイスもあって、まずはピアノのチュートリアルの伴奏(⇒ If I have to go, Tom Waits, piano part
に合わせて歌を乗せる練習から始めてみました。

If I have to go 右手歌乗せ練習

( ↓ ) このビデオ、温かい感じがしていいなぁ。
   歌乗せが難しい、Aメロ冒頭の ”Will you remember me?"の部分を
   ポップなアレンジに変えているのは、歌い辛さをカバーする工夫なのかな。

If I Have To Go - Tom Waits cover


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アクロス・ザ・ユニバース ~ 祈りはコミュニケーションだった 

2017年10月29日 | ツールとしての音楽

自分で「もうここまでしか出来ない」という限界に突き当たるたびに、
「想像力の限界が、その人の能力の限界なのだ」ということを思い出すように、とのこと。

個人差があるとはいえ、生物学的にみて、
人間の能力や精神的・肉体的構造には、何倍も何十倍もの差があるわけではない。
鍛え上げられたアスリートの肉体と私たちの筋肉量が何十倍も違うというわけではないし、
思考を司る脳にしても、賢い人が何倍も大きいというわけでもない。

五十歩百歩程度の差でしかないのに手にする成果が大きく違ってくるのは、ひと言で言うと「想像力」の違いだという。
逆に言うと、「自分が成功するイメージ」が簡単に持てれば、成功は得やすくなる。
イメージの持ち方次第で世界は変わってしまう。
(イマジンの世界観)

Imagination is more important than knowledge.

Albert Einstein

 ( ↓ ) 軽いタッチの本だが、科学者・研究者が見えない世界(いわゆるスピリチュアル)を語ったものには興味が持てます。

ニュートンが言うように、科学や人間が解明できている真理は、大海を前にした海辺遊びのように部分的なものだと思うし、
単一のモノサシではなく、持てるモノサシを駆使して、曖昧模糊として遠大な、大海を分かりやすくしようというスピリットに共感するから。

” 私は、海辺で遊んでいる少年のようである。
ときおり、普通のものよりもなめらかな小石やかわいい貝殻を見つけて夢中になっている。
真理の大海は、すべてが未発見のまま、目の前に広がっているというのに。
I was like a boy playing on the sea-shore,
and diverting myself now and then finding a smoother pebble or a prettier shell than ordinary,
whilst the great ocean of truth lay all undiscovered before me."

Isaac Newton

11月の休暇、神社参りに備えての読書。

「神さまはいるのか」から、「神さまとどうしたらコミュニケーションできるのか」へ。

祈りは自分の願いを神さまに伝えるだけではなく、「神さまの意思を受け取る」コミュニケーションであるといいます。

肉体を持たない神さまは、物理的な働きかけをするのに、私たち人間の助けを求めていて、
私たちを通して、現実社会への貢献が可能になるという説明が新鮮。

超人的な天上の絶対神といったイメージではなく、私たち人間は神と補完し合うような存在なのでしょうか。神のパワーを顕現させる為には、物理的な人間の存在が必要。

神社に参拝する時には、ちゃんと”私は○○県○○市1丁目○番地の、明治太郎です。”って、
住所と名前を名乗らないと、私が誰なのか、神さまには分からないそうです。
名乗るのは神さまへの礼儀でもあるとのこと。

神さまは何でもお見通し、と甘えるのではなく、礼儀を持ってコミュニケーションを取るようにしないと。

神さまが自分に頼みたいことと、自分の願いごとの接点になるのが、祈るという行為であり、

祈ることで、あちこちに散らばった思考がきれいに片付いて、神さまの意思を受け取るスキマができる。

 ( ↓ ) カズオ・イシグロの小説は、変容する記憶を持った、いわば「信頼できない語り手」が特徴だというが、
この歌もそんな部分がある。(弾き間違うので演奏はつなげた作り物だし、歌も不安定で信頼に足りない。)

”Jai guru de va om”と神々の名前を連呼した後に、
”Nothing's gonna change my world”(何物も私を変えることはできない)と歌われるが、
Images of broken light(粉々に砕けた光のイメージ)や
Thoughts meander like a restless wind(落ち着かない風のように とりとめのない思考)が象徴するような、
諸行無常の「信頼できない」宇宙に身を置いている不安定な語り手が、それほどに確信的な強さを持つとは思えない。
孤独だが不思議とそんなに淋しいわけでもない、静かな充足感がもたらす世界観なのでしょうか。

