30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

サトイモの試し掘り

2013-10-19 | サトイモ



ほんのり赤い皮肌が特徴のセレべス

サトイモの収穫が近い。収穫の適期は霜が1,2回降りたときだ。私の住み町でいうと初霜は11月中旬以降になる。そうなるとまだ先だが、そこまでは待てない理由がある。

サトイモの後作はタマネギと決めている。タマネギの植えつけは11月初旬になる。そのスペースを確保しなければならないのだが、狭い菜園だからいつもそのことに悩まされる。ことしもほかに空きスペースがなく、やはりサトイモを掘り上げて、そのスペースをタマネギに明け渡さなければならない。

サトイモの収穫を初霜のころまで延ばしたいのだが、そんなわけでそれができない。今月末までにはすべて掘り上げて保存しなければならない。毎年こうなる。

サトイモは初霜のころまで待てない理由がもう一つある。それは食べたいからである。サトイモは、私の感覚でいえば秋のものだ。初冬まで待てない。サトイモ大好きなわたしは一刻も早く食べたいのである。

栽培しているのは、愛知早生、ヤツガシラ、エビイモの3種。いずれもうまい品種だ、と思っている。ことしは生育期の7月は少雨で乾燥が続いた。灌水施設があればいいのだがそれがないから雨乞いの日々であった。サトイモの不作は2年続いている。すべて雨不足だ。ことしも不作かとあきらめた。ところが8月からの雨で息を吹き返した。遅過ぎた雨だが少しは生育してよくなった。満足のいく出来からは程遠い。背丈が低く、茎が細い。それでもすっかりあきらめた7月のときと比べるとだいぶよくなった。

サトイモ栽培は3種といったが、知人から赤芋のセレベスを少し分けてもらい植えつけていた。セレベスを作ったのははじめてだ。そこでこれを真っ先に試し掘りして味見をすることにした。

昨18日、セレベスの試し掘り。できがよくないことはとうにわかっているものの、それでも掘り出すときはわくわくする。やっぱり収量が少なかった。数は少ないものの子芋は十分な大きさに育っていた。よく育ったなというのが最初の印象だ。これなら十分である。セレベスは親芋、子芋とも食べられる。芽が赤いのが特徴だ。芽ばかりでなく皮肌全体がほのりと赤みを帯びている。すぐに煮物にしてくれた。味はわたしが好きな3種に比べると率直なところ落ちる。それともかみさんの味付けが悪かったのか。

ことしは一昨年と同じ凶作とあきらめていたのだが、この試し掘りで、ほかの品種にもほんの少しだが期待が持てる気がした。なんかいい感じだ。


    

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