ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

[2016年11月] フックとトップをボール位置左で修正する (そして流れてゆくゴルファーの歌)

2016年11月27日 | ゴルフィーライフ[ラウンド編]

理想やイメージを高く掲げ、現実とのギャップにもがく。
そんなダンディズムこそが、ほんとうに求めるべきゴルファーの姿なのだろうか。

理想と現実の差にもがきながら決してそれを顔には出さず、ホールアウトするまでボールを追いかける。
ゴルファーにはそんな身の処し方もあると思うのです。(篠田正浩)

(回すのではなく、右肩を後ろに引くドライバー(重力使いの名手へと)

理想が高すぎる、とよく言われる。だから、いつも現実との差にもがいている。

然し50代ともなれば、現実的な目標に軌道修正しながら、柔らかに軽やかに、ゴルフを愉しむ術を知るのも良いのではなかろうか。

勇ましいのもいいが、つまづいてばかりの、彷徨うゴルファーの心根に刺さるこの歌。
幸せなスコアなんて滅多になくても、不幸がることはない。そんなのはゴルフに限った話でもない。

” 幸せだとは言わないが、不幸がるのはガラじゃない。
君の欲しいものはなんですか。”

吉田拓郎「流星」wowow

さりげない日々につまづいた僕は
星を数える男になったよ

おぅおぅおぉ、流れてゆく

遠い人からの誘いは艶やかで
だけど、訪ねさまよう風にも乗り遅れ

おぅおぅおぉ、流れてゆく 

おぉ、私のことみたいじゃないか。

北風にはばまれ、いつものゴルフにもつまづいた時、
艶やかな理想やスコアの代わりに、綺麗だなぁと空の星を数える。
いろいろと乗り遅れてしまったようだが
そうして忘れかけた大らかさを取り戻す。
僕の欲しかったものは何ですか。
(スコアばかりというわけでもない。)

これ、いつか弾き歌いのレパートリーにしたい  無骨だがピュアな感じが、どこかトム ウェイツに似ているようにも思う。

 忘れかけていたゴルフの楽しさを思い出した。

今日は、シニアや女子プロ向けのクラブぢゃないか、と敢えて試そうともしなかった、グローレF2をコースで借りて試し打ちしながらのラウンド。

驚いた。

素直に振れば、真っ直ぐに飛んでいく。
チーピンやフックに悩まされていたのは、右軸とか右サイドへの意識とか、だんだんと過剰な動きや癖がついてしまっているからだった。
右サイドでインパクトしたいから、アドレスでのボール位置が右寄りになってきて、クラブがインサイドから寝て入るようになってしまう。
スイングは生き物だから、良かれと思ってやっていたことが、いつしかやり過ぎになる。

(  ↓  ) チーピンやフックは、右寄りに置いたボールを強く叩きに行って、過剰な動きが入ってしまうからだと気づきました。

 ボールは左足寄りにセットする。

煽り打ちが無くなり、右サイドも長く使えるし、振りがスムースになった。、

  ボール位置を左に寄せるのと併せて、アドレスを丁寧にしよう。

『ライ角なりにきっちりと構える。』

これを今までは軽視して、手先でトゥ側でインパクトしたり、わざわざ難しくしていました。

今使ってるキャロウェイのXR16ドライバーのライ角を、ガチャガチャってレンチでアップライトに調整したら、
縦振りになって、フックが治まるのではないかとも思ったが、
そんなことをすれば、アップライトになった分、ハンドダウンに構えることになるから、
トゥ側が浮いて、左に行きやすくなるようです。

(  ↓  ) ライ角の理屈や重要性を誤解していた。

 

(  ↓  ) ソールがラウンドしているウッドはまだしも、
特にアイアンはソールの仕方をライ角なりにセットしないと安定しなくなる。

 

この日、ボールを左寄りにセットして、ライ角通り丁寧にアドレスするようにしたら、スコアが大幅に改善した。
43/47の90.
(最終18番でParを取ったら80台だと勘違いしていたのが勿体なかった。)
ティーショットが真っ直ぐ飛ぶと、2打目以降のリズムも良くなる。

 

 

試打したグローレF2(思った以上にGL6000という純正のフジクラのシャフトは挙動が安定していた)のせいで巻き球が治まったのか、
上に書いた気づきの効果が大きかったのか、が分かりづらいところもありますが、長らくのスランプを脱出できました。

さっきも書きましたが、スイングは生き物だから、いつしか身心の習慣(クセ)が蓄積されていく。

身心のわだかまりや障害になっているクセを正して、
抑制の効いた、正しい方向感をもった動きを旨とする、
アレクサンダー・テクニークのような技法に学ぶべきところは多いように思えます。

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[2016年11月]赤城の乱

2016年11月26日 | ゴルフィーライフ[ラウンド編]

九月のパーゴルフ・ダブルス選手権に出る前あたりから、球にまともに当たらなくなった。

ことごとくトップする。

初心者に戻ったみたいだ。

ふつうの人とどこか違っているのではないかと思うくらい、私の場合、崩れ始めると極端に崩壊する。

 

赤城に備えてのホームのラウンドでも、ノーボギー(言うまでもなくパーセーブの意味ではなく、全ホール ダボ以上ということ)のハーフ66だった。
後半は練習に徹しようということで、スコアをつけずに試し打ちしながらのラウンドとなったためスコア提出を免れているが、スコアメイクってどうするんだっけ?ってくらいに酷い。

ティーショットはひと頃ほどのチーピンは治まったにせよ、巻き球の傾向が続く。
チーピンを怖がって振り切ることができなくなっているのか、OBは出るのに、飛距離は出ない。
トップするから、2打目以降でも平気でOBを打つ。残り100ヤードからでもOBを打つ。