Across the universe(piano & vocal cover) 20171022

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[ピアノ弾きおじさんへの道] 第2回大人のピアノ発表会でレディ・マドンナを披露するの巻。

2017年07月02日 | ツールとしての音楽

昨年に続き、第二回大人ピアノ・サロン・コンサートに参加してきました。

今年発表会用に選んだレディ・マドンナは、歌がうまく乗りそうになかったので、
先生に歌メロを別のキーボードで弾いていただき、マイクセッティング無しで、歌ってみることにしました。
(うまく伴奏に乗せて歌えなくても、適当に唸ってればよいからです。)

先週末が発表会前のラスト・レッスンだったのですが、レッスンの前夜まで、もっと良くなるのではと音に対する欲が出て、
演奏を固めにいくことができません。
Aメロにどこか音が足りていないような気がして、変化づけを色々試していたのですが、
先生とレッスンで音合わせをしてみると、歌メロの演奏のほうに、足りない音が入っているので、まったく気にならなくなりました。
アンサンブルって、こういうことになるのだなって、今更ながらに実感。

そこで、自分の伴奏はシンプルに、元のパターンに戻しました。
演奏のつっかかりを解消して、流れよくテンポに乗ることを優先する方針へと切替えです。
(先生の弾く歌メロをカラオケ代わりにして、気持ちよく歌いにいってしまうと、
 今度はせっかくシンプルにした伴奏すら怪しくなってくるので、気をつけないといけません。)

Aメロで左手を連打する部分の音数を減らしてシンプルにすると、歌も乗せやすくなりました。

( ↓ ) 事前配布されたプログラムに質問コーナーがあったので、ちょっとおふざけ。

本番ではもっと取り留めもない話ができて、愉しかったです。

ただ、昨年は男性が他にいたのですが、発表者5名、参加講師3名もすべて女性、
なんだか、会場入りしてしばらくは妙な違和感があって余計な緊張をしました。
到着して、開演まで時間があるのでどぞ! と、リハーサル弾きをしてみたのですが、
家のピアノとタッチが違うのか、緊張のせいなのか、ミスタッチばかりです。
リハーサルはそこそこに切り上げて、多くを期待せずに弾くことにしました。  

何度も練習途上のやつをアップしてきたというのに、くどいですが、
亭主九分のブログなので、ご容赦を。

( ↓ ) 発表会当日の朝の予行演習を、疑似本番のほぼ一発録りで。

やっぱり少し演奏が粗い。
丁寧にステディに行こうとしながら、途中で指とリズムがもつれてしまっていますが、
つっかえても、もつれてしまっても、
なるべく途切れさせずに、その後を続けるのが、本番力というものです。
そういう意味ではよく出来てます。投げ出さないでちゃんと最後まで弾いている。

それに、この曲に取り組み始めた頃に比べれば、進歩しました。
曲がりなりにも、歌も乗り始めた。
単に弾けた! とかではなく、
短いフレーズに分割したり、ゆっくり取り組んで、磨いていくことに楽しさを感じるようになった曲。
だけど、間奏部分はまだまだ。しっかり鍵盤をヒットする自信を持って、間奏の部分だけ跳躍するように溌剌と弾ければ上手くいくこともあるのですが、フィギュアスケートに喩えると、成功するかどうか分からないトリプルアクセルのようです。 流れの中で大事にいこうとすると、跳躍するのを躊躇して、途切れてしまう。おまけに、もごもご、って弾くから音がだまになって、クリアな分離に欠けてしまう。

 レディ マドンナ 20170702 発表会当日の最終練習バージョン

あんまり上手く弾けたというわけでもないのですが、音楽することの楽しさを再確認できた嬉しい時間でした。
先生からは、”つっかえた所はありましたが、楽しく演奏しているように見えました! ”とコメントをいただきました。
そうなんです、大事にしたかったのはそこのところ。

大人が音楽を生み出すときの感覚は、私たちがかつて幼児の頃に知っていた、
われを忘れて、泥遊びの感触に夢中になった気持ちに似ている。
大まじめで、砂場や海岸で、ていねいに泥まんじゅうを作りながら、
水や砂や泥の手触りにうっとりした。
私たちがどんなに年を重ねても、自らの手で作り上げるものには、どこか独特のかけがえのなさを感じる。
「人生にある本物の深い喜びはすべて、自分で作った泥まんじゅうを人々に見せることにある。
そして人生の最高の瞬間は、互いに共感し合い、親密な関係の中で、自分の泥まんじゅうを相手に差しだすときに訪れる。」

