飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

山際湿地(仮称)の花

2008-09-07 23:02:47 | いきもの暦
 うちの近くに休耕田が自然に返りつつある小湿地があります。面積は約20㎡。勝手に「山際湿地」と名付けて、オオハンゴンソウ(環境省が定める特定外来生物)除去作業などをしています。


 今回は、今朝見かけた花をご紹介します。
 まずはイボクサ。水田雑草としてポピュラーなもので、農家の方には嫌われていますが、ここでは他の草に埋もれそうになりながら咲いていました。よく見ると薄紫色を帯びていてきれいな花ですね。イボを取る薬効があるための名だそうですが、もうちょっといい名前をつけてあげたいです。


 続いてヒヨドリバナ。湿気のある草地の植物で、湿地の中にも生育します。ちょうど満開くらいの時期のようで、虫たちが集まっていました。


 こちらは、とっても小さいコケオトギリ。これも他の草に埋もれながら咲いていました。オトギリソウの仲間で小さいことからついた名前とのこと。黄色い5弁の花、大成する葉など、オトギリソウと共通する特徴を備えています。
 
 ちなみにこちらが、本家(?)オトギリソウ。これもうちの近くに咲いています。(ちょっと露出オーバーで白くとんでいますが実物はきれいな黄色の花です)


 山際湿地(仮称)には、クサレダマも生育しています。昨年はサワギキョウもあったのですが、今年は見当たりません。時々見に行って、様子をお知らせします。

庭の花とチョウ

2008-09-07 00:37:27 | いきもの暦
 今日は、久しぶりの予定の無い休日。9月になって、秋らしさも感じられます。ワレモコウが花盛りになってきました。



 春からの課題だった、薪ストーブの薪割りに取り掛かりました。
 秋空の元、とはいえ30度位にはなったようで、結構汗をかきながらの作業となりました。
 久しぶりの肉体労働はこたえました。何本か薪割をし、やすんでから積み、またやすんで割って・・・という感じで、スローペースになってしまいました。

 休んでいるとき、庭の片隅で目立つ色合いのイモムシが・・・。


 ちょうど脱皮をしたところのようで、足元(というのかな?)には脱いだばかりの皮がかたまっていました。周りにはスミレの葉をむしゃむしゃ食べているやつもいました。
 調べてみたら、これはツマグロヒョウモンというチョウでスミレ類を食べるとのこと。サナギにはピカピカ光るトゲがあり、かっこいいです。元々暖かい地方に住んでいたのが、パンジーの苗について分布を広げているとのこと。この辺でもあちこちに植えてありますね。ちなみに分布拡大の原因が、地球温暖化による北上とも考えられているとのこと。ホントのとこ、どうなんでしょう?

 もう一種、止まっているチョウを見つけました。


 こちらはツバメシジミ。後ろ羽のオレンジ色とちょっと出たヒゲ(というのかな?)がお茶目です。幼虫の食草はマメ科の草とのこと。マメ科というと写真はとってませんが、最近はネコハギが白い花を咲かせています。ネコハギは白い毛が生えた様子がネコっぽくて好きです。近い内に写真を撮ってみます。

 肝心の薪割りは、ちょっと中途半端なところまでしかできませんでしたが、明日の防災訓練(地域全体であるのです)が終わって、昼から再開です。今から割って積んでおいても、あまり乾かないかなぁと心配していますが、これもまた勉強で、来年の薪作りに反映していきたいと思います。