飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

山スキー、再開!・・・しようかな。

2013-02-04 00:54:47 | 登山
 この週末は、行事なども無く、いくつかたまった用事を片付けました。

 宮笠講習会の宿題(去年作りかけだった笠も1つ完成させました)、ランニング10km、そして去年からやろうやろうと思っていてなかなか手がつけられなかった、山スキーの手入れです。



 山スキーは、15年ほど前に、冬山(いつかはデナリ!)に登るなら山スキーが必要、と、大枚をはたいて買い揃えたもの。

 当時住んでいた千葉県の、ヨシキスポーツ(習志野だったかな)で購入しました。

 板はブラックダイヤモンドのデソレーション。山スキーにもカービングスキーが導入され始めたころのものだったような記憶があります。

 金具は、ジルブレッタの404。皮製の冬用重登山靴が使えるものということでこれになりました。最近になってネットで知ったのですが、もう生産中止になったようで、一部の山屋さんによれば名品との評価も。他の金具は知りませんが、周りでも皮製登山靴で山スキーをやる人はほぼ皆無ですから、私にはこれしかありません。重いかな、とは思いますが、シンプルな構造で、しっかりしたつくりになっていて、気に入っています。

 さて、山スキーで登山する際には、スキーの裏に『シール』というものを張って、滑らないようにして歩きます。『シール』はsealで、アザラシ(の毛皮)のことをさします。アザラシの毛皮は体表に対して一方に傾いて生えているため、一方には毛がなびいて滑りますが、逆向きには毛が滑らない抵抗力を発揮して滑らないのです。(説明しても分かりにくいでしょうが、触ると一発で分かっていただけると思います)

 むかしは本物のアザラシの毛皮を使っていたそうですが、最近は毛皮が手に入らないため化学繊維など人工的なもので代用されています。それをスキーに粘着材で貼り付けるのですが、ずーっと使っていなかったので、粘着材が劣化してつかなくなっていました。新しく買うことも考えましたが、買うとけっこう高い・・・で、今回は粘着材を再生させる作業をしました。

 用意したもの。シール(あまり聞いたことの無いポモカ社製)と、粘着材(ブラックダイヤモンド社のゴールドラベル)です。



 粘着材の使用方法は、日本語でも解説されていました。あと、ネットでも調べて参考にしました。



 まず、紙製の茶色い買い物袋などを、劣化した接着面に当て、アイロンを中温にして当てます。すると、紙に古い粘着材がしみこんでくるので、紙をはがすと取れてきます。





 始めは、はがすと紙が破れてシールに残ってしまい、全部はがすのに手間取りましたが、だんだんなれてきてはかどるようになり、1時間ほどでシールの粘着材がほぼ取れました。

 次は新しく粘着材を塗ります。薄く塗ってへらで伸ばし、時間を置いて4回重ね塗りをしました。その後12時間以上乾燥させて完成。



 今日触ってみたら、いい具合にくっつきそうです。というかかなり強くくっつきました。

 来週の連休あたり、近くのスキー場の端っこで、試運転してみようかなー。