できれば、泥まんじゅうでなくて、美味しいまんじゅうを差し出したい。

ピアノ弾きおじさんへの道は続くのです。

ゴルフにもイップスというのがあります。
講師の方々も言っていましたが、ピアノでも指先が思うように動かなくなることが実際にあるそうです。
(ピアノで鍛えれば、ゴルフでイップスに悩むようなことはなくなるような気がします。
 ゴルフなら、もっと大きな筋肉や身体使いでカバーのしようがあると思うから。)

ルイ先生はリストの「愛と夢」、
まお先生は、カーペンタズの「青春の輝き」を弾き歌いで披露してくれました。
日本人離れした歌唱に驚きました。ボーカル、習おかな。

青春の輝き / I Need To Be In Love [日本語訳付き]  カーペンターズ

この日の宵はお祭りのある週末、たーくんもおみやげ持参で帰省(帰宅)。
なかなか家族全員が揃うことが少なくなったので何よりです。

誕生日にお祝いしてもらうというよりは、自らウナギを振舞うのがすっかり恒例になりました。

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[ピアノ弾きおじさんへの道] レディ マドンナをチューン・アップした

2017年06月18日 | ツールとしての音楽

大人のピアノサロンコンサート(発表会)が7月初め開催に決まりました。

初回だった昨年はヘイ・ジュードを弾き歌いました。
([ピアノ弾きおじさんへの道] 大人のピアノ発表会でヘイジュードを披露するの巻

今年も当初はGW明け頃の開催見込だったので、
”( ポールの来日に合わせて何とか弾き歌えるようになった ) イエスタディでどうでしょう”と先生に打診してみたら、
”せっかく一生懸命に取り組んだんだから、レディ・マドンナでいきましょう ! ”という返事。

昨年末に取り組み始めるも、のっけから左右のリズムの合わせ方に難儀した曲です。
(プーチンのピアノとロシア民謡とレディマドンナ)

それなりに形になりつつはありましたが、歌を乗せるのはイエスタディよりさらに難しい。。
そこで、歌メロは先生にアンサンブルでサポートして頂くことにして、今回はマイク無しでチャレンジすることにしました。
(歌を聴かせるつもりはないので、ピアノを弾きながら唸るグレン・グールドの路線を狙います。)

先日、67年6月に発表されたサージェント・ペパーズの50周年記念盤が全英1位になり、全米ビルボードでも3位を記録しました。
その後に発売されたのがレディ・マドンナなので、なんだかタイムリーな気もします。
ゴダイゴのタケカワ・ユキヒデさんがこの曲を聴いてピアノを始めた、みたいなことを何かの記事で読んだ記憶があって、憧れの曲のひとつでもありました。


発表会まで残り2レッスンになって、そろそろ演奏を固めに行こうと思っていました。
人前で弾くからには、7割くらいのパフォーマンスでもそれなりに弾けるくらいにしておくと安心です。

ところが、今回お手本にしていない、
イエスタディの時にチュートリアルにしていた方の演奏を見てみたら、Aメロの弾き方が違う。
(Como tocar "Lady Madonna"(The Beatles) - Piano tutorial y partitura 、13:40あたり。)

でも、イントロを元の弾き方で弾いて、歌メロの伴奏をこれで弾くと、なんだか音色がふくよかに聴こえてきて、弾いてても楽しい。

固めに行くはずが迷いが発生、これは困った。

 

イントロの時とは弾き方を変えて、Aメロの伴奏では、左手をE、右手をBに、上昇させて「んぱぱ」を弾く。
そしてその後、今度は右手を(BからAに)下降させてから、A⇒B⇒C#と上昇する。

ちょっとしたことですが、固めにいくつもりが、自ら難度を上げてしまってます。

さらに、省略していた間奏のブラスを追加。

先生も入れた方が楽しくなる ! と賛成意見。

最初は左手の最初のAの音を弱い5の指(小指)で弾いていたのですが3の指(中指)に変えてみては、とのアドバイス。
その後、Dを2,3の指(人さし指、中指)で入れ替えて弾くのが新鮮でした。
同じ音を指を入れ替えて違う指で弾く、という発想がなかったから。
でもそうすることで、後の音がつながっていくのです。素晴らしいアドバイスです。


 

その後に続く間奏も、指使いを工夫することで、音が滑らかにつながりやすくなります。
目からウロコ、グンと弾き易くなった。

でも、やはり、自分にとっては、確実にヒットできるとはまだ言い難い間奏パートが続くので、
何だかフィギュアスケートのトリプル・アクセルみたいな感じ。

ちゃんと成功するかどうかは分からないけど、音楽が豊かに聴こえるから取り組んでみたい。
確実性を高めるには、反復練習が必要だ。

 


