飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

『みんなで守ろうイノシシ被害』

2009-02-18 00:23:02 | できごと
 昨日今日と、冬らしい寒い日が続いています。今朝はうっすら積雪もありました。もうちょっと積もらないかなぁ・・・。

 今日は、高山市役所農務課が主催する農作物被害対策講習会『みんなで守ろうイノシシ被害』に参加してきました。

 講師は、江口祐輔氏。農文協などから、イノシシ対策の本を出している方で、畜産畑出身らしくイノシシの生理生態に基づいて行動様式などを写真・動画も用いてわかりやすく説明していただきました。

 「忌避剤は効果まったくなし。効果があるように一見見えるのは忌避するのではなく、一時的に警戒しているだけ。」
 「秋にウリボウを見かけたからといって、野生で1シーズンに2回出産・子育てすることはありえない。春に生まれた子が何らかの理由で死んでしまった場合にのみ、2度目の交尾をするものがいるだけ」
 「意図しないで餌付け行為をしていることに気付いてほしい」 など、目からウロコの話がいろいろ聞けました。

 私の住んでいる集落は、地域住民総出で一昨年、山沿いにワイヤーメッシュを張り巡らしたのでイノシシ被害はなくなっていますが、またいつ乗り越えてくるかもしれません。油断せず、点検をしなければ!と思いを新たにした研修会でした。3月5日には、井上雅央氏によるサル被害対策の講習会があるので、そちらにも参加する予定です。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 イノシシの被害は深刻ですね。 (風来坊)
2009-02-18 20:19:31
 荒らされたあとはただ立ちつくすだけすね。
 ちょっと前までは雪の多いところは居なかったが最近では随分多くなってしまいましたね。
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 風来坊さんこんばんは。 (みやてるさん)
2009-02-18 22:38:08
 イノシシ被害は、高山市ではかなりひどいですね。ここ10年くらいを境に分布がかなり拡大しています。どこかで56豪雪のようなことがあれば、また以前の分布レベル(というか被害レベル)に戻ると思うのですが。小坂町だったかには豪雪によって餓死したシカの供養碑があるとのことなので、自然のサイクルでそのうち元に戻ると思っています。
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 みやてる 様 (風来坊)
2009-02-19 20:55:50
 供養費は萩原町宮田にあります。
 萩原文庫にはシカやイノシシの被害に困っていた記録があります。
 大雪で大量にシカが死んで供養碑が建てられましたが翌年には被害が出たとあるので大雪ぐらいではなんともないような気がします。
 私の好きな斐太後風土記をながめているとシカやイノシシが結構広く分布していたのが読み取れますので今が元に戻ったというほうが正しいかも?と思っています。
 一度明治初頭のイノシシの分布を推定してみます。
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風来坊さんこんばんは。 (みやてるさん)
2009-02-19 23:40:36
そうですねー。いつの時点を基準にするかで、見方はまったく変わることが多いですね。地球温暖化とか、外来生物問題なども、その辺りが整理されていない議論が多い、というかほとんどがそのような気がしますね・・・。
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はじめまして、うなうさん。 (みやてるさん)
2009-02-22 14:41:42
南房総からようこそ!
実は私も15年位前は千葉に住んでいまして、一年間は夷隅町(現いすみ市)に住んでいたのです。南房総も観光や山登り、カヌー(海で)に出かけたものです。懐かしいですねー。イノシシもですが、南房総といえば、キョンの被害は大丈夫ですか?
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