くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

日本語学校

2017年07月20日 | Weblog

■雨宮さんから日本語学校を作りたいが許認可がいるかという連絡があった。日本かベトナムのいずれの話だろうと思い問い合わせるとハノイで作るという。そこで日本人学校の多田さんならわかるかもしれないと思い連絡すると、政令73号の申請がいるだろう、ちょうど日本語学校の経営者と食事するから来ますか、ということになった。ネットで政令73号を調べるとジェトロだかジャイカだかの「ベトナムでの教育産業への進出調査」とかいう資料がでてきたので送ると、そういう大規模な学校ではなく無資格でできる塾みたいなものだという。そんなら許可をしらべなくったって、、とは思ったが実際に認可をうけてやっているのかどうかは調べてみる必要がある。

ベトナム語の授業はキャンセルになったので調査資料にざっと目をとおした。日本語学校というのは利益が少なく日本語教師が集まらないので経営は苦しく大学の留学やインターンシップをやって食いつないでいるところが多いらしいことがわかった。

多田さんとはインドチャイナハノイの裏あたりのレストランで学校のスタッフの人、会計会社の人、とズンさんが来た。女性の経営者で子供たちの日本語学校という特殊な分野のようでその関係で日本人学校との付き合いがあるようだが、秩父の小さい技術系の会社に実習生を派遣していて、その会社がiphone関連機器に携わっていて頭角を現してきて評判になっているというような話しがあった。

日本人学校を作る話をすると、最近若い日本人がベトナム語もはなせず、法律もしらないくせにしきりと日本語学校を作りたいという話をよく持って来ると言う。多田さんこそ日本語学校設立に従事した人だから社会主義国家での許認可手続きのポイントをご存知だと思うが、同席の同僚のベトナム人の方もとくにベトナムの許認可には時間も手間もかかり、当局との関係維持という微妙な作業が必要で、ベトナム人との共同経営でもなかなか難しいという話だった。

彼女もこの仕事で4年目でようやく採算が合うようになったのですよ、という話。意外にも僕の働き始めたヤマトを知っていて最近仕事の話をしたけど変事がなかった、みたいなことを言っていた。

レストランはとても雰囲気の良いしゃれた感じで天井から下がるライトのシェードに古い魚とりの竹かごを使っていたり、壁に古いタイコのような民族楽器がつるしてあったりまるで日本の古民家風の趣もあるビルの2階だった。

帰って雨宮さんに報告。彼はあきらめきれないのか、できないときは実習生を養成するところをインタビュウしてどれくらいの人数を確保できるか調べてほしいみたいだ。

帰り際に僕の食事代を多田さんに出してもらったと思い次回は僕が、、というメールをした。

コメント
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