発表会は、ミスタッチなく弾くことが目的ではない。

つっかえてもいいから、音楽しようと思います。

 

「皆さんは私をどう思いますか」という不安を伴ったうぬぼれが消え、
「これを皆さんと共有させてください」という広い気持ちになれれば、演奏のエネルギーがつながり、その場の回路が完成する。
目指すべきはそこだ。

 

 

 

Lady Madonna(Piano & Vocal Cover 20170617)

 

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[ピアノ弾きおじさんへの道] Yesterdayに寄せて

2017年05月07日 | ツールとしての音楽

なかなか上手く歌が乗らずに難儀していたYesterdayですが、
ポールの来日するGWまでになんとか弾き歌えるようになることを目標にしておりました。
(イエスタディ (Audacityバージョンの出来上がり。)

仕上がりはまだまだな部分がありますが、私の弾き歌いは、この程度で十分なのです。

(今日、先生に聴いてもらったら、速いテンポのアレンジなので、メトロノームを使うことを薦められました。
 自分では気づきにくいのですが、速くなる部分と遅くなる部分があって、全体で帳尻を合わせるような弾き歌いになっているらしいです。
 そして、Bメロの F on Aの部分 (~I don’t (know she wouldn't say) の部分)で左手の A(ラ)を入れるタイミングが少し早いようです。)

オリジナルはギター伴奏ですが、
夢の中で浮かんだ曲を、目覚めてすぐに傍にあったピアノで音を確かめながら曲が出来てしまった、というエピソードがあるくらいですから、
ピアノにもなじむ曲だと思います。

違うアレンジで挑戦したこともありましたが、(イエスタディの捧げもの
オリジナルのテンポやイメージに近いこちらを参考にしました。( ⇒ Como tocar "Yesterday"(The Beatles) - Parte 1/2 - Piano tutorial y partitura)
綺麗なメロディはどんなアレンジにも映えるのですが、
ギターとストリングスによる、彫りの深い、陰影豊かでキワの立った、オリジナルのニュアンスが好み。

GWも今日で終わり、その間玄関を飾っていたコデマリの花。

ポールが滞在していた銀座ペニンシュラにはマロニエの木がありましたが、
近所のマロニエは花もそろそろ終わりの時期のようです。


Yesterday (piano & vocal cover 2017)


お耳直しのカルテット。神を感じる。

Yesterday BEATLES (string quartet only)

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[ピアノ弾きおじさんへの道] 発表会は難曲 レディ マドンナに挑戦することに。

2017年03月11日 | ツールとしての音楽

ピアノ教室に通い始めて一年たった年の暮れに取り組み始めたのがレディ・マドンナ。
龍のいる谷間にて ~ 第一夜 )

ポールの来日に合わせて完成させようと、「イエスタディ」の弾き歌いをつま弾いたり、
日本語の曲の弾き歌いもと、甚く感動した吉田拓郎さんの「流星」をYouTubeではなく楽譜からやってみたり、
とうとう、自分には手が届くまいと思っていたエルトン ジョンの「ユア・ソング」まで始めたりしています。(これは時間をかけて、分散コード奏法をマスターする足掛かりにしたい。)

そして、昨年に続き、春のGWの前辺りで、”大人のピアノ発表会”の開催案内がありまして、
レディ マドンナで先生とアンサンブルをやってみる提案を頂きました。

左右のリズムの合わせ方や、歌の乗せ方まで、
私にとっては手ごわい曲なので、” むずかしい~ ” と言ってたら、
歌メロ部分を、先生が楽器で埋めながら、一緒に演ってみるのはどうかというのです。

やりたいのは弾き歌いなので、歌なしってどうだか、と思ったのですが、
音楽って、アンサンブルするものでもあり、先生とアンサンブル出来る折角の機会なのでご提案に乗ってみることにしました。

ピアノはバラード系の曲が多くなりがちなのですが、これはクールなロックナンバー。
マーサ・マイ・ディアにも似たオクターブ奏法の左手ベースの動きとか、ピアニスティックな感じで弾いてて愉しい。
しかし、アンサンブルとなると、
曲中でばらばらになりがちなテンポを揃えるのは勿論、全体的にもっと丁寧な演奏をしなくてはなりません。
先生曰く、次の音を探したり考えたりしながらでも演奏がストップしない速さで、ゆっくり、まずは弾いてみるのがいいとのこと。

私は、コードチェンジの部分で一息ついてしまうことが多いので、
冒頭のA⇒Dの進行をひと塊のフレーズだと捉え、切れ目を入れずに弾いたり、工夫してみることにしました。

一息ついてしまったり、緩慢にしか弾けない箇所があると、
そこが演奏の速さ上、ボトルネックになってしまいますが、
この曲では、間奏の部分のテンポをキープするのが難しい。

しかし、ここでも効果的なアドバイスが !

