30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

不撓不屈の冬ネギ

2013-10-17 | 下仁田ネギ

昨16日の台風26号を含め、9月中旬から台風がたびたびやってくる。ことしは多い、そんな印象だ。昨日は午前4時過ぎから大雨になった。次々に雨雲がわたしの住む千葉県東葛地方にやってくる。気象庁のレーダーを見ているとまるで集中攻撃だ。雨が峠を越すとこんどは強風が吹き荒れた。

夕方に畑を見回る。
近所の掘立小屋のような物置や灌水施設の建物は傾いたり、倒壊していた。作物はいずれも北からの風で南側に傾いていた。強風で、葉ものは千切れたり、こすれたりしている。見た目は悪いが壊滅的被害はなかった。ほっとする。作物にとっては雨よりも風のほうが手ごわい。

冬ネギは台風が来るたびに葉が折れたりちぎれたりする。なんともかわいそうな気がする。それでもすぐに姿勢を立ちなおして元気になる。冬ネギはもともとが丈夫なのだろうが、それでも見るたびにその生命力に驚く。まさに不撓不屈である。いまどき不撓不屈なんて、力士が昇進伝達式で口上に使うくらいなものだが、冬ネギにはその言葉がぴったりする。

冬ネギは順調に育っている。この冬は下仁田ネギと九条太ネギの2種類だけだ。12月になると食べられる。これらは昨年10月にタネをまいたのだがら、収穫までに1年と2カ月かかる。

このため、来年12月から食べる冬ネギのタネまきはこの10月だ。すでに済ませた。ことしはいつもの3種、赤ネギ、下仁田ネギ、九条太ネギのタネをまいた。まもなく芽が出てくる。秋にタネまきを忘れても春まきができるのだが、わたしはいつも秋まきしている。

九条太ネギを食べてみた。食べられないことはないが、冬ネギのやわらかさに慣れた私の舌にはまだ硬く感じられる。もうしばらくの辛抱だ。


    

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 懲りないでことしもソラマメ... | トップ | サトイモの試し掘り »
最新の画像もっと見る

下仁田ネギ」カテゴリの最新記事