30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

日光-明智平~半月山~阿世潟(2の1)

2013-10-30 | 登山

 ↑明智平展望台から、日光連山、中禅寺湖、華厳の滝

↓半月山展望台から、八丁出島の紅葉と遊覧船の眺め


山行日 2013年10月28日(月)日帰り
天気 快晴
山域 奥日光
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅4:43=5:05北千住5:15=東武動物公園乗換、栃木乗換=7:36東武日光駅7:41(バス)=8:20明智平8:25-8:35明智平展望台8:50-10:08明智平分岐-10:30中禅寺湖スカイライン手前の展望台10:45ー11:14中禅寺湖展望大11:21ー12:03半月山-12:13半月山展望台12:40-13:38阿世潟峠-13:54阿世潟-15:10中禅寺温泉バス停15:25=16:35東武日光駅=北千住駅=我孫子駅


←速報=日光の紅葉はこちら

日光の紅葉には満足した。中禅寺湖畔といろは坂の上部がちょうど見ごろのため、稜線から眺める湖畔の紅葉と日光連山が美しかった。いい景色を見ると心が豊かになる。いまこの山行記録を書いていても、その気分が続いている。

秋の登山は紅葉が目当てだ。10月初旬の那須岳はすばらしかったのだが、あいにくと終日ガスでこころゆくまで眺めることができなかった。不満が残る。もう一度紅葉を眺めたい。こんどは日光を歩こうと、紅葉情報を見ていたが、どうもはっきりしない。ネットであまた紅葉情報の特集があるのに「いまどうなのか」の情報がなかなか取りにくい。それで腰を上げることができなかった。

いま中禅寺湖畔の紅葉が見ごろだという情報をやっと見つけた。台風27号が通り抜けたあとだけに晴天続きの予報だ。日光は紅葉時期は大混雑する。週末は避けて快晴マークの平日を選んだ。

登山コースは明智平から半月山を経て阿世潟に下りた。時間があれば社山まで登る予定でいたが、途中の景色を見るのにたいぶ足を止めてしまい、予定時間をオーバーした。社山はあきらめた。というより最近のわたしはすっかり鈍足になってしまったから、たぶん社山までは無理だろうという気持ちは最初からあった。


紅葉シーズンで渋滞します。余裕をもって行動してください」。バスの運転手さんが呼びかける。早めに下山したほうがいいのか。迷う。いろは坂ではマイカーが次々とバスを追い抜いていく。

スタート地点の明智平。ロープウエー乗り場は、8時30分ごろの始発を待つ人の行列ができていた。すでに30メートルはあろうか。通常は9時始発だが紅葉時期は運行開始時間を早めるようだ。



この青空。快晴だ。目の前には男体山。眺めがいい。紅葉はたしかにこの明智平から上の方が見ごろのようだ。

行列を見て、ロープウエーの利用をあきらめた。展望台まで歩くことにした。登山道はある。2万5千地図にも載っている。乗り場からロープウエーが上がって行く方向を見ると、その先に道がある。しかし入り口に「通行禁止」という立て札だ。この看板を見てあきらめるのが普通の神経の持ち主だろうが、歩く人もいることを知っていたのでこの道に取ることにした。



快適な道である。どうしてこんないい道が「通行禁止」なのか。たぶんロープウエーを利用してもらいたいのだろう。きょうのところは先を急ぐ。日光交通さん、ごめんなさい。

10分足らずで展望台。あっというまに着いた。ちょうど下からロープウエーが上がってきた。2人乗っていた。社員のようだ。まもなく営業開始らしい。



すぐに展望台。すでに7,8人がカメラを構えていた。ロープウエ―が動いていないからどこから登ってきたのか尋ねたところ、やはりわたしと同じ「通行禁止」の道だった。

展望台からの景色はじつにすばらしい。青空、日光連山、中禅寺湖、華厳の滝、それに紅葉と、構成要素が多いのによくまとまっている。これを見たかった。始発のロープウエ―が到着したようで、観光客がやってきた。急ににぎやかになった。



展望台からは明智平の乗り場の様子を見下ろすことができる。行列がまだ続いている。

景色にくぎ付けになり、だいぶ長居してしまった。きょうはゆっくりもできない。先を急ごう。
さいごに「一枚おねがいします」。紅顔の美少年はいまや軽い髪のジジイになった。

 

5分も歩くと、登山道の右手から踏みあとが合流した。きっとこの先に展望のいい場所があるに違いないとその踏みあとをたどる。標識はないのだが、やはりそうだった。登山を長くやっているとそんな感覚が身につく。
華厳の滝が大きく見え、男体山に隠れていた白根山が姿を現してきた。 



茶の木平を目指して山道をたどるのはわたし一人のようだ。一歩分けいれば素晴らしい景色が待っている。

鉄塔。ここからの眺めもいい。足を止めてばかりいる。



鉄塔の下には霜柱。

日光連山。

最初の分岐。ここは左の細い道を取る。右は巡視路だ。



すぐにまたも分岐だ。こんどは右の細い道を取る。あとは笹原の中の一本道。



稜線の紅葉はすでに終わっているが、まだところどころ見ることができる。



女峰山。



ブナの黄葉。ほとんどが落葉している。



日光白根山をアップで。

ここが地図に記載のある「観瀑台」だろう。しかし木々が邪魔して肝心の華厳の滝がよく見えない。



半月山への標識。ここまではほぼ予定通りの時間できている。

稜線をたどる。また右手に踏みあとを見つけた。ここもたぶん展望がいいのだろう。やはりそうであった。名も無いビュースポットだ。まもなく中禅寺湖スカイラインに出る手前に展望台があるが、それのほんの少し手前にある。気がつかなければ通り過ぎてしまうところだ。
中禅寺湖畔の紅葉が見ごろだというのがよくわかる。

こんどは、中禅寺湖スカイライン手前の展望台。ここは先程と変わらぬ景色が広がる。
ここでひと休み。

中禅寺湖スカイラインに出る。「茶の木平遊歩道入口」のバス停があった。道路を横切って狸山へ取り付く。
今回歩いたコースはわたしにとっては軽いものとなめてかかっていたのだが、これはまちがいであった。なんどもアップダウンがある。



狸山。鉄塔があった。見晴らしはよくない。素通り。



狸山の山頂から半月山が見える。

狸山を下ると、中禅寺湖展望台。かなりの車だ。

ここの展望台は登山者と観光客でにぎわっていた。ここまで静かな道をひとりで歩いてきた身にはうるさく感じる。さっさと写真を撮って、半月山へ向かう。最初は急登だ。

カラマツの林



半月山の頂上に着いた。展望はない。ちょうど正午なのでここで昼飯をと考えたが、頂上標識を確認しただけで素通り。ここまでスタートしてからの行動時間は3時間40分だった。

今回のコースで見たかったのは、明智平の展望台からの眺めと、半月山の展望台からの眺めだ。前者は期待通りだった。そのうえここまでくるところにあるビュースポットからの眺めにも満足していた。今回はうまくいったなとほくそ笑んでいた。

次の目的の半月山展望台までまもなくだ。急ごう。

 

ここで一区切り。

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