右手がCE ⇒ EG ⇒ ACと上昇する箇所があるのですが、
指を1・3 ⇒ 3・5 ⇒ 3・5で弾くと、3・5でA・Cをヒットせずに外してしまう不安がある。
確実に3・5でA・Cをヒットするために、5の指を途中で使わずに温存しながらつなげていく方法があるのです。
たとえば、1・2 ⇒ 2・4 ⇒3・5と弾く。
跳躍する音の間がつながって、どこかギャンブルめいていた、音をヒットする感覚が、安定感を伴ってくる不思議。

( ↓ ) まだ間奏は修正できていませんが、歌メロが乗るようになってきた。

  これからアンサンブルを意識した練習をすることで、これまでとは違う音楽的な訓練になるかもしれない。

Lady Madonna 20170311

Paul McCartney Lady Madonna

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夜のしじまに ~ シンガーソングライターの誕生♪

2017年02月18日 | ツールとしての音楽

およそ一年前、いつかできたら面白いなぁと思っていたのは、
鼻唄で作った曲をピアノで弾き歌ってみること。

(龍のいる谷間にて ~ 第一夜)

音楽のコードを解析してくれるChordifyというアプリがあって、そんなアイデアを実現できるかもしれないと思ったのですが、
時々音を外している。
電子ピアノの演奏を録音したMIDIファイル(いわば楽譜データ)をMP3に変換することはできても、
その逆(MP3などの音声データをMIDIファイルに変換すること)はできないといいますから、
無理もないことなのかもしれません。

そこで、先生にお願いして、ソルフェージュでコードを採譜していただきました。

やたら、半音(#)の多い曲で、F#キーの曲でした。(あんまり、そんな曲はないようです。)

”ほとんど曲例が見つからない特殊な調” ですって…。

♪ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op. 60 / サンソン・フランソワ (ピアノ)

一年前には夢でしかなかったシンガーソングライターになってしまいました。

作詞はあの偉大なるシェイクスピア、“ ほぼ曲例の見当たらない ” 希少な曲です。( ͡° ͜ʖ ͡°)

夜のしじまに ~ シンガーソングライターの誕生♪

先日のARiHaのライブを聴きに来ていたKさんが、教えてくれました。

スケールの練習って退屈に思えるけど、実に効果的なんだそうです。
たとえば、F#キーのこの曲なら、ファとシが白鍵になる。

このスケールを意識すると、コードを押さえる時に、ファとシが白鍵を押さえる動きが自然に出来るような気がする。

 

サブドミナントのC♭(B)、そしてドミナントのD♭(C#)が、
トニックのF#で解決するという音の動きが、たしかに随所に出てきます。

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イエスタディ (Audacityバージョンの出来上がり。)

2017年01月29日 | ツールとしての音楽

イエスタディって、歌うのが意外に難しい。(お正月なのにイエスタデイ ~ 祝 2017 ポール来日)

うまく自分の声域で、
テノールというよりは、ポールが真似たエルヴィスのようなバリトン・ヴォイス風に歌ってみたいのだが、なかなか出来ない。

で、歌乗せの練習用に、こんなのを作ってみました。 

弾きながら歌うのが難しいのなら、伴奏を先に録っておいて、歌だけ後乗せしてみる。

それでもむずかしい‥ (u_u)

でも、こうしてガイドヴォーカルを一旦作っておいてから、歌合わせするようにしたら、歌い方が分かってくるような気がする。

ポールが来日するGWまでには納得できるように仕上げたいです。

イエスタディ(Audacity Take)

( ↓ ) 参考になりました。

 

 

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コードの四分打ちからの脱却

2017年01月29日 | ツールとしての音楽

「12ヶ月で12の調を (12キーのスケールを弾く& 12キーの主要な3コード進行を弾く)」、

これを軸にしたピアノの基礎トレで、着実にチカラをつけていく試み。

第一回は、Cキーと、その平行調のAmキーです。

まずは第一回としてやること(スケールとコード進行)を、鍵盤紙に書き出してみました。

コード進行の練習が効きそうです。
音階が跳躍し過ぎないように滑らかに弾くためには、
第一~第三転回形を選びながら弾かないといけませんから、
同じ転回形でコードを行き来するよりは、はるかに実践的な練習になります。

コード進行を考えるようになって、すぐに発見がありました。

コードネームが並ぶと一見複雑ですが、数字コード(ディグリーネーム)に置き換えると、結構シンプル。

12キーのダイアトニックコードを並べたのを見ると、こんなの覚えられないなぁと思いましたが、
数字コード(ディグリーネーム)に置き換えてみると、単純です。

これから練習していく主要なコード進行は3つ(Ⅰ、Ⅳ、Ⅴの組合せ)ですが、
1、4、5」って、実は、メジャーキーのすべてです ! 

1、4、5の並びが変わるだけ。そのコード進行が、メジャーコードのコード進行のすべてになる。

(ちなみに、ツー・ファイブ(Ⅱ ⇒ Ⅴ)は、2m ⇒5という、マイナーキーが混ざったコード進行になる。)

こうして俯瞰することができれば、やることがシンプルに感じられる。

さて、これから、12ヶ月で12のメジャーキーとマイナーキーに馴染んでいこうという試みをしていく中で、
ちょっとした工夫や寄り道をしながら、音楽的な基礎力も強化していこうと思います。

~ 今回は、コード進行の練習を愉しくするために、いろんなリズムパターンを採り入れてみることにしました。~

参考にさせていただいたのはこちら ⇒ ピアノ弾き語りレッスン【4つ打ちからの脱却方法】

 四分打ちからの脱却

録画すると、覚えが早まるのに気づきましたが、
こうして書き物をすることも音楽力を上げることにつながるような気がします。

四分を八分の固まり×4つに分解して、さらに十六分を入れていく。
全体の拍数が変わらないように、符点をつけて調整する。

16分を入れるリズムパターンは3つ。

たぶん、これはあくまでも、リズムパターンの一例に過ぎないのだと思います。
でも、そうやってひとつひとつ確かめていくことが大事な気がします。

楽典を妙に深追いすることなく、ポップスやロックに役立つ知識に絞って、上達への道筋を示してくれる本として秀逸。

これでいいのだ、と思わせてくれる。

 

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12ヶ月で12の調を (12キーのスケールを弾く& 12キーの主要な3コード進行を弾く)

2017年01月07日 | ツールとしての音楽

新年を迎えての意識改革事始め。

電子ピアノを買ったのは、病明けの2013年の夏のことでしたが、
(ヤマハの電子ピアノ P-105)
やがて触ることが少なくなり、一年近くのブランクを経て2014年の冬に再開。
(Hey Jude ~ ピアノ再開)

それでも頼る先生や仲間も定まらずに難民化していましたが、2015年の暮れになって今のピアノ教室に出会いました。
(龍のいる谷間にて ~ 第一夜)

2016年は、ゴルフの方は目に見えるような進歩が見られませんでしたが、
この一年でようやくピアノは習慣のように生活に入り込み始めてきました。
(ゴルフも意識改革に取り組みたいです。)

一方で、音楽的な基礎への取組みは不足したまま。
1年前にピアノ教室に通い始めた時にはハノンの練習をしたりもしましたが、
今は、基礎トレは特にやらずに、時間が潤沢にあるわけでもないので、好きな曲を弾きながらポイントをアドバイスして頂いています。

不足している音楽の基礎へのアプローチとして、
こういう読書は面白いのですが、直接的にピアノ弾きに役立つわけではありません。
⇨ ⇨
音感を磨くために ~メロディの正体と調性について~
音感を磨くために ~音程の捉え方について~


漫然と読んで、何となくわかったような気になって、実はほとんど血肉になっていない。
愉しみのためだけの読書になりがちで、訓練や実践を伴わないので身についてこない。
別に専門家になるわけでもないし、それはそれでいいではないか、とも思うが、
一年は過ぎてしまうとあっという間なので、何か手応えがほしいのです。



そのためのアイデアとして、
「一ヶ月毎に一つ、12ヶ月で12の調性(スケールとコード)に馴染んでいく」ことを習慣化しようと思います。
上に掲げた本を横串にして俯瞰してみると、これが自分にとっては、効果的なアプローチではないかと思えてきました。
自分用に編み出した、ハノンのような基礎トレ、我ながらいいアイデアです。

(50歳前の手習いで始めた遅いピアノですから、やみくもに進むのではなく、頭を使って気を利かせて覚えていかないと。)

たぶん、さらっとやって形だけ終わりにする月も多くなるとは思いますが、それでいいんです。
漫然と一年が過ぎるよりは、軸になる基礎トレがあって、節目に意識的になって過ごすほうがいい。

( ↓ ) 先ず、スケール弾きをちゃんと練習します。

横方向の音階(スケール)の調性(キー)については、
縦方向のコードの構成音のように一音でマイナーかメジャーか判別できるものではなく、
何となく腑に落ちないので、体感として理解したいからです。

 一ヶ月目はCメジャーと平行調のAmから。
12ヶ月かけて、下のコード表をすべて青で囲みます。

(マイナーキーのスケールは、平行調なので、メジャーの音階の6番目の音を主音にして、
そこから「全・半・全・全・半・全・全」の音階(ナチュラル・マイナースケール)を弾くだけです。
スケールを弾いた時の解決感に工夫をするハーモニック・マイナースケールやメロディック・マイナースケールはとりあえず無視します。)

( ↓ ) 次に各キーの主要なコード進行を練習します。

~下のコード表はとても役に立ちます。
上の表がなくても、各キーのⅠ~Ⅶの各音階に書かれているコードのルート音を弾けば、上のスケール練習にも使える。

これでもって、各キーの主要コード(Ⅰ(T)、Ⅳ(SD)、Ⅴ(D)を使った、3コード(T⇒DT, TSDT, TSDDT)の進行についても、
頭ではなく音を体感しながら理解していきたい。

スケールとは別に、
コード弾きの練習としては、メジャーコードとマイナーコード12個を弾く訓練をすると、
すごく効果的な練習になるそうなのですが、なんだかやる気が起きずに放置しておりました。
(下表は転回形を含めて見やすく弾きやすくなるように一覧化したものです。)
([ピアノ弾きおじさんへの道] コードを覚えるためのアイデア)


下表だけでなく、上の表で各キーのスケール練習と併せて、
濃く色塗りされた部分を抜き出して、主要な3つのコード進行(T⇒DT, TSDT, TSDDT)を弾いてみる。

Cメジャーなら、
1)T⇒DTは、 C⇒GC
2)TSDTは、 C⇒FC
3)TSDDTは、C⇒F⇒G⇒C
を弾く練習をしてみる。

(書きながら気付いたのだが、日本人好みとされるツーファイブ(Ⅱ⇒Ⅴ)進行が含まれていない。これも練習に含めよう。)

 一ヶ月に一個だけとはいえ、シンプルながら、コード弾きにとっては、ハノン以上に効果的な基礎トレになりそう。
やりながら、あれどうだっけ?これどうだっけ⁉︎って横ぶれがあると、楽典への気づきも出てきて、自然と知識も広がると思います。

一年経った時に、何かしら目に見えるような着実な進歩を。

※ 一ヶ月に一つのキー(正確にはメジャーと平行調のマイナーの二つ)について、
スケールとコード進行を学んでいく動機付けのための12ヶ月ビデオ・マラソン、ブログをツールとして立体的に使う試み。
練習しながら、ビデオを追加したりして、アップデートしていくつもりです。

(初稿 2017.01.07、~Cメジャーとその平行調Amを練習。スケール弾きは左右の指くぐりも再確認。)

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プーチンのピアノとロシア民謡とレディマドンナ

2016年12月23日 | ツールとしての音楽

武術からハンティングまでこなし、マッチョなイメージで知られるロシアのプーチン大統領、
“私は音楽や歌が上手なわけではありませんが、音楽は大好きです”と言って、ピアノの弾き歌いにも取り組んでみせる。

グレン グールドにも似た、唸るような弾き歌い。
おじさんの歌は、必ずしも麗しくなくてもよいのだ。

В. Путин сыграл "С чего начинается Родина" и спел песню

ロシア民謡の一週間、さしたるイベントの有無に頼らずとも豊かな抒情。
レディ マドンナの歌詞にも似た、ごく普通の一週間、
それがオクターブで揺らぎながら歌になるのです。

【ロシア音楽】一週間 (Неделька) (日本語字幕)

ピアノ教室に通い始めて一年になります。( 龍のいる谷間にて ~ 第一夜 )
そんな年の暮れに練習しているのはレディ マドンナ。
ピアノはバラード系の曲が多くなりがちなのですが、これはクールなロックナンバー。
マーサ・マイ・ディアにも似たオクターブ奏法の左手ベースの動きとか、ピアニスティックな感じで弾いてて愉しい。