この日も乱れ調子のまま、前半64.
オールボギーのハーフ45を目安にしていたのに、50台を通り越して60台を平気で叩く。

後半途中で濃霧中断、よかったと思う。

黒歴史が、記録(スコアカード)には残らないから。

それに、濃霧の中で僅かに射す光の風景が好きだったりする。

トランプ組とのラスベガス・マッチ、
大木金太郎兄には、一発逆転を起こすバーディーを期待されたが、ふがいない私。
( ゴルフの賭けアラカルト )

~ ラスベガスは、二人それぞれのスコアを並べるのだが、バーディーを取った方の組は相手のスコアの並べ方を逆にできる。
たとえばPar5でバーディーを取った組のスコアがそれぞれ4、9で、相手が5、9だったとしたら、普通は49対59だが、49対95になる。

リングの外にいるまんまで、タッチを交わしてリングに入ることすら出来ていない感じだ。

 

今回は赤城カントリークラブではなく、赤城温泉街に宿をとった。
同じ赤城とはいえ、山の反対側に回り込むように一時間ほど走らないといけないのですが、
料理も温泉も素晴らしかった。

  

てまえは、山女魚の刺身。これははじめて。
真ん中は、群馬名産の「銀ひかり」。虹鱒なのに、身が赤い。
山の宿で食べる名産は多々あれど、刺身の魚というのはあまりないと思う。

 

さて、朝風呂からあがって朝日を待つひと時。

下手なゴルフが、はたして湯治で治るのか。

 

二日目も呪われたように60台を続けた前半だったが、後半は20打近く改善して、47でホールアウト出来ました。

(最終ホールで2m弱のバーディーパットを決めていれば、ラスベガスも一気に50点縮められたのに。)

湯治というより、やっぱり後半出だしのPar、これが何よりのクスリになったのだと思います。

ようやくゴルフをやってるフィーリングを取り戻す。

トランプに、左への回転が止まってすくい打ちになっている点を指摘されました。
右軸への過度な意識が、スイングのバランスを悪くしてるように思う。
ダブルス選手権を挟んでの九月以来のスランプ、これで脱出を図ります。
右足のかかと使いを丁寧に改善して安定させる。
テーマにしている右サイドを柔らかく長く使うことにもつながる。

でも、ゴルフダイジェストには逆の記事が。右足カカトをつけて右足つま先を上げている。
吉田一誉プロのレッスンのほうが、これまでの私には合っている。
右肩が下がらなければ、こちらのほうが飛ぶし、右足の長さが安定して揃うからいいと思う。
要は、それくらい右軸足の足遣いは重要だということ。

 

頭と首を起点にした抑制と方向感で、蓄積された身心の習慣(クセ)を正して行くアレクサンダー・テクニーク、
もともとは音楽演奏者や舞台俳優のための技法のようで、ポールやスティングもレッスンを受けていたらしい。
これをゴルフ用にアレンジして使えないものか。
50代からの身心の遣い方に必要な柔らかさや、自然力の引き出し方みたいなもののヒントがあるような気がする。

 

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In The Blink Of An Eye / ポールの新曲

2016年11月02日 | お気に入り♪(ビートリー)

ポールの新曲が届きました。

きりっと寒くなった11月の夜、自宅最寄駅からの帰り道に、歩きながら聴くのが好きです。

特別にはっとするような驚きのあるメロディというわけでもないのに、
とても疲れを癒してくれる。何度も聴きたくなるような滋味がある。

凛とした、少し冷たい空気の中で響かせると、勇気を伴って迫ってくるような音と歌。

よく似た感想を持ったポール近年の曲たち。

Hope For the future/ ポールの新曲、Destiny(運命)のテーマ

( I Want to) Come home/ ポールの最新曲 再び ♪

今回はポール初のクラシック作品となったリバプール・オラトリオで組んだ、カール・デイヴィスが参加したクラシカルな小品。
(ポールは、もっと、カールと組むべきだと思う。 リバプール・オラトリオ)

「翻訳は良い趣味だ」(内田 樹)、
まだ、和訳も見当たらないので、適当に意訳してみました。

Paul McCartney - "En un Parpadeo"

I can see your shadow     君の影が見える
Underneath the moon      月明かりの下を行く君
Maybe a winter cloudburst  寒い冬の土砂降りになりそうだが
Heading this way soon      躊躇わずに この道を進んで行け

In the blink of an eye     瞬きのようにあっという間だった
Many songs have been sung 一体幾つの歌を歌っただろう
Many lives have gone by   一体どれだけの生命とすれ違ったろう
We will never give up     ぼくらは決して諦めはしない
We will hold on to love    ぼくらは愛を手離さない
With no reason to cry    泣かないといけない理由なんてあるものか


この映画は、『スノーマン』で知られる絵本作家レイモンド・ブリッグズの絵本『エセルとアーネスト』(1998年)をアニメーション映画化したもの。「In the Blink of an Eye」は映画のエンド・クレジットにて流れるテーマ曲です。


ポールはもともとブリッグズのファンで、アルバム『McCartneyⅡ』に収録された「Bogey Music」はブリッグスの『いたずらボギーのファンガスくん(原題:Fungus the Bogeyman)』に影響された楽曲。

ボギー・ミュージック、
タイプの全然違うナンバーだけど、もともと自分で楽しむ用に作ったという、好き勝手なガラクタ感が面白い。
ベースやドラム、パーカッションのリズムを幾層も重ねて
いろんな声色のボーカルや合いの手、さらには動物の鳴き声までがかぶさっていく。
たぶん、大方からの評価はそんなに高くないと思うけど、
” Without Bogey Music, Life is imcomplete (ボギーミュージックがなけりゃ人生はまるで不完全だ )"
Woo~ ってのがいい。

Paul McCartney - "Bogey Music" 2011 Remaster

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