30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

サンマの塩焼きに添えるもの

2013-10-08 | ダイコン

仙台の知人からサンマが届いた。9月中旬につづいてまたも女川港に水揚げされたものだ。こんなにいただいていいものかしらと思ってしまう。最初にいただいたサンマは格別にうまかった。刺身にしても塩焼きにしても、サンマをこんなにうまく食べたことがあっただろうかと思うくらい感激した。とくに塩焼きがよかった。酒なんか飲んでいるどころではなく、もくもくと夢中で食べてしまった。相手にそのまま素直に伝えた。

そんなに気に入ってくれたのなら、と無心してしまったようなものである。申しわけない。こんどのサンマもうまかった。水揚げされたものを翌日に食べているのだから、新鮮そのものだ。そうわかっていながらもことしのサンマは例年になくうまく感じられる。こんども塩焼きのほうがうまかった。

焼きサンマに添えるものといったら、大根おろしにスダチかカボスといったところが相場だろう。といってもわたしは外食が大嫌いだからこのところ外でサンマ塩焼きを食べていない。月給取りのころ、定食屋で注文するとだいたいが大根おろしが付いてきたからその頃の記憶でしかない。家庭でどうサンマの塩焼きを食べているのかも、ほかの家をのぞいたこともないからわからないのだが、大根おろしで食べているところが多いのではないのかと思う。

わが家はといえば、大根を使うのは同じだが、大根おろしでは食べない。大根おろしではサンマを水っぽくさせるだけで、せっかくの味が台無しになるからだ。わたしが育った家ではサンマの塩焼きを食べるときに、大根おろしを使わない。大根を千切りにして、そこに葉と茎を入れて浅漬けしたものを使う。これを焼きサンマにたっぷりのせて醤油をかけて食べる。サンマの脂っぽさを消してさっぱりした味わいになる。小さいときからそうして食べてきた。結婚してからもかみさんがそれを作ってくれるから、生まれてからいままでそうして食べている。

ダイコンは自家菜園のものを使いたいのだが、まだ収穫できない。9月初旬にタネをまいたから、収穫は11月初旬になる。残念だがダイコンは買う。しかし市販のダイコンは葉っぱを切り落としているものが多い。そこで葉っぱは、いま菜園で栽培中の間引き菜を使う。大きなダイコンの葉っぱは硬く筋があるから、若くてやわらかい間引き菜を使ったほうがうまい。自家菜園のおかげである。

大根の浅漬けをたっぷりと山のように盛って食べる焼きサンマ。これがわたしにはたまらない。


    


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