こうして撮影してアップするのは、それ自体がとても良い練習になります。
自分の弾きぐせというか、つっかえ具合を客観的に見れるからでしょうか。
エンディングや間奏もこれからだし、うまく歌を乗せるのもこれからですが、少しずつ上手になってゆけばいいや。

レディ マドンナ 練習中

天声人語の書き写しはやっていませんが、そういう鍛錬の仕方もあるのです。
書き写しもピアノの弾き写しもどこか似ているような気がする。
新しい言葉や音、それらの使いまわし方をなぞってみることで、
適当だった稜線がキワだってきて、感性を高めていけるのだと思う。
なぞったり、真似ぶことの大切さ。

 

生身の人間は、まして音楽をやろうというような感性豊かな人間は、
その日の天気、気分、体調、場の雰囲気などに左右されるもので、また、左右されて当然なのだそうです。
また、音楽をやっていると、感受性が強くなり、敏感になってくるために、緊張を感じやすくなったりもするそうです。

感性の豊かさは年を重ねた分だけ備わっているというのに、
大人はそこにフタをして、あるいはそこに価値を置かず、上手に出来るかできないかの世界にはまりがちになるという。
そうなるとスターウォーズのダークサイドのようなもので、なかなか抜け出すことが出来ないらしいのですが、

「緊張しない方法はないけれど、動揺しない訓練は出来る」。

「私は私で行く」と居直って、震えながらでも「心を開く」こと。

” 心や感性には老いというものがなく、死ぬまで成長をし続ける。”

ピアノでもって何を鍛えようとするのか、何を豊かにしようとするのか。

上手に出来ないからとフタをしたり、あるいは価値を置かず、ということはしないでいよう。

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[ピアノ弾きおじさんへの長い道] The Long and winding road / でも憧れの曲を弾き通せた喜び

2016年10月29日 | ツールとしての音楽

下手くそなのは分かっているのですが、
50前の手習いでピアノを始めた時には、届きそうになかったのに、曲がりなりにもなんとか通しで弾けるところまで辿り着けたのが嬉しい。

(この頃は単なる憧れだった。 ⇒ C、F、Gのコード弾きから / The ロング アンド ワインディング ロード )

50歳の夏の課題曲として練習を始めて、エンディングや間奏をつけるのが遅れて、秋になってからのアップになりました。

まだ完成といえる段階でもありませんが、一里塚でもあります。
上達に合わせて、いろいろアレンジを工夫したり、フィルインのパターンを変えたりしていく「この一曲」にしようと思います。

ところで、ゴルフ・スイングの動画をアップすると、手厳しいコメントが来ることが多いのですが、
こんな下手なのに、ピアノの動画には、こき下ろすようなコメントが来ることもありません。
ピアノ人には寛容なひとが多いんだなぁ、とその差を不思議に思います。

~ あ、そもそもコメントできるレベルでないだけなのかもしれません。(汗)

The Long and winding road / ピアノ弾き歌いへの道

 

( ↓ ) これをお手本に。

Como tocar "The long and winding road" (The Beatles) - Parte 1/2 - Tutorial y partitura

フィル・スペクターがプロデュースしたオーケストラや女性コーラスの入った正規バージョンはそれはそれで魅力的で、
タケカワユキヒデさんのカバーも秀逸でしたが、
([ピアノ弾きおじさんへの道] 2015/年の瀬の音楽漬け)
これは、ポールが最初に意図していたNakedなピアノバージョンに忠実な感じ。

他の曲に関しては、youtubeで見つけたお気に入りの演奏を真似しながらとはいえ、
ピアノの先生の所では、楽譜をベースにして教わっていたのですが、
この曲に関しては、持ってる楽譜は殆ど役に立ちませんでした。
(フィルインのメロディなんかは全然違うし、ポップス系だと楽譜には編曲者の意図が入ってオリジナルとは違ったものになっていることがあるのだということをあらためて思い知りました。)

( ↓ ) 曲の完成途上のアーリーテイクは、とても参考になります。
    音質とかそんなのはともかく、曲が生まれ落ちて、磨かれていくのを聴いているのは愉しい。

The Beatles-The Long And Winding Road -Rare

( ↓ ) youtubeを見るようになって、アマチュアの演奏に聴き入ってしまうことも多くなって、
    音楽ライフが豊かになったように思うのですが、
これもそんな中のひとつ。
         歌詞の意訳のしかたも新鮮で、とてもリリカル。

THE BEATLES*THE LONG AND WINDING ROAD